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ご無沙汰しています。私は日本に帰って来て休暇をすっかり満喫しています。23日の早朝に成田に到着し、イブイブだったその日は、とあるイベントに旦那様のAさんと一緒に参加して一日楽しく過ごし、イブはつくばでAさんの仕事が終わるのを待って、近所のお気に入りお寿司屋さん(去年もクリスマス当日に行きました)に連れていってもらってミニクリスマス。今年はサンタさんから強烈に嬉しい3つのプレゼントをもらって大興奮しました。ありがとう!

そして25日は姉の一家とクリスマス会の予定だったので、お昼過ぎから準備して東京へ。ほぼ毎日DS競馬ゲームがルーティンワークになりつつあるAさんと、電車の中で何とはなしに、競馬の話をしていたんですが、私が本当に競馬のことを何も知らないのでちょっぴりバカにされながらも、この機会にひとつひとつ丁寧に教えてもらっていたんですね。するとAさんが「明日は有馬記念っていう大きなレースだよ」というので「じゃあそれにいってみようよ」と軽い気分で言ったら今度こそ本気で「有馬記念は何万人もの人が行列作って見に行くレースだよ、しかも中山競馬場は東京じゃなくて千葉だし」と完全にあきれられました。あ、そうなんだ、と思ってちょっぴり恥ずかしかったので「えー、じゃあ東京にも馬券を買えるところあるんでしょ、今日はそこに行きたい!」と意地を張ってみたところ、奇しくも乗っていたつくばエクスプレスは浅草駅に到着したので浅草の場外馬券売り場、ウィンズ(というのも今回初めて知りました)に行くことにしました。

電車の中で、何て言う馬が強いの?何番?と聞いていたら、Aさんが「いくらなんでもどの馬が何番かまではソラでは言えないよ、駅のキオスクでスポーツ新聞買って調べよう」といったのですが、どうしても待てない私は、私のほぼ口癖である「なに?なに?」の7-2と、Aさんの口癖である「いいよん」の1-4と、さらにその4つの番号のうち一番ゴロが合う、「いいな」の1-7と「ない」の7-1で固めようと言い張りました。これにさらにあきれたAさんは「情報ゼロで番号は決めれないよ、しかもこのレースは16番まであるって知ってる?(私は当然知らなかった)しかも今回武豊の馬は出走取り消しだから決めた番号に武豊の馬があったりしたら絶対当たらないっていうひどいことになるよ」と言うので、やっぱり駅のキオスクで新聞を買って情報を得ることにしました。

そして買ってすぐ新聞を広げて一面を見てAさん、呆然。「すごい!7番ブエナだよ。しかも1番を予想してる人この紙面でもすごく多いよ。4番も2重丸アリだよ」だそうです。言っている意味があまり分かりませんでしたが、どうやら私の当てずっぽうな語呂合わせが、それほどとんでもないものでもなかったようです。満足な私はにんまりしてそれからウィンズへ。

ウィンズの中に入って実感したのは、やっぱり競馬というものは敷居が高いというか低いというか、ちょっとおっかない感じがしますね。ウィンズにはたくさんのちょっと汚い身なりのおじさまたちが陣取っていて、私たちのようなお客さんはさっと来てさっと帰る感じ。ゴミは散乱してるわ、マークシート方式の紙の中に書いてある専門用語はさっぱり分からないわで、そわそわしながら、Aさんに教えてもらった通り、私の発案した語呂合わせをマークして券売機へ。上の写真のようにひっそりと馬券を買いました。この写真の手前の馬券がAさんが買ったもの。奥の馬券が私が買ったもの。プラス、私はどうしても「馬単」というのも買ってみたかったので、同じ組み合わせで買いました。ただし、ここがすごく大事なんですが、1-7だけ、7-1に変更で。というのもブエナビスタが7だと分かった以上、1-7を買うより固いかと思ったのでした。後で考えればここでそんな小賢しいことをしなければよかった。

で、ご存知の皆さんはご存知の通り、3時25分から行われた有馬記念の10Rの結果は写真判定のハナ差で1-7。あああ興奮しました。上の写真の2枚の馬券で、夫婦でちょっとだけ勝ち越したんですけど、勝ったこと自体は結構どうでもよくて、私が電車の中でブエナビスタが何番か分からない状態でこの組み合わせを当てたことのほうが気持ちよかった。確かに固いレースだったということですが、それでも初めてのGIで、テレビの前でこんなに興奮できたことが何より嬉しかったのです。レースが終わって数秒後には普通に戻ってしまったAさんと、一緒に見守ってくれたうちの姉がさっさと気持ちを切り替えて他の話をしているのに、私はいつまでもレースの後味にひたっていました。いやぁ興奮しました。有馬記念さま、私にひとときの楽しみと興奮をありがとう。

そうだ、Aさん、馬券をちゃんとお金に替えておいてね。そして美味しいものでも食べてください。

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ヘンナの疑似タトゥー

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アブダビでの会議、なんとか今日終わりました。今回の会議は開催する側だったので、朝から晩まで本当にバタバタして大変でした。でもチームみんなで頑張った、良い会議だったと思います。

アブダビの食品コントロールオソリティのみなさまがGalaディナーとして招待してくださった夜、伝統のダンスはあるわ、ファルコンはいるわ、それはもうさまざまなリッチな経験をさせていただいたのですが、お楽しみのひとつとして、こうやってヘンナで手にアートを描いてくれるサービスもあり、私も試してみました。しかも両手。写真はチョコレートクリームのようにも見えるヘンナの染料を使ってスルスルと絵を描いていくアブダビのお姉さん。乾くまで待って洗い流せばいいよ、と聞いていたのでそのままダンスを楽しんだりドリンクを楽しんだりしていたら、「あ、ヘンナをやったんだね」とアブダビの人に声をかけられ、「そうなの」とにこにこしていたら「ホリデーシーズンにぴったりだね!」と言うので「?」と思っていたんですね。というのも、私、この疑似タトゥーって1週間くらいで消えると思い込んでいたのです。それがなんと、1ヶ月くらい消えないらしいじゃないですか!

ぎょっとして急いで洗いに行きましたが時すでに遅し。私はこの両手(右手左手)でしばらく過ごすことになりそうです。まぁアブダビの思い出として、ちょっとワイルドカワイイし、植物性だから体にも悪くなさそうだし(超非科学的)、個人的に良しとすることにします。私の家族のみなさん、年末は私はこんな手で帰ってきますが驚かないでね。

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アブダビより

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最近はドゥバイよりも開発がさかんでリッチな雰囲気が漂うと言われているアブダビにやってきました。写真はホテルの部屋にあったウェルカムスナック。アラブの甘いお菓子が並んでいます。

ナイトフライトでローマからドゥバイに飛んで、そこから車でホテルまで来ました。1時間ちょっとでアブダビに着きます。到着は朝の8時ごろ。それからチェックインしてしばらく休んだあと、世界保健機関の同僚とミーティング。さらにアブダビの食品安全関係の政府の人々と打ち合わせをして、それからランチ。ホテルからつながっているアブダビモールで買い物をして、ネイルサロンでフレンチマニキュアをしてもらって、それから夕方の6時から夜の9時半までさらにミーティング。そして今ロビーでクラブサンドイッチとビールで乾杯して部屋に戻ってきました。

明日は関係者のミーティングが1日続いて、本格的な国際会議は火曜日からです。日曜からせっせと働いてる!と自分で勝手に感動していたけれど、イスラムの世界では週末は木曜日と金曜日。日曜日は普通の平日なのです。そう、それと、今回ホテルの部屋の窓からの写真も撮りました。8階でいまいち景色が良いとまではいきませんが、開発がぐんぐん始まっているのが分かるかなと思います。ホテルはBeach Rotanaです。明日も頑張ります。

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懐かしいプルマン

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日曜日の今日は、友達のAとバールでカフェ+おしゃべりのあとにクリスマス用の食べ物を美しいパスティッチェリアで仕入れて家に帰り、思うところあって昔の写真をしばらく整理していました。20ギガを超えていたiPhotoのライブラリをTime Capsuleに移動、バックアップしました。以前のライブラリは80ギガを超えていて後悔したので、今回は早めの対処(のつもり)です。

そして以前のバックアップの膨大な量の写真をぼんやり眺めていると、私の第2の故郷、プルマンの小麦畑の写真が何枚も何枚も次から次に出てくる出てくる。私がどれだけプルマンの風景を好きだったか、こんな風景はどうってことない日常なのに、何度見てもハッとさせられてカメラを向けてしまっていたのかを、まざまざと思い起こさせられました。

視界の80%が空だったプルマン。どうしてあのゆったりした美しい土地を離れて、良くも悪くもカオスなローマに、引っ越して来てしまったのか。しかもひとりで。あのままエクステンションスペシャリストとして定住できたかもしれない道をあんなにあっさり断ったのはどうしてだったのか、今となってみると自分の気持ちだったはずなのになんだかもやがかかったかのように、どうしてもうまく思い出せません。

ローマに来て、今の職場で働いてきて良かったかと聞かれると、確かにものすごく良かったというのが正直なところだけれど、この仕事がプルマンのようなところにあったらさらに理想だったな、と思うのも真実。でも私がどんな道を選ぼうと、プルマンはいつも変わらずあの土地にあって、夏は酷暑、冬は極寒の雪の中でも平和に淡々と時を刻んでいるんですよね。当たり前のことなんですが、時々ふと自分だけが走りすぎてしまったような、それでいて取り残されてしまったような、ちょっとだけ悲しい気持ちになったりするのです。

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FPその後

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11月1日にファイナンシャルプランニングの相談に乗ってもらったという話をここにも書きましたが、「こうしたほうがいい」というのを書いただけだと行動が続かないので、自分の背中を押す意味で「なにをしたか」のフォローアップをしておこうと思います。

1. エマージェンシー資金、言われた通りにさっそく別に分けてプールしました。

2. 投資信託、まだ買ってはいませんが、ネット口座を開設しました。やっぱりイタリアをベースにするのはあまりにも不安なので、日本をベースにすることにしました。いろいろな書類が夫のAさんのところに届いているはず。今は投資についてせっせと勉強中です。信託とはいえ、長期な目線での揺れ幅を見極める知識が必要みたいなので面倒がらずに勉強あるのみですね。がんばります。実際に動き出すのは夏頃かなと考えてます。

3. 銀行はアメリカの銀行は次にアメリカにいった時に(いつだろう)解約する、と決め、日本の銀行は、手数料がなるべく取られない代わりに利子の低い(ほぼない)口座というのに乗り換えました。イタリアのは、もはやしかたないので現状維持で、なるべく手数料のかからない方法を考えていこうと思っています。

4. ネット銀行の利用は、利子が思った以上に少ないこともあって、私のライフスタイルにも合わないということで見送りです。

5. ヴァンブレーダの保険は無事にAさんを外すのに成功しました。結構面倒で、意味不明なチェックがあったんですが、コツコツとやってできました。外す時、「書類を正式確認してくれるオフィサー」のひとに「一度外すと二度と入れないわよ」と脅されましたが、何度考えても、やっぱり日本の保険に入っている以上、特に必要はないんですよね。そして、日本の保険証を見せて、というのでAさんの保険証のスキャンされたものを見せて、英訳もつけて(Aさんありがとう)を見せたら、「実物はないの?」というのでぽかんとして、「あのぅ、実物は当然日本にいるAさんが持っていて、日本にいるからという理由で外そうとしているのに、ここに実物がないとだめなんですか?」と聞いたら、「まあそうとねぇ、正論よね、でも私はどうやってこれが本物だと分かるの?」と聞かれました。ムっとしたので「日本語で書かれた本物を持って来たらあなたにはそれが本物って分かるのなら夫に郵送してもらいますが、イタリアの郵便局がなくしたら(よくあるんです)責任もっていただけますか」と言ったら「うーん、よく考えたら本物みても私にそれが本物ってわかるわけないわね」と言うのでかわいそうになって、日本では国民保険や共済保険やそういうのには絶対入らなきゃいけないんです、だから当然みんな入っているんです、そうでないと病院で受付もしてもらえないこともあるんです、私自身も無駄なのに入っているんですよ、と説明したら、「わかった」といってガッチャンとオフィシャルスタンプを押してくれました。結構適当だなと思わないこともなかったんですが、良かった良かった。

6. クレジットカードはイタリアのカードの利用状況を2010年11月から2011年10月の1年間で分析してみることにしました。それで年会費の29ユーロがその価値があるかどうか決め、不要と確定すれば2011年の10月に解約手続きをしようと思います。他のカードは現行のままでいきます。

7. 厳しく言われたレシート帳は、さっそく作成しました。3ヶ月ほどたったら私の消費傾向を分析してみようと思います。

8. カードでできる買い物はカードで、と言われましたが、まだ大きめの買い物しかカードでできてません。細かく出していったほうがいいと言われてるんですけどね。頑張ります。

以上、フォローアップでした。

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Easy A

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easya_smallposter.jpgEasy A (2010), (A-)

シニカルでスマートなアメリカンティーンコメディとして私はシンプルにすごく笑わせてもらいました。はっきりいって私にはすごく面白かったです。アメリカらしいというか、「良い」クリスチャンと本当の意味で「良い」人間でいることと、人の目にうつる姿との矛盾と、ぴったりなEmma Stoneの演技のバランスがすごく良かった。Emma Stoneは私はわりと前から好きで、Paper Manも前に飛行機の中で見たんですが、Ryan Reynoldsのダメダメ演技のせいか、彼女が非常に光ってました。キレイな顔と、ハスキーな声と、目ぢからが良さそうです。以下は映画を見ないと良くわからないかもしれませんが、私の覚えている限りで良かった部分です。

とりあえず笑えたのは家族と一緒のさまざまなシーン。普通に弟がオリーヴに「そのパンツいいね」と褒めるところで「ありがとう〜(大袈裟)!Costcoよ(得意げ)」みたいな会話で何故かぷぷぷとなりました。その直後のシーンで「ぼくに思春期(?pubertyといってました)なんか一生こないよ」と弟が言ったときお母さんが「私たちは遅咲きなのよ、私だって遅かったわ」と励ましたんですね。そしたら弟が「そんなの関係ないじゃん、僕アダプトされたんだから」と言った瞬間お父さんが壁を殴りながら"WHAT?! OH MY GOD!!!"「誰がそんなことを教えたんだ?」とやったところが笑えました。だって弟くんかわいい黒人ちゃん。大袈裟なWHATがあんなに微笑ましくなっていてとても素敵な家族だとにっこりできました。あとはもちろん"inappropriate language"のところで両親がティーティーティーティーと永遠にやるところ。あんなに長くされると笑いが貯まりたまってアハハとなります。

お父さんも面白かったけどお母さんも面白かったですね。「Oliveの友達はみーんな」というので、当然「私の友達よ」と来るかと思ったら「私の娘の友達よ」といったので心の中で観客全員が「そのまんまじゃーん!」と突っ込んだことでしょう。 ブランドンが遊びに来たときも、「オリーヴいる?」というときにIs there an Olive?と聞いたので「冷蔵庫の瓶詰のなかにいっぱいあるわよ」と言っててベタでした。

あとはジーザスフリークのいじめっ子に「Higher Powerがあなたの良くない行動をみてるわ」みたいなことを言われたときに、「トムクルーズ?」と聞くとこまでは普通にフフフという感じだったんだけど、そのあとのAmanda Byneの微妙なため息がすごく面白かった。フゥーってやってました。わざとらしく。もしかして面白かったのか?って感じすらしました。

あと、やや下ネタで失礼しますが、オリーヴが、ゲイのブランドンに「ちょっとおちついてよ、ゲイってそんなにこういうのに反応するもの?何があると思ってるの?ノーム?」って言ってて観客のみんな吹き出してました。ノームってお爺さんの風貌の小人の妖精ですね。笑えます。

というわけで、邦題は不明ですが、アメリカンギャグ満載で楽しめました。ティーンコメディ必須のスピーチがないなぁと思っていたら、今の時代スピーチもYouTubeなんですね。もう一度見たいな。トレーラー下にくっつけておきます。[ DVD | 日本語DVD ]

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ベルリンの市内には旧東ドイツのデザインの歩行者信号がちょこちょこあって、そのカワイさに釘付けになります。青信号の方もかわいいんですが、私はこの赤信号が好きです。手前が旧東ドイツのもの、奥のが西ドイツ時代から使われていて統合されたもの。近年になって旧東ドイツのデザインが見直されてベルリン市内では手前のものが多くなってきているとか。

デザインそのものもかわいいといえばかわいいのですが、私が興味を持ったのはこの描かれた人自体が歩行者なのかどうなのかという点。元の体制時代を考えるともしかしてこれって交通警察官のような人が笛をピピーっと吹きながら歩行者を止めているイメージなのかしら?と思うんですよね。青の方はサクサク歩いている感じなので歩行者のような気もするんですけど。でももしこの赤信号の人が歩行者だとしたら、状況としては、うっかり青だと思って進もうとして、おっと!止まらなきゃ!と自分の勢いを手を広げて道の端でおっとっとと止めている感じなのかもしれないといろいろと想像したら楽しくなりました。

でもまぁ、交通警察でしょうね。かぶっている帽子がそんな感じです。青信号の歩いている方の帽子はジェントルマン風のものですけど、これは頭頂部が丸い感じ。

さて昨日は、ずっと行きたかったペルガモン博物館に行ってきました。英語のファビュラス(イタリア語だとファビュローソ)という言葉はこのためにあるんじゃないかと思うほど大袈裟に素晴らしかったです。見所は私としては大きくわけて3つ。ペルガモン(ゼウス)の大祭壇(紀元前2世紀)、ミレトゥスの市場門(紀元前2世紀)、そしてなんとすばらしいイシュタール門+行列通り(紀元前6世紀)。別に特に遺跡などに興味がない人でも、ベルリンに来たらこの博物館は訪れておいたほうがよさそうですね。とにかくとてつもなく古いのに、大きくて威圧感があり、それなのに細部の芸術も素晴らしくて感動します。イシュタール門の色彩、当時からものすごく斬新だったことでしょう。日本が縄文から弥生だった時にこんなものが、と思うだけで鳥肌がたちます。

夕方はこれまた行きたかった、ウィーン風のコーヒーハウスのチェーンである、カフェアインシュタインに行ってきました。イタリアなコーヒーとはまたちがうドイツ語圏のコーヒーは、私が思うに日本人の好みに近いと思います。イタリアのはかなりラテンで濃くて強い感じですよね。それもまたいいんですけどね。カフェアインシュタインはケーキも有名らしく、おいしいチーズケーキ(スフレタイプ)をいただいて感激しました。シンプルな焼き菓子の美味しさとチーズの美味しさが合わさったようなとても家庭的な味。ドイツはそういえばパンも独特で美味しいし、食文化は決して悪くないものがありますよね。あと数日ベルリン楽しみます。

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オランダからは水曜日の夜に帰り、ローマで数日過ごしたあと、土曜日の今日ドイツはベルリンまで飛んできました。今回は出張ではなく、休暇です。というのも、主人のAさんが日本からの出張でベルリンへ行くというので、同じヨーロッパに来るし私も慌ててフライトを予約してやってきたというわけです。

Aさんは成田からミュンヘン経由で長旅ですが、私はローマからの直行便でひとっとび。先にホテルにチェックインして今、Aさんの到着をわくわくしながら待っているところなのです。というわけで、明るいうちにホテルの窓の外をのぞいてみたら、突然目の前にこんな教会があったのでパチリととってみました。

出張だと到着してすぐ会議関係の人々と会ったり食事したりミーティングしたりプレゼンの最終調整をしたりいろいろと忙しくて部屋でゆったりする暇はないのですが、今回はこういうのはAさんの方なので私はのんびりした気分です。明日はバビロンな美術館に行けたらいいな、なんてお気楽なこと考えてます。

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オランダから

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すごくつまんない写真ですみません。ホテルの外が真っ暗なので今回は窓からではなくて窓を写してみました。出張でオランダに来てます。Noordwijkerhoutという発音できない街にいます。アムステルダムから車で30分程度のところ。近くにはチューリップ畑が広がっていてのどかなところです。春には観光客もたくさん来るらしいですよ。

仕事はマイコトキシンというカビ毒に関する国際会議。今回ひとつ特別セッションをやることにしたので気合いが入っています。私の個人的な感想ですが、私はこのカビ毒問題、特にとうもろこしのカビ毒問題は数ある食品安全の問題の中でも国際的には非常に重要度が高いと思っているんです。というのも、食糧供給が危うくなってきている昨今、カビ毒で失われているとうもろこし、ものすごく多いはずなんですが、もっとスキャンダラスなホットトピックの陰に隠れてしまっていまいちスポットライトが当たらない。しかもほとんどの先進国にとってとうもろこしは動物のエサである場合や、副食である場合が多いので、アフリカのたくさんの国ように主食として大量に食べている場合の影響を考える時にピンとこない。マイコトキシンのカビって、カビっぽくみえるところを取り除くと食べれそうに見えてしまうし、味もそこまで変わらないのでうっかり貧困国ではみなさん食べてしまうんですが(他に食べ物が無い場合なら特に)かなり高温度で長時間熱処理しないと毒はなくならないし、しかも恐ろしい事にこれって積もり積もってしまうと発がん性があるタイプの毒もあるんですよね(アフラトキシンなど)。じわじわと殺されてしまう。プラス、万一、超高濃度に入っていたりすると突然死したりもするのでさらに怖い。(注釈:これはすべてのカビのことではなくて、マイコトキシンと呼ばれるカビから発生するカビ毒の話ですので、カビが全部怖いわけではありません。確かにカビが生えたものは食べないほうがいいですけどね。)

