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クリスマス鮨

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18日に専門家会議を終了させてから空港へダッシュし、日本にひとっとびして帰って参りました。東京で姪を必要以上に甘やかしたり、ちょうど東京に来ていた母と会ったり、姉と買い物にいそしんだり、アメリカ留学時代の友人5人で名古屋一泊旅行をしたり、とばたばたとしたあと、今はつくばで主人のAさんとのんびりしたクリスマスをすごしています。

クリスマス当日の今日は午後から用事があったのでつくばセンターへ行き、そのあとふと思いついて、バングラデッシュ人でつくばの某研究機関でお仕事をされているBさんに連絡をしてコーヒーでも一緒に、ということになりました。彼は今年の秋に1ヶ月ほどローマで私の同僚と仕事をしていたのでローマで知り合ったのですが、とにかく日本語がペラペラで感動的です。ただやっぱり英語のほうが快適らしく、私との会話は英語でした。私も食品安全に関しては英語で学んだので専門用語などを日本語で知らないことが多いため、英語のほうが楽。逆に栄養学は日本語で学んだので英語で固有名詞のあるビタミンの名前などがふと出て来なかったりします。

Bさんとかなり長時間話し込んだあと、ふと時計をみたらもうAさんとの待ち合わせの時間でした。今日はAさんが予約してくれた写真の2階のお寿司屋さん、福鮨でディナーということになっていたのでした。ここはAさん宅の最寄り駅、研究学園駅の目の前にあるホテル、ホテルベストランドの中のお寿司屋さんで、美しいカウンター席の中でどんどんおいしいお寿司を握ってくれるとても素敵なところ。ここができてから駅前を通る度に、ずっと行きたいと思っていたので今回こうして行けてすごく嬉しかった。

熱燗、真鯛のかぶら蒸しのお通し、おすすめ12貫のお寿司、かきたまのお椀、と続いたあと、最後にさっぱりした和プリンまで出てすべてが本当に美味しくて感激しました。たっぷりいただくお寿司屋さんのお番茶もなぜかすごく美味しいですよね。こんなに家から近いところにこんなに美味しくて雰囲気も素敵なところがあったなんて。一番の感動のネタは意外にもカニでした。贅沢で新鮮なかに肉がたっぷりのお寿司。そして私はもともとうにの香りが苦手なのですが、見た目があまりに美しいのでつい手に取ってみたところ何の臭みもない美しいうにで、口のなかでとろけて「ほっぺたがおちる」って何て的を射た表現なんだろうと思いました。カウンター席でいただくと、お寿司にお醤油をハケでのせてくれるので、あとは手に取って口に放り込むだけといういたれりつくせりな感じがすごくいいですね。最後に出たあぶりものもすごく美味しかった。幸せなクリスマスになりました。Aさん予約してくれてありがとう(予約必須です、たくさんのお客さんがあきらめて帰って行きました)。そしておごちそうさまでした!

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小六月

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昨日ローマでは12月だというのに、さんさんと太陽が照って数々の遺跡や教会に反射してとても美しい1日でした。そこで思い出したのが、この秋にちょっとだけ訪れた小諸(写真)。

私の愛読書である「千曲川のスケッチ」は、日本の山国の田舎での暮らし、厳しい冬の日々、ひたすら歩いて移動する修学旅行、などを先生から「君」と呼ばれながらなぞるような感覚で読んでいく本で、その細かい描写はまるで絵画のようで、人生の中で一度も訪れたことのなかった小諸という場所を文章から画像に変換し脳裏に焼き付けることすら可能にさせるものでした。

ちょっとだけ興奮しながら訪れた小諸からは千曲川という名称はなくなり、川にはダムもできていて半近代的な低いビルもあったりして私の想像とは残念ながら違ったものになっていましたが、秋深くなってきていたその時期のちょっとだけ不思議なあたたかな気候が記憶にのこりました。「小六月(ころくがつ)」という言葉を覚えたのはその「千曲川のスケッチ」を初めて読んだ13歳の時です。春の心浮き立つ気持ちとは少しだけ違っても、なんとなく嬉しい気持ちになる秋のあたたかな1日でした。

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1キロの松茸

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10月に、職場でとある大きめの会議があって、ブータンのカウンターパートの皆様とお仕事する機会があったのですが、そのときにお土産でいただいたものがこれです。ブータンでは松茸の需要はほとんどなく、ものすごく安いものだということで恐縮されていましたが、日本だと1キロって5万円を下らないのではないかと思って非常に驚き、こちらが逆に強烈に恐縮しました。国産のものだともしかしたら10万円くらいになってしまうようなものですよね。

そこでそのときにローマにいた日本人のみなさまにせっせと「松茸あります」とお知らせし、おひとりさま2本ずつお持ち帰りいただいて、私にも2本残ったので松茸ごはんに松茸のお吸い物に、はたまたパスタにもしたりして秋の味覚を楽しみました。ありがたいことです。

それでそのときに「こんな大量の松茸にお目にかかる事は滅多に無いはず」と思って記念撮影しておいたものが今日アルバムから出て来たのでこうしてフリッカーに載せることにしました。そのまま焼いてお醤油でいただいたりもしましたが、個人的には松茸ごはんが一番美味しかったです。香りの良いごはん、といったところ。

ローマはもうすっかり冬です。最近ちょっと不運が続いてちょっとストレス多めになっていますが、私自身は健康そのものなので不満をいえる立場ではありません。再来週の専門家会議のためにラストスパートをかけたら、そのあとは年末年始の休暇です。そのときたっぷり楽しむためにも、今はお仕事頑張ります。

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いつも美しい暁の寺

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今夜は会議が終わってから、会議のオーガナイザーのみなさんが、私たちをディナークルーズに連れて行ってくれるというのでお言葉に甘えて行ってきちゃいました。大きなクルーズ船での久しぶりのチャオプラヤー川を2時間。美味しい数々のお食事付きです。

11月のタイは暑くもなく寒くもなく、こうしてクルーズしていると、その気候の良さにうっとりします。みんなでわいわい楽しむタイ料理も美味しいし、辛ーいソムタムも、目の前で作ってもらって食べたし、なんといっても川沿いにあるお寺の数々がすごく懐かしく、美しく、かなり感傷的な気分になりました。写真はワット・アルン。前回このお寺のことをここに書いたときに最後に「今度はチャオプラヤー越しに写真をとります」と書いていますが、こうして4年後に実行しましたよ!

あの頃はタイに住んでいたんだなぁと思うとなんともいえない気持ちになります。精神的には何も変わっていない、何も成長すらしていない私ですが、私をとりまく環境はかなり変わりました。タイの人としゃべっていると少しだけですがタイ語も戻ってきて(といっても実際に戻ってきた単語は食べ物に関するものだけ)楽しい気分になりながらも、前回いっぱいいっぱいになりながら全力でここで生活していた私と、こうして初めて会う人々とどちらかというとゆったりとソーシャライズしている私。不思議な感覚です。

それにしてもタイって本当に良いところです。またゆっくり休暇で遊びに来たい。

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快適なタイ航空の旅を終えてバンコクにやってきました。最後にこの街に来たのはもう2年も前。昔研究をしていたカセサート大学のすぐ近くのこの大きなホテルにチェックインすると、マスターバスルームがシャワーとジャグジーに分かれていて、ジャグジーからはお庭が見えるというかなり癒される設定で、自分でもびっくりするくらいほっとしました。というわけで、いつもは窓から見える景色を載せるんですが、今回はちょっと変形でバスルームから微妙に見える窓の外を。

時期的にはロイクラトンが終わったころでしょうか、わりと落ち着いた町の様子でした。ホテルがバンコクの中心部からかなり北の方にあるからという単純な理由かもしれません。気候も暑くもなく寒くもなくという完璧な気候。湿度は相変わらず高いんですけれどね。

さて会議は明日からということでさっきまで私のレクチャーの最終稿を調整していました。今回はClimate Changeつまり気候変動が及ぼす食品安全のリスクについてお話します。全体像(マクロ)をつかむのは難しいトピックですが、マイクロで見てみると「気候変動が」というよりは「気温の恒常的な上昇が」ある特定の食品安全トピックに及ぼす影響は確実なものがあるのです。それにFAOはどのように対応していくのか、どんなストラテジーがあるのか、といったところです。これは個人的にも、現在かなり深く関わっているプロジェクト的にもとても重要なトピックであるため気合いが入ります。

夜はバンコクに住んでいた頃の友人や共同研究をしていた教授達と会ってお食事してきます。時差ボケが結構響いているような気がしないでもないですが、今日中になんとか克服してしまおうと思っています。

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タパスと麦酒

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もうまもなく1年になるのですが、私はAさんと一緒に今年のお正月にバルセロナに行ってきたんですね。それを知った友人が昨日メールで「タパスの美味しかったところのオススメはある?」と聞いてきました。スペインといえば夕食の時間がイタリアよりも遅いので、夕方の腹ごしらえにはタパスは欠かせない、ということなんですが、よーく思い出してみると、私たちはホテルにいつも軽食がフリーで準備されていたこともあってタパスを、と訪れたのは旅行中たったの1軒だけ。この写真のおいしいサンドライドトマト+チーズのカナッペがすごく美味しかったQuimet y Quimetというお店で、静かな小さな通りにあるのに、中はすっごく混んでました。ニューヨークタイムスのリビューはこちら

スペイン語ができない私たちとしては結構厳しかったのも覚えています。でもなぜか、イタリア語が普通に通じました。ラテンの言葉が近いからでしょうね。かなり使えるイタリア語。フランスでも時々書いてあることが意識せずに普通に分かったりするのでイタリア語は割と重宝します。それにしてもこのQuimet y Quimetでどんどんお願いしてでてくる美味しい軽食とビールが美味しかったこと。ここはどうやらチーズが売りのお店らしいんですが、サーモンとチーズのゴールデンコンビから、小魚のピクルスとお野菜に合うチーズ、などなどかなり個性的な味まですごく楽しめました。お店の中もいろいろな食材とワインのボトルでぎっしりでお店だけでもすごくカワイイ感じでした。

だからといって「タパスはここ!」とオススメするかというと、そういうわけでもないんですよね。多分ですけど、きっとどこでも美味しいです。すみませんこんなオススメで。タパスの目的としては次の行動の前にちょっとお酒と軽食で腹ごしらえ、というものなので、タパス自体を目的に、というのはちょっと本末転倒な気がしないでもないです。あ、そういえば今思い出しましたが、実はタパスもう一軒行ったような気がする。ランチ代わりに行ったCal Pepというお店。そこは実は強烈に気合いいれてオススメです。ししとうのフライやわらかーいイカのフライ、チーズがとろけるスペインオムレツ(写真は半分食べちゃっててキレイじゃないんですけど)が信じられないほど美味しかった。ああまた行きたい。入店前からかなり並んでましたよ。

バルセロナ楽しすぎて、ああもうちょっと滞在したい!と何度も思いました。今度は暖かい時期にもう一度行きたいな。ところでタイトルはモームに合わせてみましたが微妙かしら。

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秋の雨

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最近ちょっとお天気の悪いローマですが、今日は久しぶりに晴れました。職場であるFAOで世界の要人を集めたサミットが行われているため、私は家で仕事をするTeleworkingのオプションを選んで久しぶりに何の電話もかかってこない、誰も訪ねてくることのない静かな仕事環境をかなり楽しみながら(いつでも美味しいお茶を煎れて飲めるしね)充実の1日を送りました。たった1日でかなりいろいろと終わった気がする。これがありがたいことに水曜日まで続きます。たまっている読み物やレポート書きなどに取り組みたいと思っています。

さて写真は実はローマにある日本の大使公邸のお庭。2週間ほど前にここで天皇誕生日祝賀パーティが行われ、200名ほどの大使やパーマネントレップのみなさんが招待される中、現大使の温かいお心遣いで、国際機関の1職員である私のような者も招待していただき、久しぶりにお寿司や天ぷらなど日本食を楽しみました。抹茶ティラミスも美味しかった。

でも見渡してみると明らかに減ってきている邦人職員の数にちょっと寂しい気分がしたのも確か。その少ない日本職員の中でも、実は日本の省庁からの出向の方々が大半で、実際に日本政府に関わりなく仕事をしている日本人はかなり少ないです。ローマで日本語をしゃべる機会はほとんどといっていいほどないので、こういう機会はとても楽しく、もっと日本人が増えればいいなぁと心の底から思ってしまいますね。

ところで先週の金曜日はスウェーデン人のAと、私たちお気に入りの彼女の家のすぐ近くのトラットリア(この記事の一番下の方にかいている、Domenicoというところ)にまた行ってきました。おいしいバカラのフリットをアンティパストにプリモはリコッタとカルチョーフィのラビオリ、セコンドはパスしてドルチェにトルタディメーレ(アップルケーキ)とカッフェ、そしてディジェスティーヴォにアマロをいただいて帰りました。いつ行っても美味しくて素敵なお料理。

面白かったのが食事中にオーナーが私の席にやってきて、「日本人らしい人から電話がかかっているのだけれど、話が通じないので通訳してほしい」と言われ、電話に出てみたところ日本からの予約のお電話でした!お店の人のいうままに、日時(12月11日という遠い日付にちょっとびっくり)、名前、人数などを聞いて電話をきりましたが、この小さなトラットリア、日本にも知られているとは思えないのですが、とても不思議。最後に「会えるのが楽しみ」って伝えて!とオーナーにいわれて思わず「お待ちしております」って言ってしまいました。ここに常時日本人がいると思われちゃったらどうしよう。それにしてもこのトラットリア、メニューがないのでイタリア語ができないとちょっと厳しいかなと思わないでもないですが、まぁきっとなんとかなるんでしょうね。しかも私が思うにハズレのないところなので、「おすすめを」という注文でも満足できるお食事ができるでしょう。それにしても面白い体験でした。

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My Sister's Keeper

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mysisterskeeper_smallposter.jpgMy Sister's Keeper (2009), (B+)

10月に日本に帰った時に飛行機の中で観ました。邦題は「私の中のあなた」。映画館でも同じ時期にやっていたような気がするので観た方もたくさんいることでしょう。邦訳の題名がちょっと残念ですね。時々すごく良い、時にはオリジナルより良い邦題を見かける事も多くなってきたこのごろだったので(「マルコビッチの穴」など)本当に残念。My Sister's KeeperだとそのHarshな感じが観る前からぐさっとくるのに、私の中のあなた、だとほんわかしてしまいます。原作の邦題がそうだったから使わざるを得なかったのかもしれません。

さて、映画ですが、ここ最近全然リビューを書いてなかったのに、なぜ突然この映画だけ書こうと思ったかというと、ボストンの新聞のクリティークの記事を読んで、私の印象は真っ逆さまだな、と思ってびっくりしたから。だって私が映画の何が良かったかと思ったかというと、以下の通り:

  • キャメロンディアスの、母としての狂気に近い愛がすごくリアルに見えたところ。私はこういう状況に直面したことがないので、何がリアルでなにがそうじゃないのか分からないのが残念で且つ幸運だと思えますが、それでもなお「でもどうしても」とすべての他のところに目をつぶって、心のどこかで分かっていても気づかないようにして、行動するところがリアルなんじゃないかと思いました。胸を引き裂かれるという表現が分かる気がする。
  • テイラー。存在だけですばらしかったけれど、とにかく最初ですぐに電話してきたところが大きなマル。
  • アレックボールドウィン。裁判所の廊下で倒れるシーン以外はすべてすごく良かった。ここで有名弁護士ががつんとやってしまうインパクトを考えてか、基本的にロープロファイルだし、最後、高級車で犬のジャッジと去って行くところも線が細い感じをあの一瞬で表現していて、やっぱりさすがだなぁと思ったのです。

残念だったのは、原作に忠実であろうとするあまりに家族のそれぞれのピースを映像にくみたてるために長男のピースがなし崩し的におさめられてしまったこと、そしてそれを出すための法廷でのシーンがかなり人工的すぎて微妙だったこと。

すっごく良かったのはビーチのシーナリーと、そこに現れたキャメロンディアスと妹の行動。そしてケイト。人目もきにせず飛行機内で号泣しました。[ DVD | 日本語DVD ]

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ヴェルサイユの奇跡

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出張先で週末を迎えることはかなり珍しいことなのですが、先日のフランスの出張では月曜日に2つのミーティングを抱えていたため、週末を過ごすことになり、金曜日にホテルに帰ってからふと、ヴェルサイユに行ってみよう、と思い立ちました。

実はヴェルサイユは11月からオフシーズンになるためいろいろと安くなるという情報を手に入れていたのですが、天気予報を聞いてみると10月31日の土曜日は晴れ時々曇り、11月1日の日曜日は雨ということで、うーんと悩んだ末、雨のヴェルサイユは嫌だ、と思い土曜日に行く事に決定。しかもそれからさらに調べてみると、ヴェルサイユは毎日大人気でかなり並ぶのを覚悟しなければならないということが判明しました。でもさらに調べてみると、今年からはオフィシャルサイトでオンラインチケットが買えるということも判明、即座に購入し、ホテルでプリントアウトもしてもらっちゃいました。

パリからヴェルサイユまでは電車で30分、歩く時間などを考えれば9時のオープンの1時間前に出ればOKかなと思っていたのに、おのぼりさんな私はかなり早朝に目覚めてしまい、7時40分にはそわそわして外に出てしまいました。泊まっていたところの最寄り駅はシャトレで、そこからセーヌ川を超えるとサンミシェルの駅からPERのC5線の電車が出ています。案内板にヴェルサイユと書いてあるのに従って歩いて行くとすぐにプラットホームがあり、窓口でヴェルサイユまで、とお願いすると人差し指を上下させながら何だか素敵なことを早口で言われました。素敵というのは内容ではなくフランス語の聞こえが、という意味ですけどね。それにしても私のなんちゃってフランス語はチュニジア人のディレクターとフランス人の上司で慣れているはずなのに「ん?」と一瞬なりましたが、この人差し指の上下で「往復ですか?」と聞かれていることが瞬時に判明したのでボディランゲージってすごいなぁと単純に思いました。ボディじゃなくてジェスチャー程度ですけど。

そこで往復券を購入(といっても片道2ユーロ半くらいでしたけど)して電車を待つ事5分。すぐにヴェルサイユ行きの電車がやってきました。このとき気づかなかったんですが、ヴェルサイユ行きの電車って30分に1本しかないみたいです。早めにアパルトマンを出て本当に良かった、と思いました。

ほぼ誰も乗ってない電車だったので微妙に不安に思いつつ33分の電車の旅。終点で降りるとやっと降りてくる数名の観光客の姿を見てちょっと安心しました。そしてヴェルサイユまで徒歩5分。到着してみると門からかなり遠いエントランスに約10人程度の列ができているのを確認して、「行列なんて全然ないし」とちょっと不満に思いながらそこに並んだところ、みるみる行列はのびていきました。もっとすごかったのがチケット売り場。あとで聞いてみたら10時にならんだ人がチケットを手に入れたのが11時半、そこからエントランスに並んで宮殿に入れたのが12時半だったそうです。ああ早起きして本当に良かった。ラッキーなことに全くといって良いほど待ちませんでした。9時にオープンして9時5分にはオーディオガイド(これを借りるのすら並ばなくてすみました)を首からさげてツアーをスタート。赤い部屋黄色い部屋ピンクの部屋白い部屋薄いブルーの部屋、そして彼の有名な鏡の間、と楽しんでしまいました。

