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marimekko.png今日は年末ということで、久しぶりに日本で会ったお友達のYちゃんと、主人のAさんも一緒に都内でランチをしたりショッピングをしたりと楽しんできました。夕方にふとAesop銀座の美しい路面店(昔は古い靴屋さんだったそうですが美しいレンガのお店になっています。こちらどうぞ)に寄っていろいろな商品を試させていただいたあげく、このコラボ商品を買ってきました。正式な商品名はイソップ‐マリメッコ サウナデュエットだそうです。なにがデュエットかというと、ボディスクラブとボディバームのセットなんですね。香りは両方とも統一されていて、一言でいえばスウェディッシュサウナ(ドライ)の香り。スウェディッシュサウナに一歩入った瞬間の、あの針葉樹系の木の香り、そこはかとなく香るハーブ系の香り、焼けたホカホカの石の香りが混ざっているあの香りです。かなりのハイレベルで一気に癒されます。スクラブとバームがしっかり入った2つの瓶(リサイクル可能のプラスチック製)があのマリメッコのヴェラッモ柄(躍動する水のイメージでマイヤさんがデザインされたそうですけど、私にはどうしてもあのムーミンのニョロニョロが上から出て来た風に見えるので勝手にニョロ柄と呼んでいます)で覆われていて、同じ柄のコットンのポーチまでついていて、気分はスウェーデンに来たんだかフィンランドに来たんだか良く分からなくなりますけど大丈夫。どちらもFar Eastの日本人な私にしてみれば同じ北欧です。全然違う言葉を話す国々ではありますけれど。しかもだれもスウェーデンなんて言ってませんね。私が勝手に感じただけです。多分フィンランドでも同じようなサウナに入るんでしょうね。ちなみに今いっぱい「柄」って書いていたら今視覚がゲシュタルト崩壊してます。

さて使い心地としては、まずスクラブはかなりゆるいジェリー状です。見た目は本当にこんなこと書いてごめんなさいって感じですけど小さい頃遊んだカエルの卵にそっくりです。私が田舎で遊んでいたカエルの卵は巨大サイズだったのでこのジェリーはかなりミニサイズですね。つまり、スクラブが黒くてジェリー部分がグレイっぽい透明だといいたいだけです。かなりクセになるテクスチャーなのでこういうのが好きな人にはたまらないはず。基本的にはスクラブはエクスフォリエーション(って日本語でなんて言うんだろうと思っていまグーグル教授にお伺いを立てたらこういうの見付けました:エクスフォリエーションとは?:スパ用語。 死んだ皮膚細胞の最上層部を顔や身体から落とし除去すること。)をするためのものなので、皮膚をふやかすことが前提になるわけなんですが、私は半身浴をしながらやりました。そのまえに週に1度と決めている洗顔+ゴマージュもやるのでかなり身体の皮膚はふやけている状態になっていると思われます。そしてそのやたらと気持ちの良いテクスチャーのスクラブを手にすくいとり、角質が気になる部分を中心にマッサージしていくわけなんですが、これが意外にもしっかりと泡立つのでどういう仕組み?と思ってしまいます。かなりつるつるになりますよ。

スクラブが終わって洗い流して身体を拭いたら次はバームです。また角質、乾燥が気になるところを中心にといいたいところですがあまりにスルスルと使えるバームなのでほぼ全身につけてしまいます。テクスチャーはふわふわで、あのスチームクリームに似ています。角質のところにはぎゅぎゅっと入っていく感じがするのが良いですね。ただ、バームなので最終的にはややベタっとします。お出かけ直前にはおすすめではなく、やっぱり週末のリラックスした時に使うのが一番かと思います。

私にとっては週に1度の長いお風呂タイムは不可欠なので、いろいろとオプションが増えて嬉しいです。全く関係ないんですが、今実は一番お風呂タイムグッズで気に入っているのは無印のスマートフォン用防水ケース。iPhoneで定期購読している雑誌をだらだらとお風呂で水没を気にする事なく読めるって最高です。半身浴中に1リットル近くは水を飲むのでイタリアの美味しい硬水ミネラルウォーターも不可欠。みなさまも脱水にはお気をつけてお風呂タイム楽しんで下さいね。

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カーナビさらに活躍中

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Nuvi2013.jpg私が以前にここでも紹介しまくった、カーナビを覚えていてくださっているでしょうか。そうです、あのバカバカしいほどにピンクのナビです(ここここを参照)。私のカーナビちゃんの名誉のために書きますが、そんなに目立つほど、リンク先の写真ほどピンク色じゃなく、メタリックな薄いシルバーのような、あれ?ピンクがかってる?っていうような色です。私のカーナビの愛らしいところは実はその色じゃなくて多数の言語を自在に操ったり、声の性転換が一瞬にできたり、走っている車をカスタマイズできたりというようなフレキシブルなところにあります。私は画面はイタリア語、声は現在はイギリス女性に設定し、車は白いボディにピンクのラインがキュートなスポーツカーにしています。こうして羅列してみるとかなりバカバカしい話ですがはっきりいって魅力です。

で、このアメリカ生まれのガーミン社(本社はスイス)の本当の本当の一番の実力は、まあ当然ですがマップですね。購読制になっていて私はライフタイム購読をしているのでアップデートがあればすぐにネットでダウンロードできるわけです。先日も信じられない広範囲の一方通行リバースを行ったローマ交通警察に対応するためにはこのこまめなアップデートが欠かせないわけです。コロッセオ周辺のあの交通の方向を全部変えるというあの暴挙。今回のアップデートでちゃんと対応されています。私のライフタイム購読はヨーロッパ全域なのですが、巨大SDカードがないとすべてのマップは不可能ということで今のところイタリアとギリシャという一部マップにしています。ローマの道にはだいたい慣れていても、あんな暴挙にはやっぱりナビがないと対応できないと思うんですが、みんな結構カーナビなしでなんとかしているみたいです(日本人の方はほとんど全員持っていらっしゃるみたいですけど)。イタリア人にどう対応してるの?と聞くと「人に聞きまくる」と言ってます。だから道に立っているカラビニエーリ(軍警察)にほぼ全員が大声で質問しているわけですね。渋滞を作り出していることにもなるんですけど、まあそれでなんとかなるからいいのでしょう。私はナビで来年も頑張ります。

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仕事でセビージャへ

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Seville Trip先週は水曜日から土曜日(昨日)までスペインはセビージャ(セビリア)へ会議出張してきました。セビージャは暖かいイメージがあったのですが、突然の寒波だったらしく、ローマと同じくらいか、それ以上に寒くて驚きました。あまりの気温の低さに会議を開いてくれた側も驚いたみたいで、建物のパティオでコーヒーブレイクやランチを出していたのを、翌日には建物内に変更してくれたくらいでした。突然の気温の変化で町の木々も瞬時に紅葉したそうです。写真は川岸の遊歩道。ここを歩いて毎日会議に行きました。

今回会議を開いたのは欧州連合の研究機関のひとつ。じつはたまたまなんですが、そこに勤める私の仲良しのイタリア人の友達(この夏ボーイフレンドと一緒に東京にきてくれた子です)がいて、仕事のついでとはいえ、久しぶりに再会できてすごく嬉しかった。いろいろとつもる話もあって毎晩のようにちょっと会って、タパスバルに行ったり、ケーキと紅茶が美味しいカフェに行ったりしてしゃべりまくりました。彼女のボーイフレンドも一緒に参加してくれた夜は日本での思い出をさんざんおしゃべりしてくれて、ふたりとも日本では私の夫のAさんとも時間を過ごしたので4人で過ごした面白可笑しい話をひたすら続けて笑い合いました。築地で朝からみんなで頑張った話や、そこにいたヘンテコイタリア人のおじさんの話など、本当におもしろいことばかりでした。

