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Caffè?

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仕事中、朝の9時半頃になるとオフィスに誰かがやってきて私に"Caffè?"と聞いてくれます。つまり「コーヒー飲みにいかない?」ということです。イタリアでは朝食がかなり軽視されていて、家で食べて来ない人もたくさんいます。そのかわりこうして9時半から10時頃にコルネットと呼ばれるイタリア風クロワッサン(バター抜き)と一緒にカプチーノをいただいたりして朝食としてしまう、という人が多いんですね。私は職場の駐車場確保のために朝は始業時間8時半に対して7時頃に到着するようにしているので家からヨーグルトなどを持参して職場で朝食をとることが多くなってきました。

私はもともと、私の両親の影響でコーヒーは大好きで高校生の頃くらいから朝食にはコーヒー、ケーキをいただくときはコーヒー、食後のコーヒー、といろいろな機会にコーヒーを飲んでいました。それが大学生になってからさらに増えて一人暮らしでも朝からかならずドリップコーヒーをいれて、学校やバイトから帰って来てもコーヒーを、とコーヒーだらけの生活でした。バイトもコーヒーに力を入れているドーナツ屋さんだったので(一度煎れて30分たったら廃棄してしまうほどの力の入れ具合)幸せな休憩時間のあるバイトでした。

アメリカに行ってからスターバックスの生みの土地であるワシントン州に住んだためドリップコーヒーだけでは飽きたらず、エスプレッソ系のコーヒードリンクも大好きになりました。私が渡米したのは1996年なのでそのころ日本にも第一号のスターバックスができて、日本にも「カフェラテ」だの「カフェマキアート」だの、一応イタリア語なんですけれども多少アメリカナイズドな言葉が入ってきましたよね。自宅にもエスプレッソマシンを購入して毎朝、毎晩と楽しんでいました。

今住んでいるイタリアは当然コーヒー天国です。1ブロック毎に小さなローカルなバールがあるし、観光地でなければカプチーノはだいたい安くて60セントから高くて1ユーロ程度。コーヒー(エスプレッソ)は50セントから70セント程度でしょうか。当然ローマ市中心部の観光客が集まるところで席に座って飲んだりすると、ぎょっとするほどのお値段のこともあります(3ユーロなど!)。でもたまたま観光地にいるというときは、そんなことは気にせずにコーヒーを飲んだりします。つまり、私にとってコーヒーはコーヒーでしかなく「ああ、コーヒーが飲みたい」というときにお財布の許容範囲で美味しいコーヒーが飲めたらそれが一番大事なことなのです。

イタリアのバールではレジで支払いをして、レシートを持ってバールのカウンターにいってバルマン(バリスタ)さんと目が合い次第注文をするのが一般的です。バールやバルマンによってその「キュー」はさまざまで、"Prego?"(注文どうぞ?)と丁寧にいってくれる時もあれば"Ciao dimmi?"(やあ、言って?)とかなりカジュアルに聞かれることもあれば、無言でじっと見られる場合もあります。それでもなんでもいいのです、私は私の好きなコーヒーさえ手に入れられれば。それで注文しますが私は普通のカフェが基本的に好きなので"un caffè, normale per favore"(コーヒーをひとつ、普通のをください)とやるか、ちょっともうちょっと濃いのがいいときは"un caffè, doppio per favore"(コーヒーをひとつ、ダブル(ショット)でください)とやります。朝だとカプチーノなどが欲しいので"un cappuccino per favore"ですね。

上に出てきたスターバックスの「カフェラテ」はイタリアでは通じたり通じなかったりするでしょう。「カフェ」はコーヒーで「ラテ」、正確には「ラッテ」は牛乳です。ほとんどのところでは思った通りのいわゆる「カフェラテ」が出てくると思うのでそこまで心配はいりませんが田舎だと「?」ともなりかねません。日本やスターバックス等でいう「カフェラテ」が欲しい場合は「ラッテマッキアート」というと間違いないでしょうね。「マッキアート」とはイタリア語の受動態で「マーク(しみ)をつけられた」というような意味なので「ラッテ(牛乳)」にエスプレッソのしみがついた状態が「ラッテマッキアート」というわけです。逆に「カッフェマッキアート」も同じで「カッフェ(エスプレッソコーヒー)」に牛乳のしみがついた状態ですね。上の写真はトールグラスに入っているのがラッテマッキアート、手前がカッフェノルマーレです。私の家の近所のホテルのバールでいただきました。ホテルのカフェはだいたい高いのですがクオリティが高いこともときどきあって私は嫌いではありません。がやがやわいわいしていないのも良い感じ。

