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BUILDING BIOSAFETY CAPACITIES: FAO'S experience and outlook (2009)

An overview of the experience gained from FAO capacity building projects in agricultural biotechnology and biosafety

先週メキシコでたくさんの本を配りましたが、そのうちのひとつの本がこちら。3人の同僚と一緒に書いた本ですが、バイオセイフティ関連のこれまでのFAOでのプロジェクトをまとめました。

第一著者のアレッサンドラはUNEP(国連環境計画)に長い事いた人で、この本の監修にもあたっているアンドレア(男性)の下でこの本をせっせとまとめてくれました。私は第3著者として、私の部署がやっている部分を書いただけなんですけど、この本のおかげでいろいろな国からさらにリクエストを受けるようになって、かなりありがたいです。全文オフィシャルサイトに載っていますのでプロジェクト関係者は是非どうぞ。この仕事に関係の無い方にはかなり面白くない内容となっております。

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恒例の「ホテルの窓から」写真を載せてみます。中央に黄色い複合アーチのようなものがみえますが、これは高速道路にまとわりつくように建てられていて、はっきりいって何なのかわかりません。とりあえずランドマークなんだと思いますが。マクドナ○ドのアーチにみえないこともありません。なんで黄色だったんだろう。

グアダラハラはメキシコではメキシコシティの次に大きな都市だそうです。「西部の真珠」なんていう別名もあるほどメキシコ人にとってはキレイなところだとか。私もダウンタウンに行きましたが、まるでローマかと思うような豪華なキャセドラルなどがあってその別名も納得でした。ここはメキシコの「ハリスコ州」という州の州都でもあるんですね。

当然スペインの入植で栄え始めたのですがアメリカと同じで先住民族と激しい戦いをしていたみたいですね。その後支配が進んでそのキャセドラルでは強烈なカトリックのプリーチングが行われて先住民族もほとんどクリスチャンになったとか。宗教の力って本当にすごいですね。キャセドラルすごくキレイだったけれど豪華すぎて圧倒されるというか、そのパワー(16世紀のメキシコのまちにその豪華建物があったとイメージすると、ものすごいパワー)にひれ伏してしまう気持ちもわからないでもありません。今もメキシコ人にはとても信心深い人が多いです。

というわけで私はホテルに缶詰状態ですが元気ですよ、こんな景色を毎朝みていますよ、ということで。

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今、メキシコはグアダラハラという所に来ています。土曜日の朝6時半に家を出て、ローマフィウミチーノ空港からアムステルダムへ飛び、午後のメキシコシティ行きの便にて11時間半、そこからさらに乗り継いでグアダラハラ空港までやってきたというわけです。これから1週間大きなカンファレンスがあり、私はこの間、3つのイベントを行うことにしているのでかなりバタバタです。結局昨日は部屋にチェックインしてやっと落ち着けたのは夜中の12時をすぎてからだったし、時差もあるので日曜日の今日はぼんやりしたかったんですけれど、さっそく午後から準備があります。

こういった出張はこの仕事を始めた最初のころは本当に苦痛で、特にこの日記を見れば分かりますが頻繁に1ヶ月に3カ国を訪れたりしていたこともあったりして、正直「こんな毎日は本気で嫌だなぁ」と贅沢にも思っていたのですが、最近は1ヶ月に1回のペースになってきて楽しめるようになりました。今回は初めてのメキシコ(そうなんです、アメリカに住んでいた頃何度もメキシコ旅行の話は出たのに行ったことがなかったんです)ということでちょっと嬉しいです。

ただ、いつも思うのが、出張の前は金曜日に遅くまで仕事して出張の準備をするので家に帰るとだいたいかなり遅い時間だったりするんですね。そして土曜日の朝から空の移動、到着して数時間寝たらすぐに日曜日、その間に現地のカウンターパートに会って準備をして、翌日の月曜から会議、金曜日に終わってすぐに空港に移動、時差のせいでローマ到着は日曜日の夜、数時間寝たら月曜日から普通に出勤、となるのではっきりいって2週末が完全につぶれて3週間休みなしのぶっ続けになるのが、うーん、という感じです。一応ルールではこういう場合休みが取れることになっているらしいのですが、私の場合は1週間出張したあとのんきに休んでる場合ではないくらい仕事がたまっている事が多いので、その後のことを考えると休む気になれないんですよね。みんなこういうのは文句も言わずにさりげなくこなしているので尊敬します。私も見習おう。でもライフワークバランスもちゃんと考えなきゃ。

