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2004年02月12日
留学情報の第2弾は、「専攻」についてです。学部、と言っても意味合いとしてはそんなに違わないと思います。英語でいうと、Majorですね。良くいただく質問としては、
「アメリカの大学(あるいは、私の通っている大学)にはどのような専攻がありますか?」
「XXXという専攻で留学したいのですが、ワシントン州立大学にはそんな専攻がありますか?」
「留学したいのですが、なにを専攻するか決められません」
「どうやって学部を選んで入学するんですか?」
などがあります。頑張って答えてみました。
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まず、アメリカの一般の州立の4年制大学ということを前提にお話しますが、日本のように、学部を指定して入学することはありません。入学願書(Application)に希望の専攻を書く場合もよくありますが、ハッキリ言って、いつでも変えることができます。ですから、専攻が決められないからといって、あせることはありません。とりあえず、興味がありそうな専攻にしておいて、留学してからゆっくり決めるということもできます。
アメリカの大学にどのような専攻があるか、と漠然と聞かれても困っちゃったりしますが、この質問も多いので、一応答えておきます。普通の州立大学だと、ある程度、考えうる限りの専攻があると思ってもらって大丈夫です。どうやって、「どんな専攻があるか」を調べるか書いてみます。
1. 行きたい大学のウェブサイトに行く
2. トップページで、AcademicsとかProgramsとかMajorsとかDepartmentsとか、そういう単語を探す(トップページにほぼ確実にあります。もしなかったら、その大学のウェブサイトはイケてないですね)
3. そこをクリックすると、だいたい、学部(Departments)か、Programsか、専攻(Majors)をリストしてあるページに到着するはずです(ながーいリストであることが多い)
以上、という感じでしょうか。ところで、筑波大学をご存じの方は、似たようなシステムがあるので、なんとなく分かるかもしれませんが、アメリカは、ひとつひとつの学部が集まって、小さな、College(学群?)と呼ばれる組織を構成しています。これは慣れればすぐに分かりますが、たとえば、一般的な文系の学部、社会学、心理学、人類学などはCollege of Liberal Artsというカレッジに入り、ピュアサイエンス、たとえば化学、物理学、生物学などはCollege of Scienceという分かりやすい名前のカレッジに入ります。
ちなみに、私の専攻の栄養学は、細かくいうと、プログラムでは、PhD Program in Nutritionというのですが、学部で言うと、Department of Food Science and Human Nutritionという学部にあるプログラムで、その学部は、College of Agriculture, Human and Natural Resouce Sciencesという、うちの大学の中でも一番名前の長いカレッジに属しています。カレッジはどんな大学でもそんなに数多くあることはないと思うので、そこまで惑わされることはありません。うちの大学でも10コもないのではないでしょうか。ですから、まずはDepartment(学部)やProgramなどから見て行くほうがいいとおもいます。
では上に書いた順序で、「どんな学部があるのか」をためしにWSUで探してみましょう。
1. www.wsu.eduに行く
2. 左上の、Future Studentsというところのすぐ下にAcademicsというリンクがあるのでそこをクリックする
3. 一番最初のリンクが、
Academic Offerings — Explore more than 260 fields of study (search alphabetically or by academic area, college, or campus), with a comprehensive listing of all academic majors.
