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Indonesia今は私はもうローマに戻ってきていますが、この写真はインドネシアはスラバヤのホテルからの写真です。日本のTK大学の先生に誘っていただいた会議でしたが、私が普段行く会議とは違って新しいことが多く、私個人にとってもすごく勉強になりました。仕事のことでもいろいろと考えたことはあるのですが、ここでは仕事以外のことを書いておこうと思います。

以前にスラバヤは第3の都市と書きましたが、実は第2の都市だそうです。バリ島は観光地なだけで、都市機能としてはスラバヤの方が大きいそうです。そして私個人としてはびっくりなんですが、インドネシア語で「スラ」はサメ、「バヤ」はワニだそうです。つまりサメワニ市。昔の神話のようなものに基づいているのでしょうか。そして意外にイスラム人口が少なく見えます。見えるだけでそうでもないのかもしれませんが。中華系が多いイメージ。でもみなさん小さいころからアラビア語を学んだり、イスラムのことを勉強したりするそうです。カソリックも多い印象。ここではインドネシア語のほかにジャカルタで話されるジャワ語を一般の人は流暢にしゃべります。英語はローカルの人にはそこまで浸透していないと思います。ちなみにインドネシア語かなりはオランダ語に近いらしいです。植民地時代が長かったからですね。オランダに占領されたあとは歴史が物語る通り、日本に占領され、そのため連合軍に爆撃の標的にされ、と悲しい過去があるので、私としては微妙に俯き加減になります。私の仲良しのインドネシア人のNという友達は15年ほど前に私に「あー、あのとき日本軍とか独立派じゃなくて英国軍に占領されてれば私今頃もっと英語が上手なのにー」とあっけらかんと言っていたので、今までその明るさに甘えてましたが、今となってはいろいろと考えさせられます。でも感覚的にはみなさんとてもフレンドリーですけどね(ありがたい)。

あと、街中を大量のバイクが走っていましたが、ホンダ、ヤマハ、スズキなどの日本製のバイクがほとんどで、しかもