« 2012年7月 | 2012年8月アーカイブ | 2012年9月 »

日本の夏、北の国から

 | コメント(2) | Edit

釧路のお土産このサイトでは私がベトナムに行ったきりになっていますが、もちろんそんなことはなく、ちゃんと18日にはローマに帰り、1週間働いて、それから日曜日の昨日、日本に帰ってきました。うちの旦那さまのAさんも1週間出張に出ていて、北海道の摩周湖の調査に行っていたんですね。そこでイタリアから素早くメールを送り、釧路空港を拠点とするAさんに無理を言って六花亭のお土産をリクエストしておいたんです。まずは私の大好きな六花亭のモカホワイトチョコ。写真の奥の白い食べきりサイズ65円です。六花亭のチョコレートはどの味も確かに美味しいのですが、ホワイトチョコなどはちょっと甘さが強すぎるので、いわゆる「お土産パック」になっているものはモカホワイトが少なすぎて悲しいので、釧路の直営店のカフェでバラ売りのものを買って来てもらいました。そして手前が有名なマルセイバターサンド。紅茶にぴったりのこのバターサンド、あまり日持ちもしないので4個入りの小さな物を買って来てもらって、なんとなくレア感もあっていい感じです。

日本に帰国して北の国からのお土産をいただけるこの幸せ。そして今朝は炊きたてご飯に、秋の味を先取りして茄子と豆腐のお味噌汁、そして1ヶ月以上楽しみにしていた水戸の納豆を食べてすっかり「日本の朝ご飯」を満喫しました。実は私は小さな頃から大人になるまで納豆を好きだと思った事はなかったんですが、やっぱりせっかく茨城にいるんだからと、Aさんがつくばに引っ越した頃をきっかけに近所のスーパーで買った納豆を食べてみたところ、水戸の納豆の美味しさにノックアウトされました。さすがの味です。朝からインスタントに元気が出ます。また、スーパーに並んだ納豆の種類の数も熊本のスーパーのそれとは段違いで、納豆一つ買うのにしばらく悩みます。

さて今回は、1週間ほど休日を楽しんだら、実はしばらくお仕事を日本でテレワークをさせていただくことになっています。1〜2ヶ月ほどは滞在する予定ですので日本の皆さんよろしくお願いいたします。でも毎日仕事なのでつくばにずっといることになるんですけどね。暑いですけど節電もしつつ、北の国に思いを馳せつつ、工夫して涼しく暮らしていこうと思います。

追記(8月29日):昨日メールで教えてもらったんですが、テレワークをウィキペディアで調べると、日本での造語となっているらしいんですが、全然そんな事ありません。私の職場でもしっかりTeleworkとかTeleworkingとかいいます。ちょっと気になったので。

カテゴリ:

幸せ朝フォー。

 | コメント(2) | Edit

Hanoiまた出張中です。今回はヴェトナムはハノイに来ています。土曜日の朝7時にリオからの便でローマのフィウミチーノ空港に到着したばかりというのに、翌朝の8時半にはまた同じ空港に。しかも、今回のターミナル1の混雑が半端ではありません。私はいつもできるならば家でオンラインチェックインをして行くのが普通なんですが、この日は何故か、ローマからパリまでの最初のチェックインはできるのに、パリからハノイのチェックインができなかったので並ぶ必要があったんですね。オンラインチェックインが出来なかった時点で、これはあやしいと思って、荷物を最小限にしてキャリーオンだけで出かけることにしたんですがそれが大正解。ローマでは全てのスカイチーム(アリタリア、KLM、エールフランスなど)が大渋滞を起こしていました。それでもなんとかゲート近くでやっと全ての搭乗券を手に入れて飛行機にのったものの、なかなか離陸しません。結果、パリに到着したのは私の次の便の搭乗時刻をすでに15分ほど過ぎていました。シャルルドゴール空港をご存知の方なら分かると思いますが、シェンゲン国から来てシェンゲン外の国に行く場合、まずターミナルを出る必要があります。そしてターミナル2Fから2Eまで走る走る、そしてパスポートコントロールと荷物検査を経てやっとゲートへ。肩で息をしながら全身汗をかきながらなんとか間に合って飛行機にのれました。良かった。