Seville Tripタパスバルではとりあえずイベリコ豚のハムをいただき、相変わらずのトロトロの美味しさに感動です。日本での食事はすべてが感動の連続だったと語る二人ですが、いろいろなところでさまざまな日本人に巡り合って、とても良い時間を過ごしたそうです。小さな町の旅館のおじさんと仲良くなって、行くところ行くところすべてに電話してくれて全員に親切にしてもらった話、ふらっと入った食堂で同じカウンターに座った英語堪能な壮年夫婦と10分くらい盛り上がっただけで、その夫婦が帰った1時間後くらいに店を出ようとしたら帰るときに「お会計はあのご夫婦からいただいております」と言われて驚愕した話、デパートで和風の布を買おうとしてデパート総動員で東京中のお店に電話して本物の和服の布の端切れが買えるところを教えてもらった話、関西で「するっと関西」の買い方を聞いただけなのに、お金持ちそうなおばちゃんが2枚目の前で買ってくれて、それをくれた話(私もびっくり)、奈良までいく電車の中で前に座った60代の姉妹が次から次に食べ物を与えてくれ(あめ、チョコ、どら焼き、おたべなど)もらうたびに「アリガトゴザイマス」と言っていたらキャーキャーと喜んでくれ、最後にはおむすび弁当にお茶まで買ってくれたという話、などなど私も驚く日本人らしさ全開で聞いているだけで心が非常になごみました。

このイタリア人の女の子とアルゼンチン人の男の子カップルが、非常に素朴でかわいらしい雰囲気だというのもすごく大きいと思うんですよね。いつも笑顔で、助けたくなる日本人のみなさんの気持ちが良くわかります。私の故郷を楽しんでくれて本当に良かった。そして関西(大阪、京都、奈良をたずねたそうです)がいちばん個性が強くて楽しかった、と言ってくれて大阪出身のAさんも喜ぶことでしょう。今度は九州にも来て欲しいところです。

仕事もすんなり行ったし、満足の出張となりました。たくさんの同じ分野の専門家と出会えるのもこういう出張ならではです。ネットワーキングもできたことだし、また一週間がんばります。

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数日かけてMovable Type 6.0.1にアップグレードしました。何かエラーが出るようなことがあったら教えてくださいね。ダッシュボードすっきりして嬉しいです。これでスパムが減るとさらに嬉しいんですが、そんなことはなさそうでした。

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Bridget Jones: Mad About the Boy

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bjmatb.jpgBridget Jones: Mad About the Boy (Helen Fielding)

まずiBooksのセールで出版直後にダウンロードして2時間で一気読みしたあと、今度はゆっくりと少しずつ毎日読んでいたんですが、昨日やっと感想が書けるような気持ちになりました。いろんな人がいろんな感想を書いていて、やっぱりシリーズ物の久しぶりバージョンだとこうなるのか、と思うくらいに悪いリビューもあったりするんですが、私は一言で言えば好きでした、51歳のブリジット。

とりあえずかなり笑えます。3ページに1回くらいのかなりの頻度で声を出して笑う部分があります。非常に下品な笑いもあります。私にもTee Heeって笑う友達がいるのですごく分かりやすいgiggleです。ふいに涙がでるところもあります。伏線も盛り上がりもなく、たったの2行で泣かせるなんてすごいと思ってしまいます。78kgから60kgへのダイエットもあります(グラフ付き)。その人を殺しちゃだめでしょ、と思うところもあります。その人をそんな病気にしちゃだめでしょ、というところもあります。ウィットに富んだツイッターがすごいです。Toy boyとの2度目の別れがものすごく説得力があります。ブリジットぜんぜん成長してないのはこの話の流れからおかしいでしょう、と思うところもあります。でも最終的には伏兵(でもなかったけど)が飛び出して納得の終わりです。あっという間に読めるけど、読み応えありです。

私ももしこれからこの本をしまっておいて(クラウドに)、そして50歳過ぎてから改めて読んでみたら、他のアマゾンのリビューワーみたいに「50過ぎてまだこんなことやってるなんて人として魅力がないわ」とか真面目に思っちゃったりするんでしょうか。興味津々です。和訳でどのくらいこのブリティッシュジョークの真っ黒さが伝わるか、日本語版にも興味津々です。

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母校での光栄な表彰

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[下に追記しました(2013年11月26日)]

前回のエントリーからもう1ヶ月以上も経ってしまいました。最近いろいろなことがありすぎて、ちょっと更新頻度は低めですが私はなんとか元気です。今が頑張り時です。

前回アメリカに、そして長い事住んでいたPullmanに行ったことを書きましたが、なぜ行ったかということを書いていなかったので、記録のために書いておこうと思います。この話は99.9%自慢話になってしまうことが確実なので、自慢話が嫌いな方はここで読むのはやめてくださいね。私のことを温かく見守ってくれる大事な家族や友達、知人、今までお世話になった皆さんに向けて書いています。

まずはこちらごらんください。私の母校、ワシントン州立大学のニュース:WSU News: UN food safety officer receives top alumni award(意訳:WSUニュース:国連食品安全官が卒業生アワードを受賞)

ウェブサイトはニュースアーカイブなので、後々消えちゃうと悲しいので上半分だけですけど、スクリーンショットとってみました(以下)。クリックすると大きくなると思います。

WSU_Award_Full.jpg

なんと私の愛すべき母校の卒業生組織(アルミナイ・アソシエーション)が、私が現在進行形で世界の食品安全に貢献しているということで表彰してくださったのでした。なんという光栄なことでしょう。数ヶ月前にこの賞をいただけるということを組織から教えていただいたのと、博士課程での私の教授であったV.H教授とそのご主人(彼も教授)、私をその賞に推薦してくださったV.Sさん(アメリカのフィリピン大使やアフリカの様々な国の大使を勤められたカッコいい女性です)が表彰の時にはPullmanに集まってくださるというお知らせをいただいたのとで、私も主人のAさんと一緒にバケーションついでにアメリカ旅行を計画して行って来たというわけです。

Pullmanこちらいただいた表彰状です。なんだか重々しくてすごく嬉しい気持ちになりました。表彰式が終わってお食事会の時も、ずっとずっとみなさんが私を褒めてくださったり勇気づけてくださったりするので、一緒にいた主人のAさんのほうがウルウルとなってしまっていてそれを見た私がそれからやっとウルウルしたりしてなんだかわけが分からないことになっていました。Aさんは褒められたりすると涙腺がゆるくなるタイプなので、きっと感極まったのでしょう。私はというと、日頃はなかなかウルウルしないAさんがウルウルしているのをみて感極まりました。

そして思ったんですが、こうして目に見える形として表彰していただいたり、貢献を認識していただいたりするのは本当に光栄なことですが、まわりを見渡すと何一つとして私だけでやったことはないなと、当たり前のことにまた気づかされます。V.H教授への感謝ももちろんですが、よくよく考えると、単身赴任を許してくれるどころか、積極的に応援してくださるAさんやAさんのご両親、心配しながらもいつも支えてくれる両親や姉家族など、やっぱり家族以上に私のことを考えてくれる人はどこにもいないと思うとハっとします。日常に流されていてはいけない、と心から思います。毎日毎日、みんなに感謝しなきゃ。

これからは私は支えられてばっかりじゃなくて、私が家族を支えたいと強く思っています。彼はここはあんまり読まないかもしれませんが、Aさん、いつも離れてる妻でごめんなさい。いつも本当にありがとう!