ところでタイトルの何が奇跡だったかというと、なんと、この一番上の写真の芝生のところで写真を撮ろうと思ってぱっと下を向いた瞬間、なんと、左目のコンタクトレンズを落としてしまったのです。心の中で妙に冷静な私が「あーりーえーなーいー」と呻いていましたが、そこで即座にしゃがみこみ、微動だにせずに、見えている右目だけで15分じーっと芝のひとつひとつを見つめました。そして15分後、キラリとするものが落ち葉の上に見えて、それに手を伸ばすと果たして私の大事な左目のコンタクトレンズだったというわけです。今までの経験から言って、こんな広大なところでコンタクトレンズを落として、それを自力でみつけるなんてほぼ奇跡なのでこれはヴェルサイユの奇跡に違いない、と勝手に決めつけることにしたのでした。ちなみに写真の遠くにあるのが宮殿。私は十字の形になっている運河の先にたってこれを撮影しています。紅葉も完璧で、ためいきがでるほど素敵なところでした。

宮殿も素敵ですが、なんといってもやっぱりヴェルサイユは外です。マリーアントワネットが愛したプチトリアノンのフェイクな田舎の家たちなんて本当にかわいらしくて、ひとつひとつ丁寧に見て回りました。庭園も、噴水も、王の菜園も、も、バラ園も、マリーの愛した愛の神殿も、何もかもが素敵なヴェルサイユ。ひとりだったのに丸一日を過ごしてしまいました。しかも、それでも時間が足りなかったのでまたパリに行くようなことがあれば、是非また訪れたいです。

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パリで仕事が終わってから、いつも気になっていたLa Maison de Baccaratに寄ってみることにしました。ヨーロッパではいろいろな場面でみかけるバカラのシャンデリアですが、どこで見てもやっぱりクリスタルの輝きが尋常でないためすぐにバカラと分かります。このLa Maison de Baccaratはブティック、美術館とレストランまでがあってとてもわくわくするところです。レストランには入りませんでしたが、今度主人のAさんと来るようなことがあれば是非行きたい特別な雰囲気のところ。「クリスタル・ルーム」という名前のところです。東京や大阪にもお店を出しているみたいですね。

私はブティックでひたすら吟味して、このパリ出張を記念するため、この写真の小さな(15センチの高さ)クリスマスツリーを自分に買うことにしました。これから毎年この季節から年末までの時期をこの小さなクリスタルを出してお祝いしようと思ったのです。敷居が高そうに思えたお店でしたがとても親切なマダムがいろいろと教えてくれて、しかも英語が完璧の人だったので楽しくお買い物ができました。いろいろと光の加減を変えるとキラキラといろいろな方向に光の反射ができる素敵なクリスマスツリーです。一番上にちょこんと乗っている金色の飾りもすごく素敵。私の初バカラ、お気に入りになりそうです。

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秋のボルゲーゼ公園

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今日は良いお天気に恵まれた土曜日となったので、午前中にちょっと用事を済ませたあと、お気に入りのバール+パスティチェリアでイチゴとカスタードのパイを買って、ブランケットとクッションと本を持ってボルゲーゼ公園にでかけてきました。ボルゲーゼはひたすら芝生の広場が広がっているのですが、美術館近くの噴水のあたりにちょうどフラットになっていてお日様があたっている部分を見つけたので、お気に入りのチェックのブランケットを広げて太陽の下で本を広げました。

おりしも近くの散歩道でサックスの演奏を始めてくれたので思いついてiPod nanoでビデオをとってみたら意外に素敵にできたので(撮影の腕はダメダメですが、ライブ音楽と落ち葉の音がなんだかいいかなと思って)嬉しがりでこうして載せているところです。こうして落ち葉を見ながらいい音楽につつまれて、ギャレリアボルゲーゼのバールで買ってきた温かいコーヒーを飲みながらの読書は本当に幸せな気分。落ち葉をしっかり見るにはフルスクリーンにして(右下のアイコン)見てみてくださいね。