もうひとついつもKLMでアフリカなどに行くときに感じる微妙な違和感が「南に行くのに一旦北に向かわなければいけない」ということ。これはハブ空港であるアムステルダムに行くからなので仕方がないのですが、まぁせっかく北に行くので2時間の飛行中は窓側にスタンバイしてイタリアの国境あたりから広がるこのアルプスをひたすら眺めるのを楽しみにしています。多分ドイツとの国境あたりを通るのでそこまで高いピークは見えませんがお天気が良いと、左後方のフランス国境あたりにモンブランがうっすら見えたりして感動です。飛行機から写真を撮ることはめったにないのでいつも心のフォトグラフですが今回はパチリとやってみました。今年は雪が多くてウィンタースポーツを愛する人には嬉しい年でしたね。

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Up in the Air

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Up in the Air (2009), (A-)

今日は土曜日、午後からメトロポリタン・チネマでオリジナルバージョン(英語版)のUp in the Airをやっているよと職場の先輩のTさんに教えてもらって一緒に行ってきました。

複雑なはずの内容を、シンプルにする作業というのはどんな仕事でも非常に難しいことだと思うので、この内容のストーリーをこんなにもシンプルな雰囲気の映画にしたことだけで驚異です。そしてジョージクルーニーのはまり役。なにもかもが、異常なほどぐっと私の心をつかんだので思わずA-の評価にしてしまいました。ちなみに私の映画の評価は相対評価などではなく、ここに書くときの気分だけで決めているので他の人には全く参考にならないかもしれないのですが、時がたってからDVDなどでもう一度見たりすると自分の評価が全然違ったりするのが個人的に面白いのです。

ああ、これをとりあえず撮りたかったんだろうなーと思ったのが、空港のセキュリティーチェックのシーン。私もTさんも出張が多い仕事のせいで今まで何度も何度もいろいろな空港を経験しているためかなりの「あるある」体験でした。あのパッキングの仕方、キャリーオンしか持ち歩かないやりかた、チェックインのしかた、列の見極め、コンピュータを取り出しやすいところにスっと入れておいたり、靴を言われる前に脱いだりすべてのものをジャケットに入れておいたり、すっかり「空港慣れ」してしまうんですよねぇ。ラウンジの場所を把握していたり、飛行機の中ではコンピュータは開かずのんびりしたりしていて、分かります分かります、という感じでした。そしてあの雪の街で自分の「家」の部屋から外をみるところ。私の心の暗いところにぐいぐいと入って来て、なにもかもが納得でした。

あとはそうそう、冒頭の「カンは必要ですか?」のシーン。これもすごく撮りたかったんでしょうねぇ。日本語だとなんと訳されているのかかなり興味あります。そしてAlexといろいろな「クラブ」カードを見せ合うシーン。映画が終わってからTさんとアペリティーヴォしながら思わず同じ事をやってしまいました(私もRyanやAlexが持っているHilton HHonors持ってますよー)。映画では二人ともアメリカ国内のビジネス旅行者ですが、私やTさんは国際線なので他のコツとしてはホテルにチェックインのときにスーツのプレッシングを頼んでおく(とその数時間後にはパリっとして届く)ことや部屋に行く前にネット接続について聞いておく(途上国だとだいたいレセプションでコード購入の場合が多い)、部屋に入った瞬間トイレが流れるかチェック、バスルームでお湯が出るか、水圧は良いかのチェック、ネット接続確認、などをしてどれかがダメな場合は部屋を替えてもらうか最悪の場合はホテルを変わる必要があるのです。

そういった一連の空港とホテルでの作業はどの国どの街に行っても同じようなステップを踏むので出張慣れしてくると「自分のやりかた」というようなものができるんですね。パッキングにしても何にしても。そういうのは私ですら、個人的になんとなくまとめておきたい気分になるので、この映画を撮った人もそうなんじゃないかと思ってしまうのです。

それにしても、映画はところどころくすっと思わず声をだして笑ってしまう半分ブラックなコメディもちりばめられていて、女優さんも魅力的だし、なにもかもが新しいのになにもかもが典型的で、この映画を嫌いって言うのは結構難しいんじゃないでしょうか。邦題は「マイレージ、マイライフ」だそうです。これってかなりネタバレすぎじゃないですか?映画自体が面白かったからいいんですけど。[ DVD | 日本語DVD ]

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Caffè?