(追記:2013年11月26日)この件に関してのメールたくさんいただいています。ありがとうございます。個別にお返事させていただいています。また、食品科学学部の方からもお知らせいただき、ニュースになったということでリンクさせていただきます。上のと同じような内容ですが少し写真が多いです。

United Nations food safety officer honored with WSU Alumni Achievement Award

また消えちゃうと悲しいので、上半分だけスクリーンショットとってみました。

WSU_Award_web.jpg

以上追記でした。

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オレゴン・コースト

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Canon Beach先日アメリカに行ったことはもう書きましたが、Aさんと私にとってオレゴン州は住んでいたワシントン州と同じくらい思い入れの深い州で、実はものすごく近かったアイダホ州とはまた違った意味で思い出がたくさんあります。今、遠く離れたローマに住んでいて、アメリカを恋しく思う時に浮かぶ情景は、ワシントン州東部のただただ広がる麦畑やレンズ豆畑と、視界の90%を占める青い空であることが多いのは確かなのですが、ふとした瞬間にポートランドの街角や、細かい波しぶきに覆われたオレゴンの浜辺の町が浮かぶこともあるので不思議です。クレイター湖の信じられない程透き通った湖面や、映画「スタンド・バイ・ミー」の舞台になった小さな西部っぽい田舎町(ブラウンズビル)、そしてこの写真のキャノンビーチをはじめとした延々と続くオレゴンコースト。ワシントン州の太平洋側のビーチは個人所有が認められる部分ができてしまったということで勝手に入れないビーチがわりとたくさんあるらしいのですが、賢いオレゴン州はこのオレゴンコーストすべてを州の持ち物としたため、すべてが公共のものとなっています。この写真の景色を楽しめるEcola公園は州立公園となっていて、入場料を払って意外に深い森を抜けて、きちんと管理された駐車場に車をとめてからゆっくり散策できるようになっています。1998年くらいにAさんと一緒に来たときも全く同じ感じで、ちょっと展望台がキレイになっていたり、自然そのままだった場所(ちょっと危ない)が立ち入り禁止になっていたりしたくらいで、何も変わっておらず、そういうところが、何というか、アメリカの偉大さというと大袈裟ですけどそんなものを感じました。

Menzanitaキャノンビーチのダウンタウンもそれなりにリゾート地で楽しいのですが、今回は私たちは1998年にくらべるとずっと遥かに大人になってしまったこともあって、そこからちょっと南に下ったところにあるもっと小さなリゾートタウン、Manzanitaに泊まることにしました。今回のManzanitaでの目的はただひとつ。「できるだけ何もせずすごす」こと。

写真はManzanitaの中心から海に向かって歩くと必ずぶつかるオーシャンロード。町の中をどんなにがんばっていろいろと歩いても1時間もかからずにすべてを見てしまえるほど小さな町ですが、私たちは滞在の2泊3日中、自分たちでも呆れるほど全く飽きずに何度も何度もこのオーシャンロードまで歩いて、美しいオレゴンコーストを満喫しました。

Manzanita今回はManzanitaの静かな2階建ての小さなキャビンを借りて、近くのグロッサリーで食材を仕入れてのんびり、という2泊3日を想定していたのですが、写真が借りたキャビンです。この写真では全く伝わらないと思うんですが、このキャビン、とにかくなにもかもが至れり尽くせりで、興味がある方は写真をクリックしてFlickrの写真をちょっと見てみてください。まずチェックインでかわいらしい竹林の中をオフィスまで歩くとシャルドネでウェルカムしてくれて、テーブルにはフルーツ、チョコレート、そしてS'moreキット。なぜS'moreキットがあるかというと、キャビンのすぐ外にはプライベートのファイヤーピットがあるからなんですね。外にはプライベート空間に完全温度調節されたジャグジーもあっていろいろな色に光るそのジャグジーで星空を見ながらのんびりできました。ちょうど中秋の名月も拝めて本当にお天気もよくて最高でした。ベッドのかたさも丁度よくて羽布団も最高で、ジャグジーのあとにもぐりこんでふたりとも5秒くらいで眠りに落ちました。

Manzanitaキャビンの横にはアウトサイドベッドもあって、そこでもビーチでも使えるビーチタオル(レストレーションハードウェア)も完備されていて、部屋にあるコーヒーマシン(コーヒー豆も完備)でコーヒーを煎れて、こうして外にごろんと寝転んで読書したり、ハイスピードのワイヤレスでのインターネットでM伯父さんがプレゼントしてくれたNetflixの映画をストリーミングで楽しんだりできて、本当にパラダイスでした。部屋にはかわいらしいボーダーのビーチバッグまで下がっていて、使うことはなかったけれど傘もしっかりおいてあって、本当にここのオーナーさんは何から何までいろいろと考え抜いたんだな、ということが伝わってきて感激しました。ということで教えたいような教えたくないような、この素敵なキャビン、自分が忘れるのが一番嫌なので書いてしまいます。Coast Cabinsさんです。とにかく何もかもが完璧でした。次にオレゴンコーストに行くなら絶対にここにしたい、と思えるほど。

Manzanita朝食は近くのベーカリー(「パンと海」という名前のお店でした)まで行って、まぶしい朝の光の中、外のテーブルで懐かしいアメリカンシナモンロールです。その近くにはコーストでは有名らしい大きなピザ屋さんもあって、毎日大繁盛していました。私たちも最後の夜にはそのピザ屋さんでテイクアウトしてお部屋でピザをいただきましたが、今現在ピザの国に住む私としては大発見でした。つまり、アメリカのピザは、これは当たり前だけれど、イタリアのピザとは全く別の進化を遂げた後、それはそれで強烈に美味しい食べ物になった、ということです。ピザの生地の部分はなぜか甘いパンとなり、具のオリジナリティも感動的ですらあります。ランチには部屋でツナメルトサンドイッチにキャロットカップケーキを用意して、とにかく「アメリカらしさ」にひたりながら「ひたすら何もしない」に徹しました。なんという贅沢。

Menzanitaそして何度も何度も飽きることなく行ったビーチへの散歩(サンセットの時間も幻想的でした)。ウミネコたちと戯れたり、歩いている人たちとあいさつをかわしたり(今頃気づきましたが、アメリカ人ってヨーロッパの人にくらべて異常な程親しげに話しかけてきてくれて嬉しいですね)写真をとりあったりと、本当に素敵な2泊3日となりました。お天気も滞在中はずっとよくて(珍しいです)、暑くもなく寒くもなく、風も適度に吹いていて、これ以上は望めないと思いました。

Aさんと私は2002年に結婚してすぐの秋にオレゴン旅行に行って、その次の年にも記念旅行のような形でオレゴンに行って、こうして人生は思った以上に波乱に富んだ形で進みましたが、2013年にまたオレゴンに行けて、こうして変わらずに存在するオレゴンコーストのビーチを歩いてみて、いろいろな意味で私たちはさまざまな人々に助けられ、支えられて生きているなと実感できて良かったと思いました。本当なら私たちの年齢ではもう様々な人を助けたり支えたりして生きていかなければいけないような状態なので、実は情けないのですが。

一緒にPullmanに旅行したV&J夫妻からのメールの最後に「あなたたちと過ごした時間は充実していたのに夢のようでした。私たちも昨夜クープビルに到着しました。旅行鞄にはランドリーと、思い出をいっぱいつめて帰ってきましたよ。今日のお昼には、ランドリーはすっかり洗ってしまいましたが、思い出はずっとこのまま残るでしょう」と素敵なことが書いてありました。その瞬間感じた本当に純粋な感謝の気持ちを、忙しい日々や仕事のストレスにかき消されることなく持ち続けるにはどうしたらいいのでしょう。私に今できることはこうしてその気持ちをなんとか書き留めておくことだけなのです。

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カプリでカント

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Capri職場の日本人の知り合いの方(Kさん)に誘っていただいて、先週末はカプリ島に行ってきました。相変わらず海が青いカプリです。写真は前回のリベンジを果たした形になった青の洞窟。青の洞窟は1回行けばお腹いっぱいです。綺麗ではあるんですけどね。「本物なのにかもしだされるつくりものっぽさ」と「途上国っぽいギラギラした観光地っぽさ」でいえば、私はアマルフィ側にあるエメラルドの洞窟(グロット・デッロ・スメラルド)のほうが謙虚な感じがして好きかな。