週末に朝早く起きて「さて今日の予定は」なんてベッドの中で考えたりしているときに「とりあえずコーヒーでも飲もうかな」と思いついた時のワクワク感ってすごいなぁといつも思ってしまいます。2度寝ができそうなくらいふんわりしていた私の脳みそもサクっと起きて貧血+低血圧なのにガバっと起きたくなってしまいます。そこをなんとか我慢してゆっくりと身を起こしてキッチンでコーヒーを準備する幸せ。沸かしている間にお気に入りのカップを準備したり、コーヒーのためだけのテーブルセッティングをしたりして、かなり好みな時間です。そして私のコーヒーポットが「コトコトコトコト」と言い始めたときの慌ててキッチンに走らされる感じもなにもかも全部まとめて好きです。

職場で友人や同僚と"Caffè?"と言い合って屋上のテラスで飲む時間も幸せの時間。カウンターで注文してからバルマンが無造作にぽんぽんと置いてくれるコーヒーを受け取る時間の小さな幸せ。「マッキアート」で白いハートができていたり、ときどき3つのハートになっていたりして幸せが倍増、3倍増してしまうことも少なくありません。

週末の朝に近所の友達が眠そうな声で電話をかけてきて「コーヒーいこう」と誘ってくれることもよくあって、そういうのはだいたい11時ごろなので早起きの私はもうすでに朝のコーヒーは1ラウンド終わってしまっているのですが、それでも二つ返事で行ってしまいます。土曜日、日曜日の遅い朝のバールは大人気で老若男女みんなでおいしいカプチーノとおしゃべりで盛り上がっていて、家では作れない系統のペイストリーを頼んでブランチ代わりにしてしまうのです。朝、すっきり目覚めさせてくれて、わくわくさせてくれて、幸せな気分をくれて、同僚や友人との社交の潤滑油にもなってくれて、しかもすごく美味しいコーヒー、いつもありがとう。

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毎年2月の第1、2週頃を目安に、イタリアでは謝肉祭、カルネヴァーレが行われます。イタリアに来て初めて気づいた事の中に、世の中にはラテン語源の言葉がたくさんあるんだ、ということがありますが、このカルネヴァーレ(英語だと当然カーニヴァルですね)もそんな言葉のひとつ。カルネとはラテン語で(イタリア語でも)お肉のこと。ヴァーレはラテン語で「行け(去れ)」ということで、断食の前に行われるお祭りってことらしいですね。イタリアで有名なカルネヴァーレはヴェネツィアで行われるもので、仮面舞踏会などで有名なのではないでしょうか。ローマでは子供達が仮装したりダンスパーティなどがあったりちょっとしたところでパレードなどがあったりします。

イタリアでこういうイベント事で欠かせないのが食べ物です。写真のお菓子はこの時期になるといろんなバールやパスティッチェリアにどんどん並ぶお菓子で、イタリア語では「キアッキエーレ」と呼ばれてます。「ぺちゃくちゃおしゃべりする」というような意味もあります。が、これは「イタリア語」であって、実はローマではそんなことをいっても「ん?」「ああ、これね」というちょっと鈍い反応になると思います。というのもここでは「フラッペ」と呼ばれているから。それで調べてみたんですが、たよりになるWikipediaによると以下のように呼び名は土地によって全然違うようですね。同じ食べ物のことなのに。

bugie (Genova, Torino, Imperia)
cenci o crogetti (Toscana)
cioffe (Sulmona, centro Abruzzo)
chiacchiere (Sicilia, Campania, Lazio, Sardegna, Umbria, Puglia, Calabria e a Milano)
cròstoli (Ferrara, Veneto, Trentino, Friuli, Venezia Giulia)
fiocchetti (Montefeltro e Rimini)
frappe (Roma)
galàni (Venezia, Verona, Padova)
intrigoni (Reggio Emilia)
rosoni o sfrappole (Parma, Modena, Bologna, Romagna)
sfrappe (Marche)
sprelle (Piacenza)