となっているところをクリックします
4. 最初のほうに、わりと大きめの学部が並んでいます。うちの大学のウリの学部だと思ってもらっても大丈夫です。その下にAlphabetical Listingというのがあります。それがすべての学部のリスト。すごく長いと思いますが、うちの大学にどんな学部があるのか、という質問に対するベストの答えだと思いますね。
このやり方でもどうしても分からない方は、奥の手があります。といってもたいしたことではないのですが、実はどの大学でも言えることなのですが、専攻に関することに質問がある人は簡単に電話やメールで聞ける可能性が高いです。Request InformationとかContact Usなどというリンクにメールアドレスがある場合は、単純に聞いてみたほうが早いかもしれません。例文としては
To whom it may concern,
I am あなたの名前, considering to apply for an admission to your University, 大学の名前. I would like to major in 希望の専攻の名前 and I have looked at the University's website, but I cannot seem to find a program/department related to the major. I would very much appreciate it if you could tell me about any similar programs to 希望の専攻の名前. Thank you very much in advance,
Sincerely yours,
あなたの名前
あなたのメールアドレス
あなたの住所
あなたの電話番号
という感じでしょうか。あからさまな意訳和訳をすると、私の名前はXXXで、そちらの大学に入学願書を出そうと思っています。私はXXXを専攻したいのですが、関連する学部やプログラムをウェブで探すことができません。もしXXX専攻に類似するプログラムについて教えてくださると大変ありがたく思います。どうぞよろしくおねがいします。というふうな意味です。以上、参考になればよろしいですけれど。
閑話休題
さて、ここから先は、うるさい私のひとりごとだと思って読んでください。お説教嫌いな人は読まない方が身のためです。
留学は、私の考えですがいわゆる「贅沢」だと思います。お金ももちろんですが、つまり自分に教育という贅沢を与えるものですね。国際的な視点を得ることもできるし、言葉だって学べるし、友達だって増えるし、言葉どおり、世界が広がるものだとおもいます。私もずいぶん贅沢してるな、といつも思います。
お金に関して言えば、ぶっちゃけた話、「お金があるひとは使っていい」というのが私の「お金持ち」の人への考え方です。私が見てきた留学生には、新車を買ったり、大きな画面のフラットTVを買ったり、500くらいチャンネルのある衛星チャンネルに加入したり、などなど、立派な暮らしをしている人が、わりにたくさんいます。こんなの全然立派じゃない、ちょっとした贅沢じゃん、とか言うひともいるかもしれませんが、私には、少なくとも立派なことなのですね。でも、それだけお金を持っていて、使っていいという価値観があって、それでなにが悪いの?と思いますよね。だから私はお金に関しては、その人の価値観が良しとするならそれはそれで良いことだと思っています。
でもそんな私にも、「それはあまりにも贅沢では...?」と思ってしまうことがあります。それは、ここの一番上にある質問のうちのひとつ、「留学したいのですが、なにを専攻するか決められません」というような、ココロの贅沢。今や日本では、留学というのがひとつの「キャリア」としてとらえられているかもしれないので、なんとも言えませんが、この質問はかなり本末転倒だといつも思ってしまうのです。やっぱり目的あってこそ結果があるので、いわゆる「留学」というものにたいして結果が欲しい人は、やっぱり最初に目的をちょっとだけかかげた方がいいと思うのです。
たとえば、
「英語が上手になりたい」
「アメリカ人とつきあいたい」
「ニューヨークに住んでみたい」
などの単純動機でもいいんです。これが実現されれば、それは目的達成ということで、あなたの「留学」には結果がでたということになると思います。英語が上手になりたいひとは、無理して4年制大学で心理学を専攻する必要はありません。そういう無理をすると、必ず、途中で苦しいときに、自分を失います。「わたし、こんなにつらいことやって何やってるんだろう?」と思ってしまうのです。
楽観的な人には笑っちゃうような話ですけど、現実に、私はたくさんのこういう迷ってしまった日本人を見たことがあります。大学の授業はインテンスだし、試験や課題のプレッシャーは大したものです。必ず、苦しいときは来ます。英語が上手になりたい、という目的だったら、そっち方面に頑張ったほうがいいです。テキトウに楽しそうなクラスをいくつか取って、1〜3年くらい英語を集中的に頑張って日本に帰ったほうがよっぽど得かもしれません。
「XXXを勉強したい」という意志のある人は、苦しいことがあっても、その目的があるからこそ頑張れる、という部分があると思います。まだ、専攻を決めることができていない人は、もしかしたら、年齢に関係なく、まだ留学するには早すぎるということかもしれません。もうすこし自分に何が必要かが見極められるようになってから、留学を考えた方がいいかもしれません。それでも留学した人は、何か、実現可能な「目的」を形だけでも掲げてみましょう。苦しいときにそれを思い出すと簡単に乗り越えられることだってあるんです。
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2004年02月12日
You Don't Know My Name (Alicia Keys)
アメリカのティーンネイジャーと同じく、勝手にペプシ&iTunesチャレンジをくりひろげている私ですが、またまた当たりをゲットし、順調に3曲目です。しかも、またポップス。いや、一応R&Bということになっているんでしょうけれど、こんなに普通にメガヒット飛ばしてたらもはやポップスですよね。
この曲を一言で評価するなら、「♪フ〜のところのピアノがよろしい」という感じでしょうか。あとストーリーになっているところもいいですね。ブランディとモニカのThe Boy is Mineを彷佛とさせる感じです。ミュージックビデオのアリシアも、ユニークなキレイさでいいです。
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2004年02月12日
The No.1 Ladies' Detective Agency (Alexander McCall Smith)
くだらなさそうな(失礼)タイトルの本が続きますが、論文を毎日書く日々なので、こういうポーンと休める感じの本を選んでしまうのです。邦題は「No.1レディーズ探偵社、本日開業—ミス・ラモツエの事件簿〈1〉」だそうです。続編があるので、<1>となっているわけですね。なんだか、翻訳されていると、良い本だと思えて嬉しいです。読んだら感想書きます。
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追記(2/15):くだらなそうだなんてとんでもなかったです。チャプター1に、すでに深い感じのメタファーがあって、これは久しぶりにすごくいい本かも!!