たまたますごくお天気が良くて、夜は満天の星空となりました。実は土曜日に泊まったB&Bのアントニオさんにお勧めされて、ランチをDa Gelsominaというところでいただいたのですが、テラスは綺麗だし、絶景ポイントが楽しめるお散歩コースがあったりしてとても良かったんですね。そんな絶景ポイントのひとつに唐突に大きな岩があって、ふと見るとマヨルカ焼きのタイルが埋め込まれていました。

Capriなにかの墓標かしらと思って見てみると、意外にも何故かこのカントの有名な一節。私は中学生のときに初めてカントに触れてから、なんとなく彼のお説教くささが苦手で、「こうあるべき」「こうするべき」といわれると、たとえそれが真実だとしても思春期特有のアレですけど反抗したくなってしまって、教科書にのっていた彼の下唇をつきだした赤ら顔さえ苦手でした。そんな彼のこの一節。私の当時の幼稚な理解では、「世の中知らないことだらけ(だから興味深い)」という意味になりはてていました。いや、しかもそのままこの年になるまで同じ理解だったんですね。でもその夜、Kさんがお風呂に入っているときにテラスに出てみて見上げると、満天の星空。

私たちは地球から見た状態で星座を作ったりお話を作ったりして星空を楽しむけれど、その正体は巨大な岩だったりガスだったり人間が生きていける状況は皆無だったりするんですよね。しかも同じ星座と思ってもその星同士は地球からの距離よりずっと離れていたりして、いかに私たちが「一面」しか見ていないかを思い知らされます。横から見たらどの星が何かなんてさっぱりわからないでしょう。そして話が飛ぶようですが、最近ニュースでも話題のいじめ問題ですが、いじめの定義は、本人が「いじめられている」とおもったらいじめということみたいですね。そうでしょうね。いじめている方の自覚は関係ないでしょう。うまくいえないけど、そういうことかな、とふとおもいました。星空が、今私が見ているように存在している、ということではなくて、存在しているなにものかが、今私からはこのような満天の星空として見えている、ということなのかな、と。私の中の内なるものは、こうしてまるで無関係に存在しているはるか遠くの何かと、実は非常に近いのかもしれない、と、私は急に思いました。カントさんがどういう気持ちでどんな意味を込めてこれを書いたのかは分かりませんが。

いやまさかカプリでカントについて考えるなんて面倒なことをする羽目になるとは思っても見ませんでした。今度行くときはもっとリラックスしてゆったりしたいな。

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アメリカ旅行総括

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もう夏って気分でも天候でもないんですが、最後の夏休みとして先週、アメリカに行ってきました。私の家族が知りたがるので、まずはItineraryをメモしておこうと思ってこれを書いています。そして後日、細かいところは写真付きで書けたらいいな。書くかな。

9月14日:
KLM/DELTAにてローマ、アムステルダム、シアトルへ。その頃主人のAさんはANAにて東京からシアトルへ。空港で合流してレンタカーでAさんのM伯母さまとM伯父さまの自宅へ。楽しい午後と夜を過ごしました。キレイなお家で伯母さまの美味しいご飯もごちそうになってすごく幸せ。

9月15日:
伯母の美味しい朝食のあとフェリーにのってWhidbey Islandへ。私の恩師のVとJ夫妻の家へ。何もかもが懐かしく、ひたすらおしゃべりしまくって、Vの美味しいポークチョップの晩ご飯に、アメリカンポークチョップ大好物のAさんも大喜びでした。

9月16日:
全員でギリシャ風の朝食(おいしいローカルの野菜にフェタチーズ、オリーブ、ギリシャヨーグルトなど)をしたあと2台に分かれてドライブ。フェリーにのったあとはまずはI-5で南に向かい、そのままI-90で東へ向かいます。途中Ellensburgでランチにしたあとコロンビア川を超えて26号線でPullmanへ。その日はPullmanのHoliday Inn Expressに宿泊しました。V&J夫妻も。午後はキャンパスをまわって、Bookieがないことに気づいて、そしてCUBにBookieが入っていることに気づいて、といろいろ変わっていて大変でしたが楽しく懐かしく過ごしました。夜はまたまたなつかしのエメラルド。相変わらず私はHunan ChickenでAさんはMongolian Beefでした。とあることがあって死ぬかと思うほど笑いました。

9月17日:
朝はV&J夫妻と朝食を一緒にいただいたあと、Vさんという、昔私が修士のときに私にスカラーシップをくださった方と初めてお会いすることができました。1960年代のフィリピンやギニアビソーのアメリカ大使をされていたとてもすばらしい女性です。しばらく興奮してお話したあと解散になったのでAさんと地味にランドリーへ。Snuggleの柔軟剤(紙のもの)を久しぶりに使って、わーアメリカの匂いがする!と感動しました。お昼はWSUの方ふたりにご招待いただいて、VとAさんとみんなでゴルフ場のクラブハウスにできた美しいBanyansというレストランで景色を楽しみながらのランチでした。3時からセミナーをさせていただいて(このことについては後日詳しく書きます)、4時からSchool of Food Scienceにてレセプション。パンチも用意していただいていて大学なのにファンシーでした。夜は上に書いたVさんからご招待いただいてFire Grillでディナーでした。V&J夫妻もAさんも来てくれて、みんなでわいわいお話してとても楽しかった。余韻もすごくてAさんもしばらく上気していました。

9月18日:
早朝にチェックアウトしてPullmanにさよなら。ColfaxでDaily Grindドライブスルーに寄って牛乳たっぷりのラテを買って、一路オレゴンへ。途中トライシティーズ(いまはそう言わないのかしら)を抜けてひたすら西へ。Portlandを抜けて海岸線へ出て、懐かしいCanon BeachでEcola State Parkに寄って写真をパチパチ。とてもいい天気で海も穏やかでまぶしくて最高でした。そのまま少し南下してManzanitaという小さなリゾートの街へ。キャビンを借りていたのですがウェルカムドリンクは白ワインのシャルドネをくれたし、キャビンは2階建ての素敵な建物だったし、外にキャンプファイヤーができるプライベートのFire Pitもあるし、星空の下で入れるジャグジー(104度に常に調節してあるキレイなもの)もあるし、最高でした。近くのビストロで美味しいディナーも。夜は中秋の名月がオレゴンコーストでもクッキリ見れましたよ。

9月19日:
朝からのんびり起きて、海の近くのベーカリーでシナモンロールとカプチーノの朝食をとったあと、ビーチを散歩。何もせず過ごしているのにあっというまに時間がたってしまいます。夜は街で有名ということになっているピザ屋さんでアメリカらしいピザをテイクアウトしてキャビンで映画を見ながら食べました。すごく美味しくてびっくり。映画は上に書いたM伯父さまのプレゼントのNetflixの映画です。夕方からまたビーチを散歩。夕焼けがすごく美しいのがオレゴンコーストの特徴です。夜はキャビンに帰ってからキャンプファイヤーをして、キャビンに用意されていたS'moreキットを使ってしっかりマシュマロを焼いてS'moreを作って夜食にしました。そして相変わらずジャグジーにも何度も入る私たち。

9月20日:
朝はゆっくり起きて朝食のあと、またまたビーチに散歩へ。この日は曇りで海がやや荒れていました。そして後ろ髪を引かれながらキャビンをチェックアウト。車で北へ向かい、Sea-Tac空港の近くのHiltonにチェックイン。夜は伯母さまと伯父さまが美味しいと言っていた、キャピトルヒルにあるヴェトナム料理のレストランにどうしても行きたくて、お願いしておふたりにも来ていただいて4人で楽しい夕食でした。伯母さま、伯父さま、ここは見てないかもしれないけれど、ほんとうにありがとうございました!