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仕事中、朝の9時半頃になるとオフィスに誰かがやってきて私に"Caffè?"と聞いてくれます。つまり「コーヒー飲みにいかない?」ということです。イタリアでは朝食がかなり軽視されていて、家で食べて来ない人もたくさんいます。そのかわりこうして9時半から10時頃にコルネットと呼ばれるイタリア風クロワッサン(バター抜き)と一緒にカプチーノをいただいたりして朝食としてしまう、という人が多いんですね。私は職場の駐車場確保のために朝は始業時間8時半に対して7時頃に到着するようにしているので家からヨーグルトなどを持参して職場で朝食をとることが多くなってきました。

私はもともと、私の両親の影響でコーヒーは大好きで高校生の頃くらいから朝食にはコーヒー、ケーキをいただくときはコーヒー、食後のコーヒー、といろいろな機会にコーヒーを飲んでいました。それが大学生になってからさらに増えて一人暮らしでも朝からかならずドリップコーヒーをいれて、学校やバイトから帰って来てもコーヒーを、とコーヒーだらけの生活でした。バイトもコーヒーに力を入れているドーナツ屋さんだったので(一度煎れて30分たったら廃棄してしまうほどの力の入れ具合)幸せな休憩時間のあるバイトでした。

アメリカに行ってからスターバックスの生みの土地であるワシントン州に住んだためドリップコーヒーだけでは飽きたらず、エスプレッソ系のコーヒードリンクも大好きになりました。私が渡米したのは1996年なのでそのころ日本にも第一号のスターバックスができて、日本にも「カフェラテ」だの「カフェマキアート」だの、一応イタリア語なんですけれども多少アメリカナイズドな言葉が入ってきましたよね。自宅にもエスプレッソマシンを購入して毎朝、毎晩と楽しんでいました。

今住んでいるイタリアは当然コーヒー天国です。1ブロック毎に小さなローカルなバールがあるし、観光地でなければカプチーノはだいたい安くて60セントから高くて1ユーロ程度。コーヒー(エスプレッソ)は50セントから70セント程度でしょうか。当然ローマ市中心部の観光客が集まるところで席に座って飲んだりすると、ぎょっとするほどのお値段のこともあります(3ユーロなど!)。でもたまたま観光地にいるというときは、そんなことは気にせずにコーヒーを飲んだりします。つまり、私にとってコーヒーはコーヒーでしかなく「ああ、コーヒーが飲みたい」というときにお財布の許容範囲で美味しいコーヒーが飲めたらそれが一番大事なことなのです。

イタリアのバールではレジで支払いをして、レシートを持ってバールのカウンターにいってバルマン(バリスタ)さんと目が合い次第注文をするのが一般的です。バールやバルマンによってその「キュー」はさまざまで、"Prego?"(注文どうぞ?)と丁寧にいってくれる時もあれば"Ciao dimmi?"(やあ、言って?)とかなりカジュアルに聞かれることもあれば、無言でじっと見られる場合もあります。それでもなんでもいいのです、私は私の好きなコーヒーさえ手に入れられれば。それで注文しますが私は普通のカフェが基本的に好きなので"un caffè, normale per favore"(コーヒーをひとつ、普通のをください)とやるか、ちょっともうちょっと濃いのがいいときは"un caffè, doppio per favore"(コーヒーをひとつ、ダブル(ショット)でください)とやります。朝だとカプチーノなどが欲しいので"un cappuccino per favore"ですね。