追記(2/25):今日読み終わりました。感想は下に続きます。
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最後にサクっとサプライズがあったりして、なんという気持ち良さ!サラリとしていて考えさせられ、ニコニコさせられ、この著者は天才ですね。久しぶりに、本当に読書を楽しんだ、という気分になりました。ワードチョイスもすごくステキです。
私がすきだったところを書き出してみます。
まずはいきなり7ページの下から7行目。
Everything you wanted to know about a person was written in the face, she believed. It's not that she believed that the shape of the head was what counted - even if there were many who still clung to that belief; it was more a question of taking care to scrutinise the lines and the general look. And the eyes, of course; they were very important. The eyes allowed you to see right into a person, to penetrate their very essence, and that was why people with something to hide wore sunglasses indoors. They were the ones you had to watch very carefully.
私の好きなコートTVで、「ウソを見分けることができます」というおっかないFBIの捜査官が出てましたけど、彼を彷佛とさせるようでいて、なんだか柔らかい感じ。多分、Believedという単語を使っているからですね。
そして35ページの下から7行目。
That was enough time for her to learn all about right and wrong, although she had been puzzled - and remained so - when it came to certain other aspects of religion. She could not believe that the Lord had walked on water - you just couldn't do that - nor had she believed the story about the feeding of the five thousand which was equally impossible. These were lies she was sure of it, and the biggest lie of all was that the Lord had no Daddy on this earth. That was untrue because even children knew that you needed a father to make a child, and that rule applied to cattle and chickens and people, all the same.
ここは、アメリカにすんだことがある人は思わずわはは、となるのではないでしょうか。やっぱりキリスト教はどこかアンタッチャブルなところがあって、マリアさまがバージンだったわけないとかそういうのは問いつめてはいけない気配がアメリカなどのキリスト教国家ではどことなくただよってると思うんですが、ラモツエさん、あっさり断言しちゃっています。しかもこれは子供時代の話なので、小さいときから、ヘンだぞ、と思っていたわけですね。うちの祖母が、あの戦時中の天皇陛下万歳の時代に、学校でうやうやしく紫色のふろしきにつつまれた教育勅語に学校全員がひれふしていたときに、一人で薄目を開けて見ていた、と私におしえてくれましたが、なんかそんな感じ。うちの祖母は、ラジオで、「日本が優勢!」という放送を聞き、「こんなにやられていて優勢なわけない」と一人でニヒルに思っていたらしいので、やっぱりそんな感じ。
そして43ページの上から2行目。
And underneath that, also typed, the title which the Museum itself had provided: Cattle Beside Dam. She stood rigid, suddenly appalled. This was not true. The picture was of goats, but they had thought it was cattle! She was getting a prize for a cattle picture by false pretences.
やっぱりスゴイと思わせる少女時代。
そして私が一番笑ったところ。121ページの下から6行目。
Mma Ramotswe shook Nandira's hand. The young man smiled at her. "This is my friend," said Nandira. "I don't think you've met him." The young man stepped forward and held out his hand. "Jack," he said.
だめじゃーーーーん、ラモツエさん!!ぜんぜんだめじゃーーーん、とゲラゲラ笑わせてもらいました。でもそのダメさがすばらしい結末になっていてすっっっごく素敵。
そしてもちろん、最後の1行にはぎょっとしてきゃーーー!となりました。本気でオススメです他にも涙を流したり、笑ったりといいところばっかりです。ちょっとでも興味がある方は今すぐ洋書(USアマゾン)か邦訳(日本アマゾン)を買って読んでみてください!私は絶対続きも読むつもりです。
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