揚げ菓子なのですが全然油っこくなくて私は好きです。粉砂糖がこれでもかというほどまぶしてあるので洋服が真っ白になります。その辺を汚さずに食べるのはほぼ無理なのでお行儀のよい人には無理です。この時期にはこのお菓子を友達と贈り合ったりして楽しいのです。私もこの量をイタリア人の友達のAにもらいました。即職場に持って行ってみんなにお裾分けしたんですが、こういう季節感のある食べ物ってわくわくしますね。しかもカルネヴァーレってなんとなく春の到来を喜ぶもののような気がするので、まだ冬の寒さのまっただ中とはいえ、心が浮き立つ気分がして幸せになります。ちなみに今年のAsh Wednesdayは2月17日だそうなので、カルネヴァーレの最終日はその前日、2月16日で、アメリカではこの火曜日はパンケーキを食べる習慣があったと思うんですが、イタリアではどうなんでしょうね(滞在5年目に入ったのにまだ知らない)。

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ハマム

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昨日仕事が終わってから仲良しのリトアニア人のDと一緒にハマムに行ってきました。6時半の予約で出たのは9時近くだったので2時間半みっちりゆったり。

この写真でわかるように、このスパはローマ遺跡を改築して作ったもので、見た目すばらしいです。水曜日と金曜日は女性だけの日なのでみなさん全裸でうろうろしてます。まずはこのタイルの台かまわりの大理石の台に座ってあたたかいお湯を浴びたあと、泥ソープをぬりまくって毛穴を開きやすくします。しばらくこのお部屋でのんびりしたあとは奥の熱めの蒸気サウナへ。15分程度で心拍数があがって滝のような汗が出てくるので落ち着くのをまって出ます。また20分ほどのんびりしたあとまた熱いお部屋へ、というプロセスを何度か繰り返すと自分でもはっきりわかるほど皮膚が浮いてくるので、そこでここでお仕事をしている水色のシャツを着たお姉さんに声をかけます。

そこでやってくれるのがターキッシュスクラビング。全身をくまなくスクラブしてくれるんですね。そのあと清潔なシャワーに入るのですがそのとき完全に古い角質を一枚脱いだ!という実感がわくのが強烈にうれしいんですよねー。そのあとのジャグジーでDとひたすらコイバナに花を咲かせたあと(彼女は久しぶりに激しく恋愛中)またシャワーを浴びて、ジャスミンティーをいただいてゆっくりしたあとかえりました。

今回おもわずお得なアボナメンティ(回数券)を買ってしまいました。だってどうせ行くのにやっぱりその度にお金を払っていたらもったいないかなと思って。そしたらかわいらしいメンバーズカードをいただいて、こんなことで超ハッピーになったりして、私って単純です。

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小六月

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昨日ローマでは12月だというのに、さんさんと太陽が照って数々の遺跡や教会に反射してとても美しい1日でした。そこで思い出したのが、この秋にちょっとだけ訪れた小諸(写真)。

私の愛読書である「千曲川のスケッチ」は、日本の山国の田舎での暮らし、厳しい冬の日々、ひたすら歩いて移動する修学旅行、などを先生から「君」と呼ばれながらなぞるような感覚で読んでいく本で、その細かい描写はまるで絵画のようで、人生の中で一度も訪れたことのなかった小諸という場所を文章から画像に変換し脳裏に焼き付けることすら可能にさせるものでした。

ちょっとだけ興奮しながら訪れた小諸からは千曲川という名称はなくなり、川にはダムもできていて半近代的な低いビルもあったりして私の想像とは残念ながら違ったものになっていましたが、秋深くなってきていたその時期のちょっとだけ不思議なあたたかな気候が記憶にのこりました。「小六月(ころくがつ)」という言葉を覚えたのはその「千曲川のスケッチ」を初めて読んだ13歳の時です。春の心浮き立つ気持ちとは少しだけ違っても、なんとなく嬉しい気持ちになる秋のあたたかな1日でした。

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1キロの松茸

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10月に、職場でとある大きめの会議があって、ブータンのカウンターパートの皆様とお仕事する機会があったのですが、そのときにお土産でいただいたものがこれです。ブータンでは松茸の需要はほとんどなく、ものすごく安いものだということで恐縮されていましたが、日本だと1キロって5万円を下らないのではないかと思って非常に驚き、こちらが逆に強烈に恐縮しました。国産のものだともしかしたら10万円くらいになってしまうようなものですよね。