というわけで、私は個人としてはこの問題は国際社会で十分に検討して優先度をあげてもらうべきだと思っています。もちろんBSEだとかO157だとかノロウィルスだとかサルモネラだとかコレラだとか、いろいろ食品安全の問題はたくさんありますが、カビ毒は影響を受ける人、死ぬ人のスケールが違う。しかも食糧供給に直接影響がある。しかも気候変動で地球の湿度が上がって温度も上がってしまうと、カビですからさすがに増えます。だから今後もっともっと重要になると思うんです。と、つい熱くなってしまいましたが明日からの会議頑張ってきます。

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La Cena

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la_cena.jpgLa Cena (1998), (B)

イタリア語でLa Cenaは英語だと"The Dinner"でズバリ、「夕食」あるいは「ある夜の夕食」のような感じです。邦題は「星降る夜のリストランテ」だそうです!全然違う!とはいえ、良いタイトルだとは思うんですが、あまり映画を象徴しているとはいえません。最後の場面を見てそういうタイトルに行き着いたのかもしれませんけどね。

最近かなりイタリア語の勉強に身が入る私ですが、この映画はシンプルな構成(ほとんどレストランの中で終わる)ということもあってかなり初心者向きな気がしました。とはいえ、分からない部分も多く、オーナーの奥さんの美人なフローラさんが、例の人と何をどうしたかったのかが結局全く分かりませんでした。が、もしかしたら、それはそういううやむやにするような話の設定なのかもしれない、と自分のイタリア語能力を棚に上げたいと思います。最後に妹に「あれは別にいいのよ」とかなんとか言っていたような気がするし。

まあ一言で言ってしまえば、あるローマの人気リストランテでの一夜、といった感じですが、マエストロがなんだかんだメニューをみたあげく、いつものリゾビアンコに決めたり、ティーンネージャーの姪っ子の誕生日のパーティをリストランテでやったり、日本人の観光客(という設定みたいだったんですけど、普通に韓国語しゃべってました)がいたり、約束にひたすら来ない人がいたり、知らない人同士急に仲良くなって語り合ったり、とまさにローマのリストランテで毎晩起こっていることといった感じで良かったです。当然フィクションなので大げさな表現もあって、日本人家族の描写は、ひたすら写真をとりまくったり、カルボナーラにケチャップをかけたり、子供がずっとゲームボーイ(1998年なので)をやっていたりして、日本人の私としてはちょっとムっとしないでもなかったんですけど、結局「印象」を大げさに「表現」するとなると、ああいう感じになるんでしょうね。でも「本当は韓国人なのにみんな日本人だと思っている」という設定なのか、それとも本気の「日本人設定」で韓国語をしゃべってるところはウッカリなのか、良くわかりませんね。いずれにせよ、ゲームボーイのところは良い伏線になってて最後になるほどと思いました。

初老のウェイターが「トスカーナ人」のウェイターのウリアーノを毛嫌いしたり、かなり「ローマ人」にありうる設定で面白いです。哲学のプロフェッサーの役をした人はどうやらイタリア人の間でもかなり人気の俳優みたいで、たしかに彼の演技は光ってました。「『ストロンツォ』を演じたかどうか」のところで「確かに演じたけど、まぁ実際自分は『ストロンツォ』だからね」と言ったりした場面なんかは映画なのに「ふーんそうだったんだ」と普通に納得してしまいました。「イタリア人」というよりは「ローマ人」の人間ドラマを描いたこの映画、私にとってはとても興味深かったです。地名がどんどん出て来ても「ああ、あそこね」と分かったりできるのも嬉しかったし。

でもやっぱりもう少し頑張ってイタリア語勉強しよう、という結論に至りました。映画の冒頭の部分をYouTubeで見つけたので下に貼付けておきますね。映画としての評価は中くらい、ということでBです。[ 日本語DVD ]

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ずっと個人のファイナンシャルプランナーやってましたという、ありがたい経歴の友達が、たまたま今日遊びにきてくれたので、ランチおごるから教えて!と頼み込んで、今日はお金のこと教えてもらいました。すごく勉強になったのでここに書いておこうと思います。ただし、「ブログに書いておこうかな」と言ったら、ファイナンシャルプランニングというのはかなり個人差があるということで、「これは私の条件に合うプランニングにおけるアドバイスです」と注釈しておくように言われました。というわけで、これは私の条件に合うプランニングにおけるアドバイスです(リピート)。

1. まず最初に私がやらなければいけないのはエマージェンシー資金をSaving account(定期預金)に入れること。私の場合はユーロで約12,000ユーロをとにかく「緊急事態のためのお金」としてプールするように言われました。とにかくよっぽどのことがない限り触らないお金だそうです。あのぅ、これってかなり高額だと思うんですけど、と小声で言ったら「いざというとき借金したいの?」と冷たく言われました。たしかにしたくないです。