日曜日の明日は雨が降るとの予報が出ているので家でのんびり本の続きを読もうかな。読んでいるのはJonathan Safran FoerのExtremely Loud and Incredibly Closeというわりと斬新なペーパーバックです。

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せっかくパリ滞在だし、しかもにぎやかなレ・アル地区にいるし(最近上司になったフランス人のJMが予約してくれたアパルトマン)ということで、仕事が終わってからチュイルリー公園の目の前にあるアンジェリーナというカフェというかレストラン(正確にはサロン・ド・テ、つまりティーサロン)に行ってきました。といっても日本のみなさんにはおなじみですね。東京にもいくつか支店があります。私のアンジェリーナ初体験は実は名古屋。名古屋に住んでいる友達が先日連れていってくれました。

到着してみると遠くからでもすぐそこがアンジェリーナであることが良くわかりました。というのも結構な行列ができていたから。私はひとりだし、もともと中にはいる予定はなかったので「お持ち帰りができるといいな」という気分だったのですが、ふとみると行列のできている隣のドアにはブティックの文字が。お持ち帰り用のドアがあったのですね。そこで嬉々としてこのモンブランをひとつ注文して大事にアパルトマンまで持ち帰ったのです。見えづらいですが後ろにうつっている小さな箱がお一人様用のお持ち帰り箱。かわいいお店の女の子が、モンブランが崩れないようにていねいにていねいに入れてくれたし、当然のようにスプーンもつけてくれたし紙ナプキンも3枚もくれたしで、「メルシー!」と受け取りながら非常に嬉しいきもちになりました。

ところで全く関係ありませんが、今回このパリ出張の待ち時間などを利用して話題の村上春樹氏の「1Q84」のBook 1と2の両方を読んだのですが、ちょっとどこで見たか忘れてしまったので正確なクォートができなくて申し訳ないのですが、途中で「作家というのは問題解決するのが役目ではなくて問題提起(というよりは、話の流れでは単純に問題を「並べて見せる」といった意味合いだった気がするけど)するのがその本当の役目である」というようなくだりがあって、読み終わったあと、まさにそのとおりの役目だなと深く納得しました。細かいディテイルはいろいろあるにせよ、これだけ多くのバラエティに富んだ読者層のひとりひとりの琴線をターゲットにするためなのか、異常に多くの伏線にちょっと混乱しましたが、それなりに、なんというかいろいろと刺激していただいて嬉しかった、というのが正直な感想でしょうか。いや正直言って面白かったです。私は村上春樹さんの作品が好きというわけでも嫌いというわけでもないのですが、とにかく読んでよかったです。

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レマン湖のジェッドー

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これはパリの写真ではありません。今日仕事が終わってからホテルの部屋でiPhotoをみていたら今月の5日から7日までスイスはジュネーヴに出張に行ったときに撮影した写真をフリッカーに載せたっきり何もしていなかったので、こうして書いています。

ジュネーヴにはたくさんの国際機関がありますが、私の勤めるFAOが頻繁に共同で仕事をするのはWHO、世界保健機関です。国連の専門機関としてはFAOと肩を並べるWHOですが、その知名度ときたらFAOをはるかにしのいでおり、いわば「誰でも知っている」国際機関となっていますね。ですが実は、規模で言えばFAOのほうが大きいのです。というのも、「保健」の分野と「食糧農業」の分野を単純に比べてみていただければ分かると思うのですが、植物や穀物、動物や魚介、農業に林業、養殖や狩猟、さらには農業技術に水の衛生、環境問題に食品安全、と「食糧農業」がカバーする分野はあまりに多岐にわたってしまうので必然的に組織も大きくなってしまうのですね。なのに人間の健康問題だけを扱うWHOが知名度が高いのは、それだけに人命にかかわるという意味で身近であると共に興味と真剣度も高くなるからでしょう。FAOの知名度もあがればいいのになぁと思うのですがやっぱり農業は地味なのでしょうか。

