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2005年04月14日
アメリカでは、というか何というか、アメリカだけではないんでしょうけれど、仕事を辞めたりするときは2週間くらいの余裕をもって伝えなければいけないんですが、私もとうとう、休職願いという名前の辞表らしきものを先週提出してきました。とはいえ、みんな私がそろそろ去るのは知っていたので特に驚くことでもなんでもないんですけどね。しかも辞表といっても日本のようにしっかりとした挨拶状のようなものではなく、単なるペーパーワークで、私は日付を書いてサインをするだけ。
ポスドクの仕事は実は、やろうと思えばいつまでもいつまでもあるものなので、ずーっと永遠にできそうだし、お給料もアメリカでは全然悪くないので、実際そうやって生きている人もたくさんいるんですけど、私もそろそろ、遅すぎたかもしれない次のステップに移る時期だ、と決意して去年の暮れあたりからいろいろと水面下(?)で行動してきたんですね。ですからUniversity of Idahoの仕事が5月の上旬に終わったらWSUには戻らずに、そのまま辞めることになりそうです。忙しかったけれど、楽しくて自分のペースでできる素敵な仕事だっただけにちょっぴり残念なんですけどね。
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その5月の上旬まではキツキツのスケジュールで、ミーティング山盛りです。今日は、ある仕事の引き継ぎのための仕事に専念していますが、引き継ぎに関しては私は引き継いでもらう人のストレスをなるべく減らすために、引き継ぎ内容を文書化するべきだという信念があるのでそれをコツコツと作成しています。
そして残った2つの大きなプロジェクトはメモリアルデーウィークエンド(5月下旬)を対象にしていたため、どうやら最後までは仕事ができそうにないので、私がいる間に、出来る限りを尽くそうと思っているところ。
あと、うちの学部のウェブサイトはお陰様で完成しました。最後の最後にもうひとつコンテンツを増やすことになってしまってちょっぴり苦労しましたが、とりあえず出来上がってよかったです。今度からアップデートをしてくれるオフィスのMarshaに、6時間つかってTutorialをやって、彼女の飲み込みの良さに本当に安心しました。Dreamweaverって簡単だから嬉しいですね。教えるのも簡単。ただ、フォントなどを変更すると勝手にスタイルシートにしてしまうのだけが納得いきませんが。
そして論文は最後のひとつを残すだけになりました。これは残りの3週間で猛烈ダッシュをかけます。もう書き終えて、1回リバイズは終わっているので、あとはあの面倒な投稿手続きをせっせととるだけ。これはMiriamが中心となってやってくれるということなので、そのあたりの話し合いもなんとか終わってきました。ホッ。
これまでずっと、私のCurrent Docsフォルダーの中のプロジェクト数が10コを切ることは滅多になかったんですけど、さすがに現在あと4コになりました。忙しくなくなってきたのは嬉しいことなのに、なんとなく寂しいのはなぜ、という感じですけれどね。でもだんだん心の余裕も出てきます。次の仕事もおかげさまで見つかっているので、そんなにあんまりノンキにしてはいられませんが、ちょっとだけ休憩の時間ができそうです。その時間には、今まで「いつかやりたい」と心の底から思っていたことを思う存分やろうと思っていて、今のうちからそれについて、狂ったようにリサーチしている最中で、それもまた楽しいです。
昨日夜寝る前に、ぼーっと天井を見ていて、ひとつの仕事をずーっとやる、というのも強烈に大変だとは思っていたけれど、あるところで自分に区切りをつけて、「さあ、次に移りましょう」と決断を下すのも、私にとっては割と大変なことだったなぁと、ふと思って少し悲しくなりました。いや、悲しくなったというか、心もとなくなった、という感じですけどね。でも周囲にたくさん優しい人々がいつもいてくれるし、何よりAさんがいてくれるし、頑張ろうと思えます。日本にいる家族や友人を含め、私の回りの心温かい皆さん、これからもどうぞ見守ってください。
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2005年04月14日
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今回のお題(Economist誌より):
A dissident group of former Morgan Stanley executives stepped up their campaign to oust chief executive Philip Purcell by recommending that he be replaced by Robert Scott, a former president of the investment bank. Meanwhile, Morgan Stanley announced it was spinning off its Discover credit-card unit, which Mr Purcell had helped create when at Sears Roebuck in the 1980s.