上に出てきたスターバックスの「カフェラテ」はイタリアでは通じたり通じなかったりするでしょう。「カフェ」はコーヒーで「ラテ」、正確には「ラッテ」は牛乳です。ほとんどのところでは思った通りのいわゆる「カフェラテ」が出てくると思うのでそこまで心配はいりませんが田舎だと「?」ともなりかねません。日本やスターバックス等でいう「カフェラテ」が欲しい場合は「ラッテマッキアート」というと間違いないでしょうね。「マッキアート」とはイタリア語の受動態で「マーク(しみ)をつけられた」というような意味なので「ラッテ(牛乳)」にエスプレッソのしみがついた状態が「ラッテマッキアート」というわけです。逆に「カッフェマッキアート」も同じで「カッフェ(エスプレッソコーヒー)」に牛乳のしみがついた状態ですね。上の写真はトールグラスに入っているのがラッテマッキアート、手前がカッフェノルマーレです。私の家の近所のホテルのバールでいただきました。ホテルのカフェはだいたい高いのですがクオリティが高いこともときどきあって私は嫌いではありません。がやがやわいわいしていないのも良い感じ。

週末に朝早く起きて「さて今日の予定は」なんてベッドの中で考えたりしているときに「とりあえずコーヒーでも飲もうかな」と思いついた時のワクワク感ってすごいなぁといつも思ってしまいます。2度寝ができそうなくらいふんわりしていた私の脳みそもサクっと起きて貧血+低血圧なのにガバっと起きたくなってしまいます。そこをなんとか我慢してゆっくりと身を起こしてキッチンでコーヒーを準備する幸せ。沸かしている間にお気に入りのカップを準備したり、コーヒーのためだけのテーブルセッティングをしたりして、かなり好みな時間です。そして私のコーヒーポットが「コトコトコトコト」と言い始めたときの慌ててキッチンに走らされる感じもなにもかも全部まとめて好きです。

職場で友人や同僚と"Caffè?"と言い合って屋上のテラスで飲む時間も幸せの時間。カウンターで注文してからバルマンが無造作にぽんぽんと置いてくれるコーヒーを受け取る時間の小さな幸せ。「マッキアート」で白いハートができていたり、ときどき3つのハートになっていたりして幸せが倍増、3倍増してしまうことも少なくありません。

週末の朝に近所の友達が眠そうな声で電話をかけてきて「コーヒーいこう」と誘ってくれることもよくあって、そういうのはだいたい11時ごろなので早起きの私はもうすでに朝のコーヒーは1ラウンド終わってしまっているのですが、それでも二つ返事で行ってしまいます。土曜日、日曜日の遅い朝のバールは大人気で老若男女みんなでおいしいカプチーノとおしゃべりで盛り上がっていて、家では作れない系統のペイストリーを頼んでブランチ代わりにしてしまうのです。朝、すっきり目覚めさせてくれて、わくわくさせてくれて、幸せな気分をくれて、同僚や友人との社交の潤滑油にもなってくれて、しかもすごく美味しいコーヒー、いつもありがとう。

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毎年2月の第1、2週頃を目安に、イタリアでは謝肉祭、カルネヴァーレが行われます。イタリアに来て初めて気づいた事の中に、世の中にはラテン語源の言葉がたくさんあるんだ、ということがありますが、このカルネヴァーレ(英語だと当然カーニヴァルですね)もそんな言葉のひとつ。カルネとはラテン語で(イタリア語でも)お肉のこと。ヴァーレはラテン語で「行け(去れ)」ということで、断食の前に行われるお祭りってことらしいですね。イタリアで有名なカルネヴァーレはヴェネツィアで行われるもので、仮面舞踏会などで有名なのではないでしょうか。ローマでは子供達が仮装したりダンスパーティなどがあったりちょっとしたところでパレードなどがあったりします。

イタリアでこういうイベント事で欠かせないのが食べ物です。写真のお菓子はこの時期になるといろんなバールやパスティッチェリアにどんどん並ぶお菓子で、イタリア語では「キアッキエーレ」と呼ばれてます。「ぺちゃくちゃおしゃべりする」というような意味もあります。が、これは「イタリア語」であって、実はローマではそんなことをいっても「ん?」「ああ、これね」というちょっと鈍い反応になると思います。というのもここでは「フラッペ」と呼ばれているから。それで調べてみたんですが、たよりになるWikipediaによると以下のように呼び名は土地によって全然違うようですね。同じ食べ物のことなのに。

bugie (Genova, Torino, Imperia)
cenci o crogetti (Toscana)
cioffe (Sulmona, centro Abruzzo)
chiacchiere (Sicilia, Campania, Lazio, Sardegna, Umbria, Puglia, Calabria e a Milano)
cròstoli (Ferrara, Veneto, Trentino, Friuli, Venezia Giulia)
fiocchetti (Montefeltro e Rimini)
frappe (Roma)
galàni (Venezia, Verona, Padova)
intrigoni (Reggio Emilia)
rosoni o sfrappole (Parma, Modena, Bologna, Romagna)
sfrappe (Marche)
sprelle (Piacenza)