9月21日:
ホテルをチェックアウトして空港へ。Aさんはレンタカーを返却へ。私はシアトル、ポートランド(逆戻り)、アムステルダム、ローマという乗り継ぎだったのにくらべてAさんは東京直行だったので私が先にゲートへ行くことになってお別れでした。

9月22日:
私もAさんもそれぞれローマと東京に到着。車を空港にとめていた私はそのままスイスイっと運転して帰れたので楽チンでした。

というわけで以上が今回の旅行のItinerary。記憶が薄くならないうちに続編(詳しく)を書きますので私の家族のみなさん是非気長にお待ちくださいね。

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Firenze

今日はなんだか夏が戻って来たローマに、イタリア人の仲良しのAも帰って来たので久しぶりに一緒にコーヒーに出かけてたっぷりおしゃべりしてのんびり過ごした日曜でした。

さて話が前後してしまいますが、フィレンツェで「もしかしたら今までの人生でいちばん美味しかったかもしれない(大げさ)」と思えた食事ができたのでご紹介しようと思って今日はこれを書くことにしました。一番じゃなかったとしても3番以内には絶対入っていると思います。ミシュランの星付きにも結構な数行ったと思うし、それぞれとっても美味しかったんですけど、どう考えてもそういうところよりずっと良かった。前日にフィレンツェのホテルのコンシェルジュに「ゆったりとしたところで美味しいワインを飲みながらお食事できるところを教えて」といったら、ホテルが用意したリストを渡してくれて、「ここは個人的にすごくオススメ」と行ってくれたところがあったんですね。そのレストランとはIl Ristorante Caffè Pitti。名前にCaffèとついているし、場所が超がつくほどの観光地、ピッティ宮殿の広場のド正面。かなり微妙。私とAさんも、「いやぁどうなんだろうね」といいながらとりあえずホテルからヴェッキオ橋を渡って一直線だったので、行ってみるだけ行ってみることにしました。

Firenze

ウィンドウにメニューが貼ってあったので、どうなんだろうと思って見ていると、まあまあ普通のフィレンツェらしいプリミにセコンディが並んでいます。お値段も観光地にしては安いけれど、普通と言えば普通。これといって特に目立つものなしだなぁと思いながらいろいろ見ていたら、中からカメリエーレが出てきました。あとで自己紹介してくれたときに分かった彼の名前はアンドレア。ちなみに話がズレますが、イタリアではだいたい男性の名前はOで終わり(マルコ、ルチアノ、ジュリアーノなど)、女性の名前はAで終わる(マリア、アンジェラ、クラウディアなど)のが普通なのですが「アンドレア」は数少ない例外で、男性の名前です。

アンドレアが私が見ていたメニューに隠れるように貼ってあった別のメニューを示して、「うちのレストランのオーナーはタルトゥーフォ(トリュフのこと)が大好き過ぎて、自分で豚連れて堀りにいっちゃうほどなんですよ」と話しかけてきました。へぇそうなんだ、と思って話をきいていると、黒トリュフの解禁(というかシーズン)は8月末。つまりまさに今がその時。そしてそのオーナーはその日の朝にトリュフをとりにでかけ、大量に持って帰って来たということ。だから同じ値段のお食事でも、いつでも新鮮なものを出すために、今日は大量に出せるということを教えてくれました。

トリュフ好きの私としては飛びつかざるを得ません。ちらっと見てみるとテラスに出ていたテーブルに、観光客目当てのレストランとは一目で違うと分かる、かなりの高級感があったのに気づいたのと、アンドレアが作り物じゃない笑顔を見せてくれたのにかなりつられました。そして何故かお客さんがそんなにわいわいしていないのも、ゆったりしたかった私たちにはぴったりでした。通された席も上のようにかなり個別スペースになっていて、他のお客さんなんて全く見えない場所でした。

Firenze

まずはフィレンツェらしく肉肉したものを、と思ってカルパッチョをオーダーしました。2人でワインをボトルで頼むのはちょっと無理かなとも思えたので、グラスでワインをいただくことにしたんですが、全くワインについて知らない私たち。知ろうともしていないってことも実は問題なんですが、私にとってワインは2種類。「好きなワイン」と「そうじゃないワイン」。そしてなんとも図々しいことに、私、キャンティのワインが好きじゃないんです。何様でしょうか。しかもトスカーナのど真ん中で。おそるおそる「私ちょっとキャンティが苦手なんですけど、なにかオススメあります?」と聞いたら「もちろん!僕はワインが大好きなのでカルパッチョにぴったりのワインをグラスでお持ちします。今夜はワインテイスティングですよ、グラスワインのお値段でいろいろ合うのを持ってくるから」とにこやかに言ってくれました。そして最初に持って来てくれたのがブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。「好きなワイン」の味でした。カルパッチョにぴったりでした。

Firenze

イタリアのいつものパンは別に出たんですが、こちらは前菜と一緒にでたとってもクリスピーなパンのチップス。オリーブオイルたっぷりで、感激の美味しさです。カルパッチョをふたりであっというまにペロリと食べたあとは、私はプリモで一番上の写真のタリアテッレ・タルトゥーフォ(トリュフのパスタ)をオーダー。タリアテッレって、パスタの種類としては、同じ平たいパスタであるフェットチーネとどこがちがうの?と思うし、思われることも多いと思うんですが、多分イタリア語としてはそんなに違いはないことになっていると思います。作られる場所で違うかもしれません(北がタリアテッレで南がフェットチーネみたいな感じ)。ですが、これは私の「印象」に過ぎませんが、レストランで「タリアテッレ」と言われると、なんとなくすごくホームメードな感じがします。だからといってフェットチーネがホームメードでないということもないんですが、タリアテッレって書いてあると「お、あの自家製の味」と思ってしまいます。フェットチーネだと「卵が多くてムチっとした感じ」を期待しがちです。参考までに。

アンドレアはこの一皿を「タリアテッレ・アル・タルトゥーフォ」と呼んでいましたが、メニューを見るとタリエリーニ・ディ・パスタ・ディ・フレスカ・アル・タルトゥーフォとなっていたので本来の名前は「タルトゥーフォと新鮮(手作り)パスタのタリエリーニ(タリアテッレより薄いか細いかの意味)」ということでしょう。まさに、そんな味で、口に入れるたびに頬の内側がぎゅーっとなる感覚に教われる、驚きの美味しすぎるパスタとトリュフでした。トリュフが立派すぎる。こんなに大量に巨大トリュフのスライスが載ったパスタは初めて見ました。

Firenze

そしてこちらがAさんが頼んだフィレット・アル・タルトゥーフォ(トリュフとフィレ肉ステーキ)。生肉の状態からテーブルに持ってきてくれてAさんに確認をとったあと、アンドレアが嬉しそうにキッチンに戻っていって、帰って来たと思ったら、どーんとこれです。お肉のボリュームもすごいですけど、載っているトリュフの量もすごい。私たち二人とも完全ノックアウトです。私は実は、レストランで「ひとくちたべる?」とかをやるのをあまり好まないので(でも友人などとそういう雰囲気になれば私も「空気読み」して交換しますよ、ちゃんと)、Aさんと食事をしても、一口ずつ交換をすることは滅多にないのですが、こればかりは我慢できず、とりあえず一口もらってみたところ、後2回「やっぱりもう一口交換しよう」と言わなければいけなくなりました。タリアテッレもそれくらい交換したので、結果的にステーキ1/3パスタ2/3(Aさんは逆の割合)というとても良いバランスになりました。大きなイタリアンサラダも頼んで、すごくフレッシュで美味しかった。この時に一緒にもってきてもらったワインは私も大好きなモンテプルチアーノ。2012年に職場の日本人の友人と一緒にアグリツーリズモのついでに訪れて、ワインを買いまくったところです。私の「好きなワイン」カテゴリーにぴったり入っています。