まぁそんなことはどうでも良いのですが、実は、私は今月はじめのこのジュネーヴ出張でちょっとしたブレイクスルーというか、私が受け持っているプログラムのことで小さな達成感を味わったのでこうしてWHOの8階のテラスにあがって美しいレマン湖を眺め、ジェッドー(大噴水)を写真に収めながらなんともいえない嬉しい気持ちを味わっていたのでした。それを忘れたくなかったので、パリにいる私ですがジュネーヴのことをここにかきとめておくことにしたのです。

滞在中はたまたま大きなIT関係の会議がジュネーヴで行われていて、どのホテルも満室で非常に困ったのですが、ふと思いついておとなりのフランス側のホテルに聞いてみると、WHOに非常に近いホテルがあいていてそこを予約したのが幸いで、非常に良いレジデンス系のホテルで、快適な滞在でした。行きと帰りのバスでユーロで払ったりスイスフランで払ったりとちょっと面白かったけれど、一本のバスでホテルの目の前のバス停とWHOの横を通っている道のバス停にとまるルートだったので通勤も快適でした。

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パリのホテルの窓から

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出張でパリに来ています。昨日の夜更けに到着したのですが、窓から外を見ると珍しくいい景色が広がっていたので、恒例のはずだったホテルの窓からの写真をとってみました。空港から直接タクシーで来たので、正直言って今自分がパリのどこにいるか分からない状態になっていますが。噴水広場がキレイです。

それにしてもお気づきの方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、去年の9月に仕事内容が微妙に変わってから少しずつそれまでの仕事を少なくしてきたこともあって、今年に入ってから急激にアフリカ、アジアへの出張が減ってきました。それらの地域の出張があったとしても、内容が会議への参加だったりして今までの過酷な気配のミッションからはかなり遠ざかっています。

個人的には、実はどんな出張でも気づかないうちに体力を非常に消耗しているし、食生活をコントロールしづらいこともあるし、ヨーロッパであろうともアフリカであろうとも、あまりに多く出張に出るのはつらいなと思っていたのですが、月に2回のペースだった出張が月に1回程度になった今は非常に充実しやすくなっていて、生活も計画的になってジムに通う事もできるようになったし満足度があがりました。ただ、今までは直接政府のみなさんと一緒に仕事をして共同体のような形で食品安全へ取り組んできたのが、今はどちらかというと枠組みを話し合ったり各国間での合意をとったりといった机や紙の上での仕事が多くなってきたのでそれは少しだけ寂しい気分もします。ですがよくよく考えるとそれはただの役割分担であって、どちらの仕事も非常に重要なので広い意味での仕事の意義は変わっていないのですが。

今日はナノテクノロジー関係の会議の第一日目です。方向音痴がつらいのでちょっと早めに朝食をとってホテルを出よう。

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軽井沢の紅葉

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実は先週1週間、日本に帰国しておりました。日本滞在中にお会いした方々、いろいろとお世話になりました。

帰国中のハイライトは、私と主人のAさんと、私の姉夫婦とその娘Mちゃんと5人でそろって軽井沢へ紅葉を楽しみに旅行にいったこと。東京は日中はまだまだ暖かい1週間でしたが軽井沢はさすがに寒くてコートが必要でした。写真は雲場池。週末でしたのでさすがにたくさんの人がいましたがそれでもとても気持ちのよいのんびりした週末を過ごすことができました。巨大アウトレットモールでお買い物もたくさん。

Mちゃんは2歳7ヶ月でおしゃべりが絶好調です。いろいろなことをお話ししてくれて感心したり爆笑したり。久しぶりに仲良しの姉とも長い時間を一緒に過ごせてすごく幸せでした。Aさんとも毎日仕事帰りにいろいろなところに行けて楽しかったし。

私は密かに滝が大好きなんですが、軽井沢でも白糸の滝に行けてすごく良かった。ジョンレノンが通ったというパン屋さんも見たし、モカソフトも食べたし、Mちゃんと一緒に駆け回れたし、大満足です。

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