揚げ菓子なのですが全然油っこくなくて私は好きです。粉砂糖がこれでもかというほどまぶしてあるので洋服が真っ白になります。その辺を汚さずに食べるのはほぼ無理なのでお行儀のよい人には無理です。この時期にはこのお菓子を友達と贈り合ったりして楽しいのです。私もこの量をイタリア人の友達のAにもらいました。即職場に持って行ってみんなにお裾分けしたんですが、こういう季節感のある食べ物ってわくわくしますね。しかもカルネヴァーレってなんとなく春の到来を喜ぶもののような気がするので、まだ冬の寒さのまっただ中とはいえ、心が浮き立つ気分がして幸せになります。ちなみに今年のAsh Wednesdayは2月17日だそうなので、カルネヴァーレの最終日はその前日、2月16日で、アメリカではこの火曜日はパンケーキを食べる習慣があったと思うんですが、イタリアではどうなんでしょうね(滞在5年目に入ったのにまだ知らない)。

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パリへ買い付けに。

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もう先週末のことですが、実業家の友人のAがフランスはパリのジュエリーのエキシビジョンに買い付けに行くというので私も便乗してパリの空気を吸っちゃおうということになりました。いろいろなところにいって買い物したりおいしいもの食べたり、と楽しいことだらけだったんですが、やっぱり私にとって大事なのは「ローマから抜け出す」ことだったんじゃないかと思います。すべての都市にいいところ悪いところ両方ありますが、最近ちょっとローマの悪いところばっかりに運悪く当たっていてどうしてもスッキリしなかったので。

写真はパリは1920年代の世界の芸術家が集ったというモンパルナスにあるラ・ロトンド。天井には良くこのカフェに来ていた芸術家達のサインがデザインされていますが、パブロピカソ、アンリマティス、マルクシャガール、アメデオモディリアーニ、ジョアンミロ、サルバトールダリ、と芸術に詳しくない私でも分かってしまう名前ばかりでびっくりでした。このカフェは夜にはちゃんとしたレストランになって、とても美味しいお魚料理が出ます。すっかり観光地になっているとはいえ、お値段もパリの中心地よりはマシで私たちも美味しい庶民的な赤ワインとチーズたっぷりのフレンチオニオンスープ、たくさんのオリーブに美味しいバゲット、とすっかりフランスらしい夜を過ごしたのでした。美味しいワインがあると話もどんどんはずむので不思議ですね。寒かったけれどパリはやっぱりローマよりもちょっとだけツンとしたお洒落な感じがあって素敵でした。

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ピンク色の本ができた

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仕事の話で恐縮ですが、2006年にこの仕事を始めてからすぐにとりかかったプロジェクトのひとつに、遺伝子組み換え食品の安全評価に関するものがあったのですが、去年の暮れにCD-ROM付きの本をようやく出すことができたのでご報告です。フランス語版スペイン語版も出すことができました。

一度に3カ国語のとても専門的な本を出すというのは実は非常に大きな野望であったと後で気づきましたが、たくさんの良い経験(失敗も含めて)をしたので書き留めておきたくなりました。まず最初にカナダの専門家の方にアウトラインを渡して最初の文章を書いていただき、一単語一単語リビューした後、それをFAO内部のいろいろな専門家にリビューしていただき、テクニカルエディターに文章をきちんとしてもらい、今度は途上国の政府の関連部署で働く人々を集めてツールのパイロットテストをしていただき、その結果を集めてかなり大幅に書き直しをして、またエディターにまわして、内部コメントをもらって、今度は世界各国のピアリビューワーにまわして、さらに大幅に書き直して、エディターにまわして、翻訳にまわして、翻訳で問題がでたところを(英語が特殊すぎて翻訳できない部分が多々あった)をかみくだいた英語に変更して、さらに翻訳し、最終的に出来上がったものをDTPデザイナーに渡して、デザインの段階で間違いを指摘されたものを変更して、出来上がったPDFをもとに他の教育ツールと一緒にCD-ROMを作って、CD-ROMを3カ国語対応にして、CD-ROMのラベルもデザインしてもらって、スパイラルリングでまとめる形にして、プリントする紙質を選んで、お金を工面して、と、かなり気が遠くなるプロセスでした。