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A子さんからのメール。
武内さん、こんにちは。い つも丁寧な添削ありがとうございます。今回も添削よろしくお願いします。
BTW
Morgan Stanleyの元役員たちは、投資銀行業務の前社長であるRobert Scott氏の後継者に会長であるPhullip Purcell氏が推薦されるのを阻止するため対抗活動を強めた。一方Morgan Stenley側は、そのことは1980年代Purcell氏がSears Roebuckにいた時、クレジットカード業務に貢献したがそれを否定することになると言った。
【背景】企業合併を多く手掛ける米証券大手モルガン・スタンレーが揺れている。元経営幹部らが、フィリップ・パーセル会長兼最高経営責任者(CEO)の経営方針に異議を唱えて退陣を要求。元幹部らは同社取締役会に対し「業績が振るわず株価が上がら ないのは、CEOの指導力に問題があるから」との書簡を再三送付、パーセル氏の退陣を訴えてきた。同グループはパーセル氏解任を成功させるため投資家の支持を求めている。パーセル氏がCEOに就任したのは1997年で、2003年にスコット氏を辞任に追い込んだ。個人を相手にする委託取引業務不振などが理由だった。当時、スコット氏は委託取引業務とクレジット・カード業務の指揮を取っていた。
今週から授業開始だったのですが、合併のためT大学からS大学に名前が変わり、それに伴い新しい施設が建設されたりMacが導入されていたり(いままで はWindowsのみだったのですが)何かと変化が起きていて、3年生といえどもやや新鮮な気持ちを味わっています。でも自分の大学が2つ名前を持っているというのは実に奇妙な感じがします。。
私のメール。
第一文は非常に良いです。「対抗活動」というのをなんとかそれらしい言葉がないかな、と5秒くらい考えましたが私の語彙のなさにもうあきらめました。何かオススメの日本語ありましたらどなたか教えてください。
第2文はちょっと混乱しましたね。Spin-off というのは「会社の一部門を切り離して独立させること」ですね。日本語でもたしかスピンオフですよね?(<日向野先生)そしてDiscover credit-card unitというのは(私もMorgan Stanley社がDiscoverを持ってたなんて知りませんでしたが)「Discoverクレジットカード部門」(VISAとかMasterCardとかAmexとかと同じ並びですが、あんまりDiscoverが使えるお店ってないですよねぇ)として良いです。
ですから、Purcell氏がSears Roebuck社にいたときに、そのDiscoverカード部門を設立するのに一役買ったのでしょう。そして一方、Morgan Stanley社の予定としては、そのDiscoverカード部門は独立分離させる予定だ、というそういうことですね。なんだか複雑ですね。でも和訳としてはわりとストレートでしょう。まとめてみてくださいね。
A子さんの和訳訂正(私のコメント含む)。
Morgan Stanleyの元役員たちは、投資銀行業務の元社長であるRobert Scott氏の後継者に会長であるPhullip Purcell氏が推薦されるのを阻止するため抵抗活動を強めた。一方Morgan Stenley側は、Discoverクレジットカード部門をスピンオフすると発表した。それは1980年代Purcell氏がSears Roebuck社にいた時設立に貢献したものである。
大変スッキリして良い訳だと思います。
和訳にはあんまりカタカナは使わないほうが良いと個人的には思いますが、クレジットカードやスピンオフなどはもう日本語だと思うのでそういうのはどんどん使って良いと思いますね。無理に日本語訳にするのもかえって難しくなるかなとも思います。ニュースなど日本語でも良く読んでおいて、そういった経済の世界の語彙を増やすのも大事なことだと思います。このウェブサイトに載っているほとんどのニュースが何らかの形で日本のメディアでも報道されていると思いますのでそういったニュースの文章と比較してみるのも勉強になるかと思います。というより、私は今そうやって勉強しているところです。みなさんも一緒に頑張りましょう!