そこでそのときにローマにいた日本人のみなさまにせっせと「松茸あります」とお知らせし、おひとりさま2本ずつお持ち帰りいただいて、私にも2本残ったので松茸ごはんに松茸のお吸い物に、はたまたパスタにもしたりして秋の味覚を楽しみました。ありがたいことです。

それでそのときに「こんな大量の松茸にお目にかかる事は滅多に無いはず」と思って記念撮影しておいたものが今日アルバムから出て来たのでこうしてフリッカーに載せることにしました。そのまま焼いてお醤油でいただいたりもしましたが、個人的には松茸ごはんが一番美味しかったです。香りの良いごはん、といったところ。

ローマはもうすっかり冬です。最近ちょっと不運が続いてちょっとストレス多めになっていますが、私自身は健康そのものなので不満をいえる立場ではありません。再来週の専門家会議のためにラストスパートをかけたら、そのあとは年末年始の休暇です。そのときたっぷり楽しむためにも、今はお仕事頑張ります。

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秋の雨

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最近ちょっとお天気の悪いローマですが、今日は久しぶりに晴れました。職場であるFAOで世界の要人を集めたサミットが行われているため、私は家で仕事をするTeleworkingのオプションを選んで久しぶりに何の電話もかかってこない、誰も訪ねてくることのない静かな仕事環境をかなり楽しみながら(いつでも美味しいお茶を煎れて飲めるしね)充実の1日を送りました。たった1日でかなりいろいろと終わった気がする。これがありがたいことに水曜日まで続きます。たまっている読み物やレポート書きなどに取り組みたいと思っています。

さて写真は実はローマにある日本の大使公邸のお庭。2週間ほど前にここで天皇誕生日祝賀パーティが行われ、200名ほどの大使やパーマネントレップのみなさんが招待される中、現大使の温かいお心遣いで、国際機関の1職員である私のような者も招待していただき、久しぶりにお寿司や天ぷらなど日本食を楽しみました。抹茶ティラミスも美味しかった。

でも見渡してみると明らかに減ってきている邦人職員の数にちょっと寂しい気分がしたのも確か。その少ない日本職員の中でも、実は日本の省庁からの出向の方々が大半で、実際に日本政府に関わりなく仕事をしている日本人はかなり少ないです。ローマで日本語をしゃべる機会はほとんどといっていいほどないので、こういう機会はとても楽しく、もっと日本人が増えればいいなぁと心の底から思ってしまいますね。

ところで先週の金曜日はスウェーデン人のAと、私たちお気に入りの彼女の家のすぐ近くのトラットリア(この記事の一番下の方にかいている、Domenicoというところ)にまた行ってきました。おいしいバカラのフリットをアンティパストにプリモはリコッタとカルチョーフィのラビオリ、セコンドはパスしてドルチェにトルタディメーレ(アップルケーキ)とカッフェ、そしてディジェスティーヴォにアマロをいただいて帰りました。いつ行っても美味しくて素敵なお料理。

面白かったのが食事中にオーナーが私の席にやってきて、「日本人らしい人から電話がかかっているのだけれど、話が通じないので通訳してほしい」と言われ、電話に出てみたところ日本からの予約のお電話でした!お店の人のいうままに、日時(12月11日という遠い日付にちょっとびっくり)、名前、人数などを聞いて電話をきりましたが、この小さなトラットリア、日本にも知られているとは思えないのですが、とても不思議。最後に「会えるのが楽しみ」って伝えて!とオーナーにいわれて思わず「お待ちしております」って言ってしまいました。ここに常時日本人がいると思われちゃったらどうしよう。それにしてもこのトラットリア、メニューがないのでイタリア語ができないとちょっと厳しいかなと思わないでもないですが、まぁきっとなんとかなるんでしょうね。しかも私が思うにハズレのないところなので、「おすすめを」という注文でも満足できるお食事ができるでしょう。それにしても面白い体験でした。

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秋のボルゲーゼ公園

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今日は良いお天気に恵まれた土曜日となったので、午前中にちょっと用事を済ませたあと、お気に入りのバール+パスティチェリアでイチゴとカスタードのパイを買って、ブランケットとクッションと本を持ってボルゲーゼ公園にでかけてきました。ボルゲーゼはひたすら芝生の広場が広がっているのですが、美術館近くの噴水のあたりにちょうどフラットになっていてお日様があたっている部分を見つけたので、お気に入りのチェックのブランケットを広げて太陽の下で本を広げました。