でもデザイナーと一緒にデザインエレメントや色を選んだりできたのはかなり楽しかったです。見ていただけるとわかりますが、麦の穂のデザイン(FAOのロゴにもなっています)がDNAのαヘリックスになっていっているデザインで、みなさんに褒められるのでかなり得意げです。私がデザインしたわけじゃないのに。そして色が、ウェブ上だとかなりパープルですが、実際の本は白いスパイラルリングのせいか、かなりショッキングピンクに近い色になっていて、みんなに「あのピンクの本」と呼ばれています。ディレクターには「20年くらいFAOにいるけれどピンクの本をつくったのは君が初めてだと思うよ」とにっこりされてしまいました。てへ。ピンクの本かわいいじゃん。

とはいえかなり内容はまじめで、途上国にとっては遺伝子組み換え食品への興味はかなりのものがあるので(いろいろな意味で)毎日どこからかリクエストをいただいているので作ってよかったなぁと心の底から思います。これでFAOに来て私が直接イニシアティブをとって作った本(ISBN付きで発行されたもの)は9冊になりますが、今のところ一番時間がかかったものなので感慨深いのでした。実はもうすぐ記念すべき10冊目が出ますが、それもデザインが気に入っているのでわくわくしているところ。出たらまたここで嬉しげに紹介しますね。

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Avatar

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Avatar (2009), (B+)

話題の映画ですが、週末にオリジナルバージョン(つまりイタリア語に訳されていない英語バージョン)を観てきました。残念ながら3Dではなかったので、評価は低めです。3Dで観たらきっと評価はAですね。ちらっと体験したけれど強烈だったから。あのジャングルの中のものがわーっとまわりにあったりしたらすごいだろうなと思いますね。しかもキレイだったし。

でも普通の一般社会に生きている大人として、正直、自分をあのファンタジーの世界に入り込ませるのにはちょっと努力が必要でした。最初、弟が亡くなって、宇宙を旅して、液体の中で目が覚めて、というような部分もしばらく「え?」「え?」という感じでついていけなかったし。

私のちょっとヒネた感想は下に書いておきますが、全体的にはすっごく面白かったし良いエンターテイメントでした。実際もう一回みたいと思っているし、バンシーで空を飛ぶところなんてとくにわくわくしました。

  • とりあえずいったいどこからどこまでが本当の映像で、どこからCGかが全然分からない。
  • これってどこ?ニュージーランド?コスタリカ?竹林もあったような。
  • 最近読んだ本に「良いプロットはポイントに至るところまで時間を無駄にしない」というようなことが書いてあったけれど、ナヴィに出会ってからのストーリーの無駄がなくて驚いた。プロだから当たり前か。
  • ジェイクの足が超リアル。どうやってるの?
  • 浮く岩石って聞いてデジャヴ。これって宮崎アニメっぽい。つたを登っていくところなんて結構そのまんまでどこかで見たような気が。
  • チャンティングするシーンはちょっとイグノラントな気がしないでもない。何かの文化をステレオタイプでみているような。
  • グレースを治癒しようとするシーンも宮崎アニメっぽい。ナウシカだったっけ?あれは虫だったけど。
  • せっかくボンディングしたバンシー(飛ぶやつ)がちょっとかわいそうじゃない?まあ、ごめん(You are not gonna like this)って言ってたけれど。
  • あのパイロットは絶対に生かすべきだったと思う。かなり納得いかない。どこかで生き延びていてほしい。
  • すごい残酷だけどもしネイティリが亡くなってたら、ジェイクがどんな選択をしたかとかそういうところをちょっとだけ見たかった気がする。ツーテイだけ亡くなってかわいそうすぎる。
  • 自然=善、人間=悪、のような設定がちょっと自虐的すぎかな。
  • まあ続きがあるんだろうけど、司令官を生かして帰したり、あのおひげの人とかはパンドーラに残って何するんだろう、とかいろいろ疑問。