イタリアではプリモ(第一のコース)は炭水化物、セコンド(第2のコース)はたんぱく質となっていることが多く、プリモはプリモの時間に、セコンドはセコンドの時間に食べることが、ほぼマナーのようになっていますが、こうして観光客に慣れているところは私が「私のプリモと彼のセコンドを同時に持って来てもらってもいい?」と頼んでも、にっこりして「もちろん!」と言ってくれました。真剣な話、こういうふうにちゃんと考えてオーダーしないと、イタリア人の胃袋を持たない日本人の私たちの胃は後々大変なことになります。美味しいので絶対残さず全部食べたいし。ということでとっても良い量と栄養バランスになったあと、アンドレアはドルチェ(デザート)のメニューを持ってきたあと、姿を消してしまいました。

Firenze

どこにいっちゃったの?何か頼みたいよーと思っていたら、なんとフライングでこれを手に現れました。スフォルマティーノ・アル・チョコラート・コン・サルサ・ディ・アランチェ・アマーレ、つまり「ショコラフォンダンとビターオレンジのソース」です。実はチョコラート・フォンダンテはイタリアのデザートの中で一番私が好きなものです(カロリーも多分一番高いものです)。有無を言わさず、これを一皿に、私たちに長いスプーンをひとつずつ渡すと「ちょっとまってちょっとまって」といいながらまた去っていきました。そして持って来たのが写真の奥に移っている琥珀色のキリっと冷えたモスカート・パッシート・ディ・パンテッレーリア(甘いイタリアのデザートワイン)。

私は密かに、ドルチェにはトスカーナならではのカントゥッチ(ビスコッティ)とヴィンサント(これも食後の甘いワインで、カントゥッチを浸していただく事が多い)を勧めてくれるかも、と期待していたのですが、非常に良い意味でこの期待を裏切られ、最高のデザートとなりました。苦みばしったオレンジと75%カカオのチョコレートがぴったり。素敵でディスクリートなシーティングに、こんな完璧なワインマッチング(「好きなワイン」カテゴリーのみ!)と今まで食べたトリュフの中でも最高級のシーズン始まったばかりのトリュフ(去年食べた白トリュフよりも美味しかった)づくしで、本当に全て楽しめました。またトリュフの時期に絶対に行きたいです。だから自分でもちゃんと覚えておくためにここに書くことにしたのでした。

ちなみに翌日の朝、Aさんが会議に行った後、私はレプッブリカ広場の老舗バールのGilli(ジッリ、リンク先は音が出ますので注意)に朝から行って、やや心残りだったカントゥッチをたくさん買いました。新鮮で歯ごたえがいいのにしっかり味がつまっていて美味しいカントゥッチ。イタリアは美味しいものだらけで本当にハズレがないですね。このジッリのカプチーノもなかなか美味しいです。お菓子類も豊富で、テラス席もたくさんあります。観光地っぽいバールではありますけど、夜のカクテルなんかも評判だし、私は17世紀からあるというその伝統の重々しい雰囲気のバールカウンターがお気に入りです。あ、ここでグラスに水を頼むと、リコリッシュの味のする水が出てきました。不思議。

あ、そうだ、最後に、あまり時事問題は扱わないようにしている私のブログですが、あまりに嬉しいので、お盆の週に東京で行ったレストラン(料亭)で撮った写真を載せますね。このお店もたしか一時期ミシュランに載っていたような。

Claudia and Cristian in Tokyo

いやぁ2020年がすごく楽しみですね。

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夏のフィレンツェ

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Firenze主人のAさんが参加する、とある国際会議が偶然にもイタリアのフィレンツェで行われるというので私も便乗して行ってきました。Aさんは例によって朝から晩まで会議に参加しますが、私はフィレンツェを満喫です。写真はドゥオーモ広場で撮ったものです。サンジョヴァンニ洗礼堂(左)、ドゥオーモ(大聖堂、中央)、そのクーポラ(八角形の赤い丸屋根、中央奥)、そしてジョットの鐘楼(しょうろう、右)が全部入るスポットなのでみなさんせっせと写真をとっています。私も真似してとってみましたが、いざこうして見てみるとはめ込み写真みたいになってしまって、そんなにゴージャスじゃないですね。その場の雰囲気や、この広場に出たときの「おおおおおお」という気分が、当たり前ですけど全然反映されません。残念。

フィレンツェに来る度に、この「花の都」と呼ばれるわりにはおどろおどろしい血塗られた歴史と近隣都市国家とは一線を画する強国だったこのフィレンツェのことをつい、いろいろと考えてしまうのですが、メディチ家、パッツィ家、ストロッツィ家と、権力と政治力と暗殺力と経済力に物を言わせた大富豪たちが宗教と政治を軸にひたすら戦いまくっていたことを思って、なんとも説明しがたいのですが小さな意味での「諸行無常」というものについて想いを馳せてしまいます。もちろん、こうして建造物が残ったり、歴史が動いたり、人類が学習したり(これはどうかな?)して、結果論的には無常ではないのですがひとりの人の人生という視点から見ると、なんだかなぁという感じです。メディチを代表する権力者のロレンツォだって、あやうくこの大聖堂で殺されかけたし(弟は実際にその場で殺されました)、その報復としてパッツィ家の100人くらいが殺されたというし、殺すか殺されるかというギリギリのラインを全員が必死で運を持って生きていたというしかないんだろうなと思ってしまいます。何もしてないのにその家に生まれたばかりにあっさり殺された人もたくさんいるだろうな、と思うと「人生とは」というような壮大なテーマについて考えたくなったりもするのです。考えませんけど。

FirenzeAさんがフィレンツェの学会に参加する間、私は2回に分けてフィレンツェを訪れました。最初はサンタマリアノヴェッラ教会の近く、2回目はアルノ川のヴェッキオ橋の近くにホテルを予約したんですが、どちらもかなり良くて満足しました。写真は最初にとまったサンタマリアノヴェッラの広場にある小さなかわいいホテル、J. K. Placeのテラスで食べた青りんごソルベット。バックにサンタマリアノヴェッラ教会のファサードが映り込んでくれたのでなんだかそのときの雰囲気を思い出せて嬉しいです。ソルベット美味しかった。フィレンツェは盆地なので実はローマより暑かったりするんですが、夜になると涼しい風が吹いて外にいるのがとても気持ちよかったりするのです。美味しいお食事、フィレンツェの景色、仕事からの(無理矢理の)解放、と私はすっかりAさんの出張と仕事を横目にひとりで楽しむことができました。1週間に2回もスパに行けたのもすごく良かったです。またもうちょっと、フィレンツェで思うこともあったので、そんなことも含めてこれからちょっとずつ思い出しながら書いてみたいと思っています。

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築地にて

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日本で10日間の夏休み中です。とはいえ、今年は私は大量の夏休みをいただいていて、まずはスコットランドのエディンバーグで5日(と週末)、日本で4日(と2週末とフェラゴストの休みを混ぜるとトータルで10日間)、あと8月の最終週にフィレンツェで5日間、9月の半ばに5日、と休みまくりです。今回の日本では、バケーションで遊びにきてくれた友人のイタリア人とアルゼンチン人のカップルのおもてなしに2日間つかったんですがその一環で築地に行ってきました。こんなこともなければ早朝の築地になんて滅多にいかないと思うんですが、すごく楽しかった。

まず、私は外国人観光客を甘くみていて、5時に受付開始というまぐろの競り卸売りの無料ツアーは4時に行けばまあ大丈夫だろう、と思っていて、もしかしたら4時半でも大丈夫と思っていたんですが、同行してくれたAさんが、「いやぁ週明けだし、お盆の週だし、3時半でしょ」と言うんですね。3時半って朝じゃなくて夜じゃん、と思ってみんなで話し合った結果、間をとって3時45分ということになりました。それでも「早すぎだよー」と私は個人的に考えていたんですが、最終的には遅過ぎるよりはいいでしょうということになりました。