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2005年04月14日
今日はドライカレーにしました。最近買い物に行ってなくて、野菜がないのが理由です。これってかき混ぜるのを面倒がらなければかーんたん。ガーリックを潰したのを炒め、タマネギのみじん切りを入れて10分くらい炒めて、そこに挽肉を入れて、火が通ったら家にある限りのスパイスを投入(私は、クミン、ターメリック、カルダモン、クローブ、ナツメグ、パプリカ、チリペッパーなど入れました)。ついでにチャイブも入れた。そして残りが小さじ1/4くらいしかなかったカレー粉を見て、「あ、これだけしかないのにドライカレーを作り始めてしまった」と後悔したけど様々なスパイスのおかげで大丈夫でした。作り方は下に続きます。
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そして胡椒をガリガリとひいて、お醤油を(また!)少し入れて、シェリー酒をたっぷり、あとチキンブイヨンなどがあればお湯に解いて少し入れます。そこにローリエの葉を入れてクツクツさせる。あ、そういえばヨーグルトも大さじ4くらい入れました。そしてその間に冷凍しておいたご飯をチンしてフライパンでターメリックライスを作ってレモンで少しさわやかにします。ターメリックライスが出来たらお皿にいれて、カレーの方がドライカレー用っぽい感じ(でもパサパサしない感じ)になったら盛りつけてできあがり。新鮮なパセリがあったのでそれも飾ってみました。奥にあるのはフルーツサラダ。甘すぎるりんご(お母さん、買い過ぎよ!)と甘すぎるオレンジを交互に飾ったらなんとなくゴージャス気分(気分だけ)。
というわけで、実はかき混ぜ係はAさんでした。「ただいまー」と彼が帰って来たときに、ちょうどタマネギを入れたところだったので、これ幸いと、「あ、これ混ぜて」と頼んだが最後、彼がスパチュラを手放さないように頑張りました。ありがとうAさん。でも歌を歌いながら楽しそうに混ぜてました。
食べるときはラッシー好きな人はラッシーで、生クリームをかけて食べるとまろやかな感じになるかと思います。赤ピーマンとか入れてもキレイだったかも。
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2005年04月14日
このエントリーのコンセプトについては「はじめに」をお読みください。
今回のお題(Economist誌より):
An estimated 2m people were expected in central Rome ahead of the funeral of Pope John Paul II. The death of the 84-year-old spiritual leader of the Catholic church was announced on April 2nd, unleashing a wellspring of emotions from pilgrims gathered in St Peter's Square. The pope's body was taken to St Peter's basilica where thousands filed past to pay their respects. The College of Cardinals announced that the conclave to elect a new pope would begin on April 18th.
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A子さんからのメール。
PTW
およそ2百万人の人々がローマ法王ヨハネ・パウロ二世の葬儀より先にロー マの中央に集まった。キリスト教の神聖な指導者である彼の84歳での死去は4月2日に公表され、サンピエトロ広場に集まった巡礼者たちの悲しみを引き起こした。ローマ法王の遺体は数千人の人々がこれまでに敬意を払ってきたバチカンのサンピエトロ大 聖堂に運ばれた。 枢機卿は新法王選出を4月18日に開始すると発表した。
【背景】ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84)が2日夜に死去したことに伴い、葬儀と新法王選出への手続きが注目されている。いずれも、ヨハネ・パウロ2世自らが1996年にまとめた「使徒憲章」に定められている。まず最初に、カトリック教会の行政上の職務を担当する枢機卿たちが枢機卿会議を開き、葬儀の日取りと法王選出会議の開始日を決める。 使徒憲章の決まりでは、法王の遺体はサンピエトロ大聖堂に安置され、一般の弔問を受けた後、死後 4〜6日後に埋葬されなくてはならない。 服喪期間は、亡くなった翌日から数えはじめて計9日間。法王選出会議は法王死去から15日たたないと開始できず、開始は死後20日以降を過ぎてはならない。