というわけで、今度3Dも見に行ってこようかなぁと考え中です。イタリア語でこの映画を見たくない気がしないでもないですけど。[ DVD | 日本語DVD ]

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ハマム

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昨日仕事が終わってから仲良しのリトアニア人のDと一緒にハマムに行ってきました。6時半の予約で出たのは9時近くだったので2時間半みっちりゆったり。

この写真でわかるように、このスパはローマ遺跡を改築して作ったもので、見た目すばらしいです。水曜日と金曜日は女性だけの日なのでみなさん全裸でうろうろしてます。まずはこのタイルの台かまわりの大理石の台に座ってあたたかいお湯を浴びたあと、泥ソープをぬりまくって毛穴を開きやすくします。しばらくこのお部屋でのんびりしたあとは奥の熱めの蒸気サウナへ。15分程度で心拍数があがって滝のような汗が出てくるので落ち着くのをまって出ます。また20分ほどのんびりしたあとまた熱いお部屋へ、というプロセスを何度か繰り返すと自分でもはっきりわかるほど皮膚が浮いてくるので、そこでここでお仕事をしている水色のシャツを着たお姉さんに声をかけます。

そこでやってくれるのがターキッシュスクラビング。全身をくまなくスクラブしてくれるんですね。そのあと清潔なシャワーに入るのですがそのとき完全に古い角質を一枚脱いだ!という実感がわくのが強烈にうれしいんですよねー。そのあとのジャグジーでDとひたすらコイバナに花を咲かせたあと(彼女は久しぶりに激しく恋愛中)またシャワーを浴びて、ジャスミンティーをいただいてゆっくりしたあとかえりました。

今回おもわずお得なアボナメンティ(回数券)を買ってしまいました。だってどうせ行くのにやっぱりその度にお金を払っていたらもったいないかなと思って。そしたらかわいらしいメンバーズカードをいただいて、こんなことで超ハッピーになったりして、私って単純です。

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馬タン

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1月4日の仕事始めにはローマに戻ってきている私ですが、多少の時差ボケは感じつつも仕事に復帰しています。ローマは東京よりつくばより熊本より暖かくて快適です。でも雨が降ってますけど。

クリスマス以降は夫のAさんと熊本に行ってきました。義理の両親も大阪から熊本に遊びにきてくれて(なんと車で!)、楽しい黒川温泉での年末となりました。宿は私たちお気に入りの山みず木(2008年3月2002年12月のエントリー参照)。本当に「いたれりつくせり」とはこのことだなぁと思える、隅々まで行き渡ったサービスとおいしいお料理(真横で作ってくれるのでできたてのおいしいお料理です)にまた再感激しました。お部屋のテラス側にはお年寄りに気を使ってか、低いテーブル+椅子タイプのくつろぎスペースがあって、膝を痛めて以来、正座のできない母は大感激していました。各部屋にあるイタリアンブランドのSaecoのエスプレッソマシンも、冷蔵庫にすでに冷えているおいしい阿蘇のわき水もなにもかもよかった。ちょっとお部屋を出ている間にささっとコーヒーカップやお湯のみが洗ってあったり、浴衣の上に羽織るブランケットがお部屋にもお食事のところにも用意されていたり、本当に細かい部分が嬉しいですね。

写真は夕食の最初に出て来た馬のタン刺。他にも熊本の絶品名産、辛しレンコンなどものってます。ここに乗ってるものすべてが強烈に美味しかったです。四角い器に入っていたのは白子の葛寄せ。デリケートでほんのり甘くて美味しかったです。

黒川にある旅館の予約は、6ヶ月前にならないととれないのですが(今回はAさんが真夏の7月中にとってくれていた)最後にお会計のところで別のお客さんが「どうしても来年の年末も泊まりたいけれど今予約はできないのですか?」と聞いたりしていて、気持ち分かるわー!と思いました。温泉も内湯も露天風呂もすごく素敵なところです。雪の露天風呂もかなり風流です。九州で雪?と思われるかもしれませんが、実は熊本県はかなり寒くて阿蘇周辺は冬はかなり雪がふりますよ。また素敵な年末を過ごせて本当に良かった。

申し遅れましたが、皆様あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくおねがい申し上げます。

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