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やりきれない

2004年12月27日

やりきれない気持ち、というのがどんな気持ちか、そんなの人それぞれだろうと思うけれど、今私は、まさに私の思う「やりきれない気持ち」です。

10日以上前に私はあるところにFaxを送ったんですが、仕事関連のFaxではないのでオフィスのFaxを使ってはいけないと思ってわざわざKinko'sへ行ってFaxを送ったんですね。そしたら10日前はファイナルウィークど真ん中で大量の人々が並んで、修士論文だ博士論文だとコピーしまくり、プロジェクトのコピー、カラーコピー、ともうすごい列だったんです。

それでも仕方ないから辛抱強く列に並んだ前のおじさんとおしゃべりしながら1時間弱待って、ようやく私の番になって、Faxをお願いしました。隣町のMoscowのKinko'sはセルフサービスのFaxなのですが、PullmanのKinko'sはお店の人にやってもらわなければいけないのです。そうしたらこれ以上太れないと思われるお店の女の人が真っ赤に染めた髪をぶんぶん振りながらやってきて私の書類をしわしわにしながら持って行ってピッピッピッピッピと慣れた手つきで番号を押し、ファックスにセットして私に「確認コピーが後で出るからそのとき払って」と叫んでどこかへ行ってしまいました。

そんなのアメリカのサービス業では当たり前すぎて驚くにもあたらないので、あまり気にせず"Okay"なんて言って待ってたんですがそれから約15分後、今度は優しそうな愛想の良いおじさん(というよりおじいさん)がやってきて、"What can I help you?"(いらっしゃいませ)と聞いてきたので、「Faxを送ろうと思って、あの赤い髪の毛の女性にお願いしたので、確認コピー(Confirmation Copy)を待っているところです」と説明すると、おじいさんはそのFaxからとうの昔に出てきていたであろう1枚の紙をぴらっと拾い上げ、私にくれました。"Transmission Result: OK, Pages Sent: 2"など確認事項があって、私が書いたカバーシートのコピーが付いています。

そこで私の後ろに並んでいたちょっとガッシリしたお兄さんが「彼女がFaxの処理をしている間に僕の会計をやってくれてもいいだろう」と言い始めました。確かにそうなんですが、その「処理をしている間」というのはとっくに過ぎてしまって、あとは私が会計して終わりだったので、Kinko'sのおじいさんは、"I'll be right with you after this lady is done."(彼女の会計が終わり次第すぐにいたします)とナイスに答えました。

これらの会話で分かるように、その場にいる全ての人がちょっとだけイライラしていました。もちろん、私もちょっとだけイライラしていました。でもKinko'sのお店の人は5人くらいしかいないし、お店には少なく見積もっても30人以上の人がいるし、仕方ないな、と、みんなが納得していたんです。

それで私もやっと会計を済ませ(Kinko'sのFaxは高くてびっくりですよ)、そのお兄さんにお待たせしましたの意味でにっこりして(彼もにっこりしてくれた)Kinko'sを出たわけです。時間はかかったけれど、用事が終わるとほっとするものですよね。

そしてしばらくそのことは忘れていました。その書類は年内に送れば良いものだったので、こうして半月以上も前に送る事ができて私はほっとしていたんです。

...が。

そうです。ちゃんとオチがあります。今日、なんとなーく、なんとなーく、イヤ〜な予感がして、ちょっとその書類の整理をしておこうと思ってFaxのトランスミッションの確認コピーを見ていたら。

送信先FAX番号が違う...。

最後から2つめの数字が3のところが9になっていました。Fax番号はタイプしてあるものを渡してあったので、書き間違いではなく、あきらかに見間違いか、ボタンの押し間違いです。私が思うにボタンの押し間違いです。だって3を9に見るのは難しいけれど、10キーって、9のある場所を3だとうっかり思う事はあるかもしれないから。