おりしも近くの散歩道でサックスの演奏を始めてくれたので思いついてiPod nanoでビデオをとってみたら意外に素敵にできたので(撮影の腕はダメダメですが、ライブ音楽と落ち葉の音がなんだかいいかなと思って)嬉しがりでこうして載せているところです。こうして落ち葉を見ながらいい音楽につつまれて、ギャレリアボルゲーゼのバールで買ってきた温かいコーヒーを飲みながらの読書は本当に幸せな気分。落ち葉をしっかり見るにはフルスクリーンにして(右下のアイコン)見てみてくださいね。

日曜日の明日は雨が降るとの予報が出ているので家でのんびり本の続きを読もうかな。読んでいるのはJonathan Safran FoerのExtremely Loud and Incredibly Closeというわりと斬新なペーパーバックです。

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今日はAさんと話し合って、今までなんだかんだと理由をつけて、中に入った事のなかったコロッセオに入ってみました。

私がローマに来た2006年には無料だったフォロロマーノが去年から有料になって、このコロッセオとパラティーノの丘の遺跡と3つでセットで12ユーロという驚くべき価格(はっきり言って高い)にかなり不満はあったものの、今回入ってみて、二人でやっぱりすごいねぇと合唱してしまいました。すべてがアーチ型になったコロッセオ。四角だとやはり崩れやすいということがこれを建築する以前に分かっていて、技術的には大変であってもすべてのものをアーチ型にする気合い。そしていたるところにゴロゴロしている豪華な大理石。

思わず地球科学者であるAさんに「ねえ、大理石ってどうやってできるんだっけ」と聞いたのは、実はそれを知りたかったからではなく、大理石になったあとはそれはどうなるんだっけと思ったからです。イタリアの水はかなりカルシウムが多いのですが、大理石になったあとのあの白い物体はどうやって水に溶けるようなカルシウムに戻るんだっけとふと思ったのでした。

Aさんはまず「火山活動なんかの熱で溶けたりはするよね」と答えてくれてそれからいろいろいろいろと難しい説明をしてくれたのですが、私の頭がぼーっとしているのか何なのか、今はっきり分かっていることは、地球にとって2千年というのは大した年月ではないとAさんが言ったこと。貝殻のかけらやいろいろなものが海の底で堆積してそれに何らかの力で熱と圧力がかかり、プレートテクトニクスでどかーんと持ち上げられて(造山活動)山になってそれを切り崩してやっと出てくる大理石、という状態に、それこそ少なくとも何千万年という時間がかかっているので(近年日本やイタリアで出てくる大理石はだいたい1億年前くらいのものらしいです)、それを切り出して像や柱を作ってそれが2千年かかって崩れていったとしても、それはそのまま普通に大理石として残っているでしょうということでした。

でもなんだかんだいっても、こうして紀元前の遺跡を見ながらも「まだまだ」と思っている地球科学者をよそに、やっぱり私はこういう遺跡をみると寒気がするほど知識のあった当時のローマ帝国に感動せざるを得ないのです。

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Aさんがやってきた

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土曜日に主人のAさんが休暇をとってローマに遊びにきてくれました。その日の午前中はたまたまParmaに住んでいる友達のCが、今度Ph.D.プログラムに入るためスペインに3年行くというのでお別れにローマに来てくれていたので、彼女と彼女のお姉さんのSとそのお友達と4人で朝ご飯と昼ご飯までカンポデフィオーリの近くで楽しんだあと、家に帰って時間をつぶし、そのあと空港まで迎えに行ってきたのでした。

日曜日の昨日はさっそく、私のローランギャロス号を満タンにして、ローマから2時間ほどドライブしてウンブリア州のペルージャに遊びに行ってきました。イタリアのチョコレートといえばトリノのチョコか、このペルージャのチョコか、といわれるのですが、それほど有名なチョコレート工場がここにはあります。去年あたりのイタリアの映画で「チョコレートレッスン」というようなタイトル(不確か)のものがここを舞台に撮影されましたので知っている方もいるかもしれませんね。そしてなにより、世界のナカタさん。彼はペルージャのチームに数年いらっしゃいましたね。最初のゲームの3ゴールは本当にトリハダでしたよね。