2. 1が用意できたら、それとは別にさらに10,000ユーロが貯まった段階で、投資信託を買う事。買ったらその10,000の存在は自分の頭の中から早々に消して、もう使ってしまったお金として処理しなさいと言われました。そんなぁー、これもかなり高額じゃないですか?といったら「10年後にその高額ボーナスが突然現れると思えばいいよ」と言われました。そんなものかもしれないですけど。って、10年待つんですか!とさらに驚いたら10年なんて早い方だそうです。投資信託ってもっともっと長期戦なんですね。

3. 上のふたつが終わったら(あるいはその資金を貯める間に)使っている銀行を見直すこと。イタリアとアメリカと日本に銀行口座のある私ですが、そのすべての国で銀行での貯金ははっきりいって意味なしだそうです。なので、利息率は気にするなということでした。気にしなければいけないのは、利用料、月額手数料などをとにかく最低限に押さえること。ちょっとしたところで1ユーロ、5ユーロ、だとか日本の銀行の振込手数料で105円などなどとられているのがものすごくもったいないんですって。送金手数料が無料の信用金庫で貯金してると言ったら信じられないくらい褒められました。頭なでなでされました。私が使っているイタリアの銀行は窓口で1000ユーロ未満を引き出すと手数料をとられ、ATMで500ユーロ以上引き出そうとすると手数料をとられるという魔の501-999ユーロゾーンがあるので、それは2日に分けて500ユーロずつ引き出すとか、とにかくセコいかもしれないと思える手を使ってでも手数料は節約せよということでした。また、日本の銀行口座のことを調べてもらったら、ATM手数料が月に3回までいつでも無料とかそういうサービスがあるらしいので、そういう口座に乗り換えろと言われました。あと、将来アメリカに住む予定がなければアメリカの銀行は解約してもいいかもね、と言われました。確かに。

4. ネット銀行について質問したら、金利がいいので元本保証の範囲(1000万円以内ってことかな)で利用するのはいいかも、ということでした。とはいっても、100万円預けても1年で返ってくるのは2、3千円程度らしいですよ。かなりトホホですね。でもぼけっと普通銀行にいっぱい預けておくタイプの人はこういうのを利用すると少しでも増えるとのことです。でもまぁよっぽど魅力的なサービスがないかぎりマストではないみたいですね。

5. 銀行を見直したら次は保険を確保。私は半ば強制的にヴァンブレーダという国際的な医療健康保険(どの国でどんな病気になっても大丈夫)に入っているのですが、なんとなくノリで主人のAさんも家族保険に入れてると告白したら「あなたもうすこし考えたほうがいいよ」とニッコリ笑われました。Aさん日本の立派な健康保険に入ってるのでヴァンブレーダまったく必要ないそうです。すみません、なんとなく分かってたんですが、念のためっていうかなんというか、いや、明日Aさん退会手続きします。あとは私の場合はヴァンブレーダがカバーするのでいらないけれど、Aさんがシンプルな医療保険に入っておけばさらにいいそうです。Aさん入ってるのかな?月額3000円程度の終身保険がいいそうですよ(人ごと)。死亡保険は扶養家族がいる場合に必要なもので、うちは夫婦共働きなのでとりあえず必要ないらしいです。子供がいる場合に考え始める感じ、というシンプルなアドバイスでした。個人年金保険みたいなやつは私はとりあえず必要ないと言われました。ですが「それは国連の年金システムが崩壊しないという前提の上でね」ということです。なるほど。崩壊しうるのか。ただ日本の年金システムを説明したら、Aさんはのちのち入ったほうがいいでしょうだそうです(彼女の中では日本の年金システム崩壊必至とのこと)。ただ、入れるぎりぎり最後の年齢で入ったほうがいいらしいです。若くして払い始めると損しちゃうらしいです。40歳過ぎくらいに考え始めれば大丈夫だそうです。

6. 次に財布を全部出して、と言われました。おずおずと差し出すとカードを全部抜き取ってチェック。クレジットカードは基本的にVisaとMastercardを1枚ずつ、そのどちらかをメインカードとして使うように、ということですよ。アメックスやダイナースは彼女曰く「年収1億以上2億未満の成金が嬉しがりで持つカード」だそうです。ゴールドカードやプラチナカードなんかに惑わされたら、それはずばりカード会社に尽くしてる状態だそうです。ひー耳が痛いですね。メインカードは、出張が多い私は航空会社カードが一番いいそうです。マイレージで戻ってくるから。お金が戻って来ないカードは使うなとまで言われました。エールフランスビザカードとかそういうのがいいよ、というので私のJALカードを見せたらまた頭をなでられ褒められました。かなり還元率いいみたいですね、JALカード。JALの会社としての状態はものすごく良くないですけどね。2枚目も航空会社カードにすれば?と言われました。KLMを良く使うのでKLMで考えようかなぁ。ANAもいいなぁ。実は私が一番良く使っていたのはJALだったんですが、JALはなんとローマ東京間の直行便を先月から運休にしちゃったんですよね。JALなき今、アリタリアの直行便だけはありますけど、だからといってアリタリアのクレジットカードってぜひとも作りたくない。信頼ゼロな会社です。それと今イタリアの銀行のクレジットカードを2枚目にしてるんですが、それを見て「これは最悪のチョイスね」と言われました。年会費確かに高いです。でもユーロで払えるカードが欲しかったんです、と言ったら「なぜ?」と聞かれ「なんとなく」と答えているうちに自分でも情けなくなりました。ファイナンシャルプランナーさんって怖いんですね。仲良しの友達なんですけどね。