で、準備万端に築地にホテルまでとって待機。受付場所であるおさかな普及センター(築地市場の勝ちどき門近く)までホテルから徒歩5分以内という素晴らしい場所だったんですが、茅場町あたりに泊まっていた友人カップルがやってきたのが3時45分ちょうど。歩き始めてから気づきました。歩道に次々に現れる外国人観光客たち。横道からポツポツと現れて、まるでビデオゲームのようです。ついつられて無言で早歩きになる私たち4人。横断歩道を渡っておさかな普及センターに入ると、なんと、1日120人しか受け付けないというツアーなのに中にはすでに100人くらいいました。許可証代わりに蛍光色のベストを配ってくれるのですが、第一グループの緑色のベストはすべて終わっていて、第二グループの青ももう何十人ももらっていたので、もしや間に合わないかも!と焦ったのですが、無事に受付してもらえました。

Tsukijiベストを受け取って中にはいって、ほっとして座ってから後ろを振り返ると、私たちが到着した3時50分から5分後の3時55分には積んであったベストもなくなり、受付終了。いやぁかなり冷や汗ものでした。友達もイタリアとアルゼンチンからはるばる来てくれたのに(あ、ウソつきました、確かにふたりの出身はその2カ国ですが、ふたりともスペインに住んでいます)朝3時起きなのにツアーに入れなかったら本当にがっかりするところでした。実際私たちが入ったあとに、断られる観光客、少なく見積もっても200人はいました。こんなに大人気なんですね。築地周辺に宿をとってない人は、電車のない時間なのでみなさんタクシーで来るしかないと思うんですが、タクシーで来て、断られ、またタクシーで帰るしか無いという悲しいことになっていました。これに懲りずに翌日もうちょっと早めに来てトライしてくれたらいいな。

ツアーに入れてほっとしたのはいいんですが、それから第2グループのツアーの始まる6時15分まで2時間以上あります。だらだらとおしゃべりしたり、センターの建物の目の前にある自販機でコーヒーを飲んだり、断られてがっかりして帰って行く観光客を眺めたり(かなり性格悪いですが、この行動が一番人気でした)などして過ごしました。一組イタリア人のカップル(45歳から50歳くらい)が5時頃やってきて、入れないと知るや警備員の人にしつこく話しかけて1時間くらいねばっていて、それが待っている人々にはかなり良いエンターテイメントとなっていました。イタリアではあのやり方で結局そのしつこさに観念して「じゃああなたも入って良いよ、1時間もがんばったし」と非常に不公平な結果になったりすることもよくあることなのですが、ここは日本。警備員のみなさんも「あのイタリア人は論外」ときっぱりとことわっていました。正義と正直が往々にして勝つ日本、好きです。良い国です。でもあのイタリア人は今頃「あーバカ正直な日本人はつまんないな」と懲りずに文句を言っていることでしょう。

その後、第一グループのツアーが終わるとともに第2グループの私たちも場内に行って、競りを見学しました。全体的な迫力ももちろんあるんですが、競りに参加されているみなさんの個々の迫力もあって、日本人の私としてはちょっとだけ怖じ気づきました。外国人にはこの怖さは分かるまい。一番上の映像が競りの一部です。はっきりいって何を言っているのかさっぱりわかりません。バックグラウンドに鳴り響いているのは、手前のまぐろの競りが始まる直前だったので、その「いまから競りを始めますよ」という合図の鈴の音です。昔は競りのエリアにも観光客が自由に入れたということで、まぐろにだきついたり、横に寝そべったりして、観光客がやりたい放題だったみたいですね。現在は1日120人という限定もあるし、見学エリアも決まっているし、配られるガイドにも「ここは仕事の場ですので観光客は優先されません」とはっきり書いてあってまったくウェルカムな雰囲気はありません。それでも早朝に並んでみる価値はあるか、といわれると、あるような気がするので不思議です。

Tukiji映像でちらっと映ってますが、尾の辺りの赤い肉を手に取って、こすって脂ののりを確かめている人がたくさんいて、なるほどこうやって質を見定めるのかと知ったり、見所もいろいろでした。もちろんこのあと場内のお店で新鮮なお寿司での朝食を堪能しました。これで友人カップルもさらに大満足でした。間違いなく今まで食べたお寿司の中で一番美味しかったと言ってました。よく口の中でとろける、という言い方をすると思いますが、とろけるどころか、食べた瞬間にスっとなくなっちゃうような感覚ですよね。焼津のまぐろも美味しかったけれど、築地のまぐろもなかなかでした。強いて違いをあげるとすると、焼津はまさに「生・新鮮」、築地は「質・伝統」といったイメージでしょうか。焼津のような水揚げ港となると、まぐろも黒光りしているし、築地の凍ったまぐろとは違いますよね。でもまぐろの中でも質の良いものが築地まで来るのかなと思うとそういった意味では選ばれたまぐろのある築地、といったところでしょうか。

ということで暑い日本ですが満喫しています。もうすぐローマに帰ります。

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ちょっと仕事の話

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週末にローマに帰ってきました。涼しかったエディンバーグから、日本の夏並みの蒸し暑さのローマへ。気温は毎日35度くらいになります。それでも私は夏のローマが好きです。ローマっ子たちがみんなローマの外にヴァカンツァに出かけるので、圧倒的に人が少ないのです。職場もがらーん。ランチも全く列を作らなくて良い状態でラクラクです。いつもこうだといいのに。

ということで、仕事もどんどん進みます。といっても、それはもちろん仕事によるわけで、チームワークが必要な仕事は全く進みません。チームの半分以上が夏休みだからです。でもひとりでできることはガンガン進みます。電話はほとんどかかってこないし、ミーティングもいつもの半分以下だし。

そこで今日、私はずっとあたためていた論文をえいやっ終わらせることに成功しました。3人の共著なので私だけの功績ではなく、実はひとりのスイス人の専門家がほとんどやった研究なのですが、彼が忙しすぎて論文にできないまま数年たってしまったので、「わたしやりましょうか?」といったらすんなりファーストオーサーくれました。でも今日最初の提出をしたばっかりなので、アクセプトされるのは(されるとしたら)来年の春頃かな。いやぁ、このプロセスを経験したことがある方なら分かると思うんですけど、この最初の一歩が強烈に面倒なんですよね。Elsevierのシステムなのでわりとサクサクのはずなんですけど、それでもやっぱり終わったときの達成感が、わりと強烈です。でもまだ次のリヴィジョンもあるし、まだまだ続くので達成感を味わうにはまだ早すぎるんですけど。

そしてその論文に関連した、所属機関の出版物もひとつ完成させました。私はナノテク担当なのですが、このページの右上のものがその本。これも2012年からずっとやっているものなので、出版できて本当に良かったです。ずっとやってきた何かが形になるのは、いくら仕事とはいっても嬉しいものですね。一緒に仕事をしてきた世界保健機関のオフィサーの方々も偶然日本の厚生労働省からの出向の方々だったので、楽しくお仕事できました。こんなところは絶対に見ていないと思いますが、Kさん、Mさん、ありがとうございました。いつもせっかちですみません。

さて私の夏休みまで一週間を切りました。あともう少し、このガラガラな職場環境でストレスも少ないはずなので、頑張って仕事しまくろうと思います!