そして月曜日の今日はのんびりしようということになって、お昼からトラステベレの散策に行ってきました。上の写真は私の最近のお気に入りのトラステベレらしいオステリア(食堂)、Da Corradoというところ。バイクがとまっているところが窓側の席になっていて、景色もなにもありません。その先のドアには看板もありませんが、そこが入り口。写真で分かる通り、ここはとっても下町の食堂風のなところなのです。サービスや見た目などには全く気を使っていませんが、ここのみなさんは笑顔があるので私は好きです。

ここには実は2週間前ほどに初めて行ったのですが、そのとき適当に頼んだBuccatini all'Amatricianaのあまりの美味しさと麺の完璧な茹で具合と、あまりに適当な盛りつけといろいろにびっくりし、後味もすごく良くて(本物のマトリーシェらしく、辛めの味付けです)はっきりいって大感動したので、今回もあの感動をもう一度、という気分でアラマトリチャーナにしました。Aさんは真夏のように暑いローマを歩いているためその気分のまんま、ペンネアラビアータ(怒ったペンネ)を食べていました。写真で見ると似た感じのソースですがアラビアータは本当にアラビアータでかなりピリピリします。そしてどちらもすごく美味しいです。

それからセコンドはふたりで半分にしよう、といってInvoltini di Manzo(牛肉巻き)をいただきました。ちゃんと2皿に分けてくれてとても親切です。ここは近所のパン屋さんから焼きたての美味しいパンを持ってきてくれるし、水も私の好みのNepiの水で私にとってかなりツボです。残念ながらメニューはないのでちょっと言葉の壁はありますが、気持ちでなんとかなりそうな気配もあるので、もし旅行でトラステベレにいらして、ローマらしい食堂ごはんを食べたいと思われる方には是非おすすめです。イタリアにはいろいろと細かい不満から大きな不満もありますが、お料理がおいしいと何もかも許せるので良いですね。イタリアのトマトソースは濃くて甘くて本当にイタリア以外では食べた事のない味がして満足します。「太陽の味」という感じ。ああ今日行ったばかりなのにまた行きたいです。

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夏のローマ

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ローマ市内を流れるテベレ川はそれはそれで趣きがあるのですが、夏になるとこうして何百もの露天が両岸に出て、たくさんのレストランも軒を並べ、すっかり楽しい雰囲気になります。つい先々週まではローマの人もまだローマにいたのでこの両岸は人だらけで嫌になるくらいでしたが、先週からバケーションシーズンが本格化してローマからすっかり人がいなくなったため、こうしてスッキリした感じになっています。

私は毎年言っているかもしれませんが夏のローマが大好きです。信じられないくらい暑くてびっくりしますが(実際体感温度はフィリピンのそれよりも高く、非常に蒸し暑いです)、それでもなんだかイタリアらしい開放感があってすごく良いです。いろいろなところでイベントも行われているし、とにかく前出の理由で市内の交通渋滞はないし、楽しいことばかり。唯一の難点はたくさんのお店やレストランやバールが夏期休暇をとっていて開いていないことくらいでしょうか。遺跡なんかも夏は人が少なくて良いのですが、この暑さだと外にいるとバテてしまいそうです。ですから屋内のもの、美術館などをめぐるには最適だと思います。

日曜日はアメリカ人の友達のMとこのテベレ川沿いのステーキ屋さんで食事してきました。雰囲気もいいし、すぐ近くでは野外での映画も5ユーロでやっているしで楽しめました。また夏が終わる前にもう一度くらい行きたいです。

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Anzioのビーチ

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今年に入ってまだ3回目のビーチですが、今日はAnzioというところに行ってのんびりしてきました。お天気も良く、暑すぎず風もあり、といったところでなかなか気持ちよかったです。

それにしても朝から準備していたときに「ビーチで読もう!」と思っていた、読みかけで続きがすごく気になっている本がなぜか見つからず、読みかけにしていた時には全然どうでもよかったのに一日中その本の続きについて考えてしまいました。未だにみつかりません。もしかしたら旅行に行ったときに飛行機の中に忘れてきてしまったのかも、と思ってちょっとブルーになってしまいます。そして続きが気になる。