2文目のApril 2nd,〜以降の訳し方がいまいち分かりませんでした。
今回PTWのローマ法王の件を調べて、葬儀には世界各国の首脳らも参例し一般の人々もかなりの数が集まったようで、いかに人々がローマ法王に敬意を払っていたのかを改めて知りました。今後の新法王選出の様子に注目したいです。
私のメール。
最初の文は、were expectedなので、集まると予測された、です。悲しみを引き起こしたというか、ちょっと詩的ですが、集まった巡礼者たちを神聖なる感情の渦に巻き込んだというようんば感じですね。みんな悲しんだというよりは、奇跡を感じた、という気配でしたから。第2文は「数千人」ではなく、「何千人もの人々が」という感じです。こちらもまとめてみてくださいね。
日本も昔は、仏教や神道が大きな役割を果たしていた国だったはずなんですけど、すっかり無宗教じみた国になってしまって(私もですが)、こういった宗教的な出来事が国や政治をまきこむのを、「へええ」と思いながら遠巻きに見てしまいますよね。良いのか悪いのかさっぱり分かりませんが、宗教って絶大なる力ですね。私の尊敬する教授達も、とても敬虔なキリスト教信者で、ときどき冷めた気持ちで、「この人たちは、どれくらい、本当にどれくらいのレベルでキリスト教を信じているのかなー」とぼんやり考えてしまいます。まさかアダムとイヴは信じてないだろうけど、「最後の晩餐」くらいはあったとか思ったりしてるのかなーなんて。
大学のこと、本当、奇妙な感じでしょうね。でも慣れてくると「S大学」もなんだかこう、新鮮な感じですね。これからもますます頑張ってくださいね!
A子さんの和訳訂正。
およそ2百万人の人々がローマ法王ヨハネ・パウロ二世の葬儀より先にローマの中央の集まると予測された。キリスト教の神聖な指導者である彼の84歳での死は4月2日に公表され、サンピエトロ広場に集まった巡礼者たちを感情の渦に巻き込んだ。ローマ法王の遺体は何千人もの人々がこれまでに敬意を払ってきたバチカンのサンピエトロ大聖堂に運ばれた。枢機郷は新法王選出を4月18日に開始すると発表した。
さらに私のメール。
全体的にかなり良いです。が、確かに「神聖な感情」と私も書きましたがそこはかなり微妙ですね。うーん。こういう表現って日本語にないですよねぇ。wellspring of emotions! クリスチャンの方だったら良い訳をご存知かもしれません。どなたかご存知ですか?
というわけで、訂正の和訳かなり良くて嬉しいです。普通にニュースを読んでいる気分になれますね。
ここでゼミ参加者の中のクリスチャンの方がメール下さいました。
Y期生のEです。武内さんの疑問、wellspring of emotionsの訳への回答をさせていただきます。僕自身はクリスチャンなのですが、いまいち良く分からなかったので、知り合いの神学者の方にメールで聞いてみたところ返事が返ってきたので、そのメールをここに載せます。以下の文が送られてきたメールです。これで疑問に答えられたのではないかと僕自身は思っています。
法王ヨハネ・パウロ2世の葬儀を前にして、ローマの中心部には約2百万人の人々が集まってくると期待されていた。
4月2日、84歳になるカトリック教会の霊的指導者の死去が報じられ、それにともない(unleashing)、サンピエトロ広場は巡礼者たちの感情が泉となってサンピエトロ広場からあふれています。
というのがこなれた訳でしょうね。感情を発しているのは、法王の死を一目見ようと集まってきた巡礼者たちです。それが泉となって、広場からあふれ出ているわけです。
聖なる感情とするのが、そもそもの誤解で、そういうことではなく、巡礼者たちの独特な感情と理解した方が良いと思います。 ほんと、あれだけ祈りと涙と希望の思いに満たされて、集まってくる人々を見ると、それが泉となっているのがよくわかる。 ちなみに、カトリックは、この泉という表現が好きです。マリヤの泉とか。それは、非常に聖書的な表現でもあり、恵みは、愛は、泉となってわき溢れるものだからです。汲んでも汲んでも、留まることを知らない泉。
それに対する私のメール。
ありがとうございました。wellspringは意外にも直訳に近い感じが一番ぴったりだったんですね。やはり内容を知っている人の和訳が一番ですね。大変参考になりました。
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