7. 次は私が一番弱い月々の支出。すみません把握してませんと正直に答えたら、今日からすべての買い物にレシートをもらって片っ端からノートに貼付けなさいといわれました。はいそうします。食費、交通費、交際費、住居費、衣服など細かい支出は、私の収入だと月のイタリアの銀行に入ってくる分の70%に押さえられれば合格だそうです。私は自分の薄給を日本の銀行、イタリアの銀行、信用金庫と3カ所に分けているんですが当然イタリアの銀行に入る分がほとんどなんですね。その70%ということですが、これはなんとなくクリアしているような気がします。そしてその残りの30%をどうするの?と聞いたら、2で買った投資信託に足していくのが15%、常にChecking account(普通預金)に入れておくのが残りの15%ということでした。なるほどなるほど。

8. 最後に、買い物はできるかぎりメインカードに設定したクレジットカードで払う(利息なしの一括にかぎる)がよろしいということでした。カードが使えるところは全てカードにせよということです。カード会社の信頼性にも寄りますが(日本のメジャーなカードは全部大丈夫だそうです)、カード会社の請求書で大まかな支出管理ができるのと、上にも書いたように還元があるのが大きいそうです。ただ、どれだけ使ったかの管理も重要なのでやっぱりレシート管理が必要ということでした。

というわけで、今年もあと2ヶ月ですが、今年中にアドバイスしてもらった通りに動いておこうかと思います。

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私のバルコニーガーデンですが、たくさん咲いていたワイルドストロベリーの白い花の期待を裏切らず、日本から帰ってみたらこんなイチゴちゃんたちが真っ赤になってました。どれも小指の先ほどの大きさでものすごくかわいいんですが、かわいいだけではなくて、とても香りが良いのです。かなり癒されます。

紅茶好きの私としては、紅茶にいれてストロベリーティーとしていただく予定。もっとたくさんとれたらジャムにしてもいいかなと思っているところです。

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チーズと塩と豆と

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チーズと塩と豆と(井上 荒野・江國 香織・角田 光代・森 絵都)

この本は女流直木賞作家4名の短編集ですが、その中でも私が特に感想を書いて残しておきたいのは、角田光代さんの「神様の庭」。本の帯の「愛と胃袋、直木賞作家が食べて書くヨーロッパの田舎」という一文に含まれる「食べて」と「ヨーロッパ」という2つのキーワードにつられて軽い気持ちで買ったのですが、東京の姉の家を訪ねる電車の中でうっかり読み始めてしまい、読みながらこらえてもこらえても、ひたすらとにかくこみ上げてくる嗚咽となんともいえない感情に、何度も本を閉じて深呼吸をしなければいけないほどでした。50ページ弱のただでさえ1ページの文字数の少ない短編なのにこの読み応え。角田さん天才だと思います。感動しました。

日本人ではない登場人物と完璧にも日本ではない設定の物語なのに、限りなく深い何かを共有した気分がしました。「古い」家族とのすれ違い、時代と世代の違い、これらは世界共通、言葉も文化も時間も場所もなにもかも超えて、誰でもどこでもいつでも多かれ少なかれ経験することなのでしょう。アイノアのお父さんがバルセロナでの夕食のあと「こんなひどい店ばかりなのか」と言ったとき、その言葉そのものも、その先に起こることも、全部私がすでに経験したことだったと感じるような不思議な錯覚にとらわれて、正直びっくりしました。

私は幸運にも「食」に密接にかかわる仕事をしていることから、「食」が持つさまざまな意味を考えるチャンスがたくさんあります。先日イタリアの農家のおくさんに優しく「ローマではいつもひとりで食事をしているの?」と聞かれたことや、「ときどき、不思議と、日本にいる家族と、平凡な夕食をただもくもくと食べている食卓の夢をみることがあるのよ」と言ったパリで働く女性の話なんかが、またこの本を読みながらわーっと私を襲って来て本当に涙を表面張力でキープするのに困りました。

ところで、先日パルマの学会で知り合ったオーストリアの政府の食品安全技官の若い女性と頷き合って合意に達したのが、「正しい食生活」や「ナチュラルな食事」、「体にいい食べ物」や「ヘルシーな食品」などという話を始める人がいたら、その人が本当に栄養学を包括的に勉強したかどうかチェックするべきだ、ということ。彼女は今ウィーンで急激に増えている拒食症のカウンセリングを任せられたことがあるということをはなしてくれて「結局私が10年以上努力して勉強した栄養学は、拒食症の人が抱えている問題の核心に触れることすらできないのよ」と言いました。私も深く同意して「私もアメリカで超肥満の人のカウンセリングをホスピスでやったことがあるけれど、全く同じことを考えた」と言いました。もちろん、栄養学は「技術的」な「解決策」を提供するときに不可欠ではあるけれど、「なぜ拒食症・超肥満になったのか」「どうやって治すのか」という根本的な解決には「技術的な知識」は往々にして無力だったりするのです。当たり前すぎることを書くようで非常に恐縮だし、誤解をおそれずに書きますが、こういうときカウンセリングする立場にある「栄養学の専門家」の人に本当に必要なのは「包容力のある優しさ」「理解、あるいは理解しようとする本気の心」とともに、「栄養学だけでは解決できない」という認識なのです。そしてこう書くと、話がまるで360度戻るようですが、その優しさ、理解、認識を自分のものとするためには、結局、栄養学を包括的に学ぶことが必要なのです。