そのかわりといっては何ですが、Nick Hornbyのエッセイというか読書記録のThe complete polysyllabic spreeを読みました。単純なる読書記録であって、別にリビューというわけでもなく淡々とした感想というよりは気持ちの流れがつらつらと書いてあります。特に読むのが楽しいだとかそんなことは書いてないのに、時系列になったチャプターのタイトル(例えばMarch 2005、など)の下に箇条書きにされた"Books bought:"のリストの部分をみただけで、ああ、読むのが楽しいんだろうなぁと思えます。リストしたい気分がすごく分かる。野球好きな人がストライクだったりボールだったりセーフだったりアウトだったりすることを全部含めて、ベースボールというものを愛するように、外したりすることを含めて読むことが好きなんだなと思いました。

そしてそんなことを考えながらふと周りをみると、こんなイタリアのビーチ。イタリア人にはときどきいろいろな意味でいっぱいいっぱいにさせられるけど、包括してイタリアはいいところだと思いました。ビーチを出てポートで食べたシーフードレストランもすごく美味しかった(Osteria da Carloというところ)!ローマから40分くらいだったのでまた遊びに来ようと思います。

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4年目のイタリア語

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非常に突然ですが、私は日常をなんちゃってイタリア語で乗り切っているつもりなんですが、実際は全然上達していなくて反省しきりということもあり、この夏友達のフェデリカにお願いして集中講座を開いてもらうことにしました。

今日は記念すべき第一回で、私はなんと今まで恐るべき事に全ての動詞を現在形と過去形だけの応用でこなしていて、未来形を使ったことがなかったので、フェデリカが「じゃあ今日は基本に帰ってBe動詞とHave動詞ね」と復習することになりました。言い訳ではないんですが、イタリア人でも「これから〜に行く」とか「来週〜をする」などの表現は現在形で行うことがほとんどなので、私の限られたイタリア語会話では未来形の必要がなかったんです。

で、今日学んだ事をまとめておきます。ってすっごい雑談したのがバレてしまうメモですが、まあいいか。

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La Parrina

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parrina.jpg土曜日の朝に、最近お友達になった生粋のローマンなRとカフェでも、と誘ってもらってMontiの噴水のある広場のバールのひとつ(La Bottega del Caffe')で待ち合わせして焼きたてコルネット(イタリア風クロワッサン)とカプチーノにスプリムータ(しぼりたてオレンジジュース)をいただいてきました。しばらくおしゃべりして通り行く人々を眺めているとあっという間にお昼近くになってきて、さらにお天気もこれ以上完璧な「初夏」はないねということになったので突然ビーチに行こうよということになりました。

というのも、私は近場のビーチだとオスティア、ちょっと遠くへとなるとサンタマリネッラなんかに行くし、この前はサンタセヴェラにいったばっかりなのでそんな話をしていたら、オスティアとサンタセヴェラの間にもうひとついいところがあるというので急に興味を持ったのです。是非そこに連れて行ってよという私に快諾してくれたRと一緒に車を走らせ30分。車の中で私がもうすぐ主人のAさんに会えるということと、もうすぐ私の母がローマに来るということを話していて、そこで私が、特別イタリアな食材をそろえておいたら、料理上手の母がいろいろ作ってくれるかもしれないので今、プロシュートやチーズなんかをそろえているところ、とふと言ったら「ここからすぐトスカーナだけど、1時間半くらいのところにオリーブやチーズやハムやワインなんかの昔ながらの工場が残っている町があるよ」とRが教えてくれて、さらに興奮した私はそのまま車を走らせてそこへ向かうことにしちゃいました。突然誘拐したみたいになっちゃって、R、ごめんね。ここは読んでないと思うけど。

そしてたどり着いた小さな町がLa Parrina。今はまだ5月なのでひとけもまばらですが、どうやら夏には大人気のアグリツーリズモな場所らしく、トスカーナなゲストルームやレストラン、プールなどもかわいらしく配置されていました。私たちはとりあえずその工場の中のショップへ。焼きたてのパンや大量のオリーブオイル、何十種類もあるチーズやハム、フレッシュなミルクやヨーグルト、野菜に果物、ワイン、バルサミコ酢、グラッパやジャムなど、本当に目移りするようなローカルの商品がひとつひとつ丁寧にLa Parrinaのラベルを付けられて並んでいました。