まあそんなのはどうでもいいんです。要は、私が送ったFaxは届いていないという事実があるわけです。しーかーも、違う番号には届いている可能性が高いという訳です。私の住所、年齢、生年月日、電話、メールアドレス、携帯電話番号、職場の住所、職場のFax番号、など思いつく限りの「個人情報」がすべて。

上にも書いた通り、書類は年内に送れば良いものなので、遅れたわけでもなんでもないので、今日あらためて朝からKinko'sに行って再送信してもらったんですが、今度はあごひげをはやした若いアフリカンアメリカンのカッコいいお兄さんが"Oh! That's too bad!"と叫んだだけでもちろん無料で再送信してくれたんですが、私としてもアメリカのシステムは理解しようとしているつもりなので、彼に八つ当たりするのもアレだし、なんともいえない気分で送ってもらいました。救いは彼が明るかったことかな。"We're sorry."なんて言ってもらってもどうってことないけれど、そんなことアメリカのお店で言ってもらえる可能性は99%ないですね。"That's too bad."は結構良い方な気さえする。別に謝ってほしいわけじゃないんですけど。実際そんなの別にどうでもいいんですけど。

というのも、私が冒頭の「やりきれない気持ち」というのになっている理由は、つまり、とどのつまりは、「私が悪い」ってことだからです。だってFirst Placeで、私が最初にFaxの確認コピーが出てきたときに番号を確認するべきだったからです。そのための「確認」コピーなんだから。

ダメな私...。

あんなに並んで待って高いお金払ったあげく、実際何も終わってなかっただなんて信じたくない...。

今頃誰が私の個人情報を持ってるんだろう...。悪い人じゃない事を祈ろう...。

でも間に合って良かった...。でもダメな私...。

今度からは絶対絶対どんなに忙しくても何があっても絶対に確認を怠らないようにしよう。そうしよう。

コメント

  1. Masami [TypeKey Profile Page] Says:

    mintoさん:ホント、確認作業大事ですよねぇ。つくづく思います。

    私もアメリカに来てからこういうのを良く体験するようになりました。イチイチ日記に書いておけば良かったんですけど最初のほうはあまりにも自分が情けなく、ふがいなくて書き留めたくなかったんですよね。でも、それでふと思ったんですけど、もしかして日本にいたときもこういうことはたくさんあったものの、お店の人とかサービス業の人とかが、「まことにもうしわけございません」なんて言ってくれちゃったりして、「もーほんとだよ!」なんてエラそうにしてたから自分を責めるのを忘れてたのかも、なんて余計なことまで考える始末です。過去にさかのぼってまで自分を責め続ける私。

    でも、今回の件に関しては、仮に、私が確認作業をその場で行っていたとしても、結果として違う番号に私の個人情報がFaxされたってことは起こっていたことなので、やっぱりその点に関しては私は悪くない!なんて悪あがきしてます。ホント、心配です。悪用されませんように。って、私の個人情報なんて何の価値もないんですけどね。

  1. minto Says:

    アメリカにいると、本当にこういう気分によくなりますよね。私の場合は運転免許でした。
    初回は国際免許はあったのですが日本の免許を忘れて受けられず(一人で受けにいったんで・・・)
    一ヶ月空いた二回目は、こちらのロードテストを受ける際に日本の免許提示の際にそのまま没収されてしまったんです。ええーーあり得ないーーーーって思っていろんなところ(DMV,州知事HP,日本領事館)に抗議したのですが・・・結局小さーな字で二つの免許(自国の含む)の所持はできないってDMVのHPに書いてあったんですよね。なんで没収はいたしかたないことであること。あとは、2、3年の滞在ならば国際免許と日本の免許で十分ってことも。。。
    学科試験とお金とビデオ5時間講習の時間を返してぇーと思いました。
    他の日本人の情報ばかり鵜呑みにしてしまい
    肝心なそういうところを見逃していて
    もう、ばかばかーと自己嫌悪でした・・。

    アメリカ生活での確認作業って、自分を守るためにも本当に大切だなぁと私もつくづく思います。...長くなってすみません。。

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