そして栄養学を包括的に学ぶと、何故か、いかに家族というもの(あるいは家族に近い人々)が大事かが分かってきます。そして、その人たちと笑いながら、楽しみながら、時にはケンカしたり泣いたりしながら、一緒に食事をすることが、どうしてそんなに大事なのかが分かってくるのです。

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20070604103243.jpg日本に一時帰国中です。週末に主人のAさんと那須に行ってきました。那須のご用邸の近くのおそばやさんでおいしい山菜(きのこ)の御膳+2色おそばをいただいたり、紅葉しかかった自然の中を散歩したり、温泉に入ったり。その温泉が、何が入っているのか知りませんが、1日中お肌つるつるになるような美肌温泉でかなり驚きです。行ったのは那須の大丸温泉旅館。かなり標高の高いところにある温泉で、川に沿って温泉が出ています。混浴でもバスタオル付きで入っていいので女性もグリーンのバスタオルを借りてどんどん露天に出て行きます。が、私は最上流にある女性だけの露天で楽しみました。私が入ったときは何故か誰も入っておらず、ひとりじめで超満喫できました。

ところで那須はやっぱりバブルの時の脱サラビジネスのようなイメージのお店がたくさんあって軽井沢や日光のような雰囲気になっていますが、唯一気に入ったのはエミールガレ美術館。ヨーロッパによくあるような、ちょっとした教会や修道院を改築したような作りになっていて、個人所有のコレクションが並べてあります。もともとガラス芸術は大好きなので、ちょっと高めの入館料も払って入ったのですが想像以上に良かったです。「もの言う花瓶」で有名な詩入りのさまざまなガレの花器ですが、今のフランスになかなかないようなアールヌーヴォーな文字で書かれていて素敵。パリのメトロの入り口のMetroの文字っぽいと言えば分かっていただける方もいるのではないかしら。

ところでそこのショップでひとめ惚れしたのが、ヴィンテージスワロフスキー。実はイタリアでは密かにブームで、いろいろなクリスタル屋さんにちょこちょこあって見たりしていたんですが、だいたい2センチくらいのひとつぶが300ユーロから500ユーロ程度。でも日本では安いんですねぇ。需要がないのでしょうか。裏側にミラーマスクがしてある状態の不規則なカットの約100年前のダニエル・スワロフスキーがいくつかころころと転がっていました。このころの大量生産のスワロフスキーは価値がピンキリでひとつぶ100円くらいからあるんですが、私が探し出したものはイタリアでは確実に500ユーロはするもの。それに小さなリングを施してもらってペンダントヘッドにして2つぶ買いました。古いものなので傷もあるんですが、それもまた良しということで、普段使いのアクセサリーにしようと思います。どちらも2センチ程度の大粒です。他にもネックレスなどありましたが、本当に価値はバラバラで、アンティーク物というものは、「掘り出して」いく努力と、「ひとめ惚れ」の力が必要だと思います。自分がハっとしたものはそれ自身に絶対的あるいは相対的な価値があってもなくても、結局自分にとって大事なものになるに違いないのです。

帰りには那須のお土産ナンバー1で天皇陛下の那須御用邸用命という、扇屋さんの「御用饅頭」と「みそきん」という味噌入りきんつばを買ってかえりました。楽しい那須旅行でした。週末だったので高速1000円だったしね!

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Alta Velocita'

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こんなショボい写真を撮ってしまって、密かにテツな主人のAさん(彼は「テツじゃないよ」と否定しますが、秘境駅や電車を見るとかすかに興奮するので隠れテツだと思われます)が、「ちゃんともっと近くから撮ってよ」と言いそうですが、出張でパルマ市に電車で行ってきました。電車といえばイタリア国内の旅行に便利なユーロスター。イタリアではみんな「エウロスター」と呼びます。最後に小さな(ル)がついた感じの発音。そしてこの赤い車体がAV(アルタ・ベロチタ、語尾上がり、ハイスピードという意味)と呼ばれる新車両(ってほど新しくもないですけど)で、これを見かけるとAさんはかすかどころではなくかなり興奮します。これ、乗ってて体感できるほどの高速で走ります。最高速度は300km/hといっているので新幹線と同じくらいかもしれませんが、イタリアンな方々が運転しているせいか、新幹線よりももっと速く感じます。突発的な揺れもあって、乗っていて振り落とされそうな気がするときすらあります。もちろん気のせいですが、それだけスピードを感じるということ。

今回出張ということもあって、セクレタリーのかわいいFちゃん(イギリス人)にチケット手配を全部お願いしていたら、なんとファーストクラスで取ってくれていて、強烈に快適シートで飲み物食べ物サービス付きの豪華(おおげさ)旅行となりました。パルマまでローマから4時間。パルマハムのパルマです。パルメザンチーズ(パルミッジャーノレッジャーノ)のパルマです。イタリアでも特に食べ物がおいしいと言われるパルマ。2日間の出張で、会議の連続だったんですが、おいしいチーズとおいしいプロシュート(生ハム)とパスタとワインと、すっかりパルマを満喫しました。帰りに駅の近くのフォルマッジェリアでさらに熟成チーズとプロシュートとポルチーニ&オリーブなどを買い込んで帰ってきました。

会議は久しぶりに面白い内容のもので良かったです。パルマには欧州食品安全機関があるので、その関係で参加したのでした。さまざまな地域協力機関の中でもヨーロッパは食品安全の部門ではかなり進んでいるので、国際機関としても学ぶべきものがたくさんあります。しっかりとりこんでこれからの私の仕事の参考にもしよう。

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