そしてハノイに到着したのが今日の朝の6時半。今日がいったい何月何日の何曜日なのか全く分かりません。あ、大げさに書きました。8月というのは分かっています。そして空港からタクシーにのってホテルに到着したら、運転手さんが「36万ドンです」といいます。36万(360,000)!とびっくりしてこれは普通なのかぼられているのかとぼんやりした頭で考えられなくなってしまい、思わずお迎えに出てくれたホテルのベルボーイくんに、「これってUSドルでいくら」と聞くと「17ドルくらいです」と教えてもらってのでほっとしました。どうやら普通のお値段だったようです。

それからチェックインして「とりあえずお腹すいているだろうから朝食はいかがですか」と案内されたすごくキレイなレストランへ。そしてとりあえず注文したのが写真のフォー。ベトナムに来たら毎朝、食べよう!と心に決めていたフォーです。朝フォー。魚醤もたっぷりいれて美味しい本場の朝フォーに疲れもすっかり飛んで、嬉しい気持ちになったので食べ物って不思議ですね。ベトナムはタイと違って唐辛子はあまり使わないこともあってフレッシュなハーブやライムの味がさわやかです。

さて今回の出張はいつもの会議参加などではないのでちょっとだけいつもよりタフになることが予想されます。病気や怪我にいつも以上に気をつけて頑張ってきます。

カテゴリ:

イグアスの滝

 | コメント(0) | Edit
イグアスの滝

さて今日の早朝に到着の便でローマに帰って来た私ですが、前回更新したリオからどこにいっていたかというと、Foz do Iguaçuというブラジルとアルゼンチンの国境に近い町。ちなみにパラグアイも遠くありません。町の名前は「イグアスの滝」という意味で、世界遺産のこの滝が空港からそれほど遠くないところにどどーんとあります。ただ、あなどることなかれ、この上の写真は、そのイグアスの滝の20%くらいの部分なのです。全体はもっともっと巨大で実は地上からは全体像は把握できづらいことになっています。

2日に到着してからずっと毎日朝から夜まで大きなコングレスに参加していて、自分がやっているセッションも複数回あり、このままだと滝に行けなくなってしまう!と思っていたところ、最終日の8日がぽっかりと空いたので、コングレスの参加者の皆さん15人くらいと一緒に滝ツアーに行くことにしました。

イグアスの滝に行くのはタクシーでもツアーでもなんでも利用していけるとは思うんですが、私たちはツアーに参加することにしました。朝の9時に集合してバスに乗ってさあ出発、と思ったらいきなりお土産屋さんに連れて行かれ、何か無理矢理買わされるの?とおびえてみたら、なんてことはない、5レアル(250円くらい)で雨合羽を買うように、と言われます。外は快晴です。つまり滝で濡れるよということなんですね。ちなみにポルトガル語で雨合羽はCapa(カッパ)です。合羽、今調べてみたら「16世紀に来日したポルトガル人宣教師の服をまねてつくられたポンチョ型の雨具」ということなので当て字なんですね。当て字なのになんだか漢字がぴったりなのですごいですね。こんなところでポルトガル語と日本語が時々マッチするのは感動します。

さてナショナルパークに入ると、42レアルくらいの入場料を払う必要があります。下はナショナルパークの入り口。

イグアスの滝ナショナルパーク

そこからさらにバスに乗って11キロ。そうすると滝の近くに到着するのです。バスを降りるといきなり下の景色が広がります。

イグアスの滝

水しぶきが盛大にあがっているんですが、公園全体にこまかく上がっている状態なので、写真には写し辛いですね。

イグアスの滝

そして驚くべき事に、遊歩道をのんびり1時間ほど全体を見ながら歩いて行くとこんなに近くまで行くことができます。そして展望デッキまでこういう橋をわたって歩いて行くことができるんですが、合羽が必要だったわけがすごく分かります。トレイルを歩いている間はあまり気づかない水滴ですが、この展望橋を歩くともれなく100%びしょぬれになるんですね。私はズボンを膝まで折り曲げて、すねまである5レアルで買った透明の合羽をバッグもなにもかも持った上からかぶって完全武装であるいたつもりでしたが全身の約30%くらいが濡れました。髪もしっかりフードをかぶったはずなのにびしょびしょです。