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Edinburghスコットランドはエディンバーグに来ています。どうして日本語ではエジンバラって言うんでしょうね。どこの言葉になって伝来したのでしょうか。最高気温は高くても20度前後、最低気温は10度近くになるこの季節はどうやらこの地方では真夏のようです。連日のように雨が降るのも仕方のないことのようですが、昨日と一昨日はさわやかに晴れてくれました。一時的なシャワーは時々あります。写真は初日に撮ったホテルの窓からシリーズです。外観は歴史的な建物ですが、中はかなりモダンな作りになっていてコンテンポラリーとすら言えそうな内装です。部屋も広く朝食もイギリスらしくしっかりめの朝食がたっぷり出てきます。

今回は日本から夫のAさんが国際会議で発表をすることになって、せっかくヨーロッパに来るというので、私も休暇をとって合流することにしたのでした。とはいえ、毎日朝の8時過ぎには会議会場へ行ってしまうAさんに取り残されてしまう私。月曜日は近くのフィルムハウスに行って映画を見て(ソフィアコッポラの「ブリングリング」観ました)、火曜日は朝から公園を散歩して湖でくつろいだ後、シェラトンに入っているワンスパで全身&フェイシャルのトリートメントを受けて(ESPAブランドでした)、夜には会議のレセプション会場となっているエディンバーグ城でグラス片手にいろいろと見てまわりました。エディンバーグ三種の神器もしっかり見ましたよ。水曜日の昨日は中心地にある作家博物館でエディンバーグ出身の作家やイギリスを代表する作家の生い立ちや遺品などを興味深く見て過ごしました。午後に時間ができたAさんと合流してカールトンヒルというエディンバーグ全体を見下ろすことができる丘に登ったりもできました。とっても感動。今日はちょっとショッピングをしたあと、ミシュラン星つきのレストランのランチの予約を入れたので楽しんでくるつもりです。そのあとはまたAさんは会議に戻るので博物館にでも行こうかな、と思っているところ。

はじめてのスコットランドは思った以上に中世っぽさが全面に出ていてちょっと戸惑います。イタリアの田舎町、とくにトスカーナの田舎町も中世そのものといった気配があるのですが、気温がまったく違うせいか、明るいイタリアの中世の雰囲気と比べて、スコットランドのその雰囲気はどちらかというと「裏」といった感じで、なんとも説明しがたいのですが、同じ中世でも陰謀や暗殺、魔女裁判や権力争いのような暗いイメージのほうが先行してしまうのです。ごめんなさいスコットランド。スティーブンソンの子供文学にしても、原文はあまり子供に読ませたくないようなドロドロした部分が多いし、街並みだって夜には今にもお化けが出そうです。ここでゴーストツアーのようなものが観光の目玉になっているのもよくわかります。

今回はエディンバーグに行くことが分かってからすぐ、ここを舞台にしたアランナ・ナイトの推理小説を読んだのですが、それもきっとこの印象に影響を与えていると思います。いきなり崖から突き落とされる主人公の警部補。最後に待つ、強烈に衝撃的なドンデン返し。この作家はこのあと誰かに命を狙われたりしないのか、とハラハラする最後でした。実は意外に近年であることに驚かされるUKの歴史なのです。

さてあと数日、この歴史的な街を楽しんでローマに帰る予定です。ローマに帰ったらもう少し写真などもフリッカーに載せようと思っていますので私の家族のみなさんお楽しみにね。ポストカードも数枚送りました。無事に届きますように。

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Tokyo Skytreeこの記事を今こうして書くと、私はまだまるで東京にいるみたいですが、実はローマに帰って来てからもう3週間が経過しています。8月に私のごく近いイタリア人の友達カップル(彼氏はアルゼンチン人ですが)が日本に遊びに来てくれることになっていて、スカイツリーに行きたい、と言ってくれたのでチケットなどを手配したものの、私自身が行ったことがないと案内すらできないなと思って5月の晴れた日に行ってきたのでした。近くで見るスカイツリー、キレイです。

平日に行ったので、ちょっと時間のロスが出来なかった私としては、まずはネットでSky Restaurant 634 (Musashi)でランチを予約して行ったのですがそれが大正解でした。予約の1時間ほど前に、専用デスクに予約票を持っていくと、「こちらへどうぞ」とエレベーターへご案内。気が遠くなるほどの長蛇の列を全部スルスルと飛び越えて、一番奥のエレベーターにものの5分で乗ることができました。小さい人間だなーとは自分でも思いますが、かなりの優越感です。レストランの予約があればエレベーターのチケットは当日券のお値段ですぐに手配してくれるので、その分頑張ってチケットをとる必要がないのも嬉しいかも。

Tokyo Skytree上からの景色はこんな感じ。東京、大都会ですね。こんな高いところから見た事ないので、本当にジオラマみたいです。都内では地下鉄で移動することがほとんどなので、何となくの地理感は「沿線」とか「近隣駅」みたいなものでつかんでいたのですが、こうして上から見ると「え!あそことあそこの街は隣じゃん!」とかそういった新しい発見があるので嬉しいです。じっくり360度ぐるりと見れて勉強になりました。スカイツリーの中はパっと見、修学旅行生20%、東京近辺のシニア世代30%、ツアーで東京に来たらしきシニア世代30%、外国人10%で、残りの10%にうっかり入ってしまった私たちはかなりのマイノリティでした。多分入場券の高さ(予約で2500円、当日2000円)がお気楽カップルや家族連れを躊躇させてしまうのかもしれません。

Tokyo Skytree1時間くらい満喫したところでレストランの予約時間になったので行ってみると、レストランはもうずっと予約だけを受け付けていて当日のお客さんはもはや入れないそうです。予約しておいて本当に良かった。席はこんな感じなのでのんびりとプライベートスペースで食事を楽しみながら外を見ることができます。展望台はどのポイントも窓側は人でいっぱいなので、ひとつの場所にとどまって外をのんびり見る、というわけにはいきません。だからこうしてゆったりするには、ここで食事するというのはいいなと思いました、が、厳しい事を言うと、雰囲気がお値段についていけてない感じかもしれません。実は全く同じような条件で、私は以前、父と母と夫と4人でパリのエッフェル塔のジュールヴェルヌ(オフィシャルサイトはこちら、音が出ますので注意)に行ったことがあるんですね。そこはやっぱりパリ、店内に入った瞬間からずっと、雰囲気は最高でした。当時エッフェル塔はエレベーターがひとつ故障、もうひとつは点検中、というダブルショックでたったひとつしかエレベーターが稼働しておらず、観光客の超超長蛇の列で大変なことになっていたので、ジュールヴェルヌ専用エレベーターで待ち時間ゼロで登れたという意味でとても嬉しかったことを覚えています。その点では634も全く同じですね。でもゴージャスな感じはしません。というのも634はジャパンフュージョン的なレストランなので、もしかしたらいわゆる「禅」を目指すとああいったシンプルな雰囲気になってしまうのかもしれません、ということで納得。

Tokyo Skytreeこの写真はデザートのブラマンジェです。東京スカイツリーらしく、空と雲をイメージしたということですが、すごく繊細な味で、甘すぎず、淡白すぎず、とても美味しかったです。前菜のガスパッチョも泡だったので、時々こだわった風のレストランで出会う泡料理系かと思って私たちはちょっとおののいたのですが(私たちは微妙に泡料理が苦手です)、泡系はこのふたつだけでした。ホッ。味はすごく良かったです、というよりすごく私の好みでした。上記のジュールヴェルヌさんは、アランデュカスプロデュースにもかかわらず、すべての味にちょっとコクがありすぎたし、バターたっぷりだったりして、実はおこがましくも、最終的に私は苦手だと思ってしまいました。半分以上残してしまった記憶があります。ですからエッフェル塔では雰囲気を楽しみ、スカイツリーでは味を楽しんだ、という感想になったと思います。でも窓の外の景色はどちらもそれはそれで味があってとても良かったと思います。

さて以上が私のスカイツリー経験でした。また8月に友人と行くのが楽しみです。今度はソラマチに行ってみたいな。

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