チーズはテイスティングさせてもらいながらしっかり選んで、しっかりした色のきれいなオリーブオイルも、チーズに合うというワイン酢も買って、最後に1キロ3ユーロのチェリーも買って大きな箱を抱えながら満足して帰ってきました。帰りに近くのラグーナにある港、Porto San Stefanoにも寄って海辺のベンチで思い思いに時間をすごす人々にならってしばらくじーっと透き通った海の水を眺めていたら、日頃のローマの喧噪や仕事の細々したことなんかがスーっと溶けていくような気がしました。

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はたらくおばさん

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sekainourin.jpgタイトルは昔良く見ていたNHKのタンちゃんとペロくんの「はたらくおじさん」を自分用にモジろうとしたら、なんだかいきなり所帯染みちゃった、という結果です。私いつも思うんですが「おじさん」に対するほんわかした微笑みみたいなものと「おばさん」に対する嘲笑ぽいものの差が大きすぎるなと何気なく憤っているんですがいかがでしょうか。そして、当時の「はたらくおじさん」が急に現代にしっくりこなくなってしまったな、とふと思いました。ということはつまりいわゆる当時騒がれていた「女性の社会進出」(道徳の本なんかによく書いてありました)が実際問題本当になったというそれだけのことなんでしょうね。

いやそんなことは本当にどうでもいいんですが、その「はたらくおばさん」とはつまり私のことで、今年の3月くらいにそんな私の働く姿を取材していただいたので、記念に載せちゃえと思って滅多に載せないばかでかい写真付きで出しちゃうことにしました。ブログに自分の写真載せてる人ってバカっぽいかもしれないけれど、これは何事も記念のためだと思って、見苦しいものをお見せしますがどうか我慢していただければと思います。すみません。

そしてこんな私「はたらくおばさん」のお仕事がどんなのか気になるなんて方は是非読んでみてくださいませ。

2.2MBのPDFをダウンロードして読む

パスワードがかかっていますが教えちゃいます。が!お願いがあります。これは私の家族か友達か、国連のFAOに興味がある方以外には全くどうでもいいような内容なので、本当に純粋に「どうしても」読みたい方だけ、ダウンロードしてください。私は勝手ながらこのブログを記念品をおさめる場所として使っているので、私の記念品なんかどうでもいいひとは是非スルーしてください。そこのところを分かっていただける方で、読みたいという方は是非どうぞ。ちなみに、このファイルは3月に友達に見せるためにmixiに載せたので、パスワードは、です(追記:1ヶ月経ちましたのでパスワードは消去しました。どうしても見たい方はメールくださいね)。あと、文章は私が書いたものではなく、以前に英語で取材していただいてまとめてもらったものを、無理矢理日本語に翻訳したものなので、カタカナばっかり英単語ばっかり混ざっていて、いわゆる「カブれ」化していてかなり感じが悪いです。が、私がどんな仕事をしているかは分かっていただけるかと思います。

最近毎日があっという間に過ぎていきます。ローマは真夏のように暑いです。職場は異常な暑さのせいで、いつもは6月にならないとエアコンを入れてくれないのに、特別に今週からエアコンが入っています。地球ってこのまま熱くなっていくのかしら、とふと柄にもなく非科学的なことを考えてしまいますね。

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ビーチのリストランテ

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先週の週末もすごくお天気がよかったのですが、先々週の日曜日もすごく良くて、急に思いついてSanta Severaというローマ郊外のビーチに行くことにしました。イタリア人の親友のCと日本人のお友達のTさん(今日も食事を一緒にしていて、彼はカナダで生まれ育って大学院から日本なので、カナダ人であるといったほうが本質に近いにもかかわらず、日本人である部分もとてもしっかりしていて、バランスをとるのがすごく上手な人だなぁという結論でした)と3人でブーンと運転すること40分ほどであっさりキレイで静かなビーチにたどり着きました。

写真は到着していきなりお腹がすいた私が主張して入ったビーチにあるリストランテ。新鮮なシーフードがたくさんあって、わたしはタコとポテトのマリネなどをいただきました。白ワインもキリっと冷えててすごく美味しかった。とってもいい気分でこのあと同じビーチにある古いお城を訪ねたり、そのまま突然のスコールのような雨に降られてきゃーきゃー言って雨宿りしたりしてすごく楽しかった。オスティアの海もお手軽だけれど、もうちょっとだけ足を伸ばすだけでこんなビーチがあって、ローマはお得だなと思った1日でした。

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