イグアスの滝

そしてツアーはそこから車でちょっと戻ってmacuco safariというコースに参加してボートに乗る体験をすることに。まずはトロッコ仕様の電気自動車にのってジャングル奥深くへ。そしてトレイル入り口についたらひたすら歩いて川まで歩いて降りて行きます。足が悪い人や残念な靴(ヒールなど)を履いて来てしまった人も心配することはありません。車でのアクセスもあります。そしていざボートデッキに到着したらみんなで完全装備をしてライフジャケットも装着してゴムボートへ。そして私、なんとなくだんだんと後悔と怖さ半分、楽しさと期待半分のような気分になってきましたが、あきらかに滝のサイズに比べてゴムボートが頼りなさ過ぎる。こんなので滝に突っ込んで行って大丈夫なんでしょうか。と心配する時間さえなく、今まで経験したどんなホワイトウォーター体験よりも強烈な川上りですでに全身川に浸かったかのように濡れたあとに3回も滝の中に全員で突入してキャーキャー言って騒いで大興奮でした。でも無事で良かった。あとでツアーの人にもらった写真をみるとこういう状態です。

Macuco Safari

Macuco Safari

そしてそのあとは、この際滝の全体像を見よう!ということになってこれに。

イグアスの滝

ヘリコプターです。全部が終了してから興奮が冷めてから考えたんですが、私、多分ヘリコプターって初めて乗りました。いや、乗った事あるかな?記憶にありません。そしてヘリコプター、実はそんなに揺れないんですね。こんな滝上空で落ちたりしたら、墜落でものすごく運良く助かったとしても滝で間違いなく助かりませんね。ボートツアーといい、ヘリコプターツアーといい、私短時間であっさり自分の命を自ら危険に何度もさらしてしまったと、あとになって心臓がバクバクしました。無事だったからこそ言えることですが、何も考えないで行動するって時には大事なことですね。心配し始めると何も出来ません。

そして命を危険にさらした結果がこちら。滝の全体像です。すごいことになっています。

イグアスの滝

ヘリコプターは上空を4、5回くるくると回ってくれて、しっかりいろんな写真をみんなが撮ったことを確認してからヘリポートへ戻りました。ツアーに参加するといろいろとスムーズでらくちんでした。今度はナショナルパーク内にある超ゴージャスホテルにも泊まってみたい!と無謀な希望がふくらんできちゃうほど、楽しいところでした。なんとなく軽卒に命を危険にさらしてしまった気がしないでもないですけど、終わり良ければすべて良し、コングレスもうまくいったし、いろいろと先つながる出会いもあったことだし、満足いく出張となりました。最後に滝に一番近くまで行ったところの写真を載せておきます。

イグアスの滝

カテゴリ:

ブラジルより

 | コメント(2) | Edit

リオデジャネイロ空港木曜日、仕事を5時きっかりに終えて家に帰り、それからシャワーをしてパッキングをして自宅をよる8時に出て、夜の10時半出発のフライトで12時間の大西洋横断を経て、リオデジャネイロにやってきました。気温は早朝ということもあって19度。ローマの熱波を考えるとかなり良い避暑になりそうです。日中は30度近くまであがりそうですけどね。写真は今、次のフライトを待つ間に明けていくリオの空港の様子です。着陸の時に真っ暗な上空から見たリオは本当に大都会でした。

到着したターミナルは当然国際ターミナルだったので、国内移動のためにドメスティックターミナルまで歩いたんですが、サインがなかなかなくて、ローマから一緒の飛行機だったアルゼンチン人のカソリック神父さんと一緒に移動することになって心強かったです。私がこれから向かうのはブラジルとアルゼンチンの国境の町。今日はまた到着したら少しホテルで仕事したあと、午後はミーティング、そしてそのあと昔の上司のウルグアイ人のMと会って夕食の予定です。なんだかバタバタです。

カテゴリ:

このアーカイブ内の全エントリ

アーカイブス

マンスリーアーカイブ

カテゴリ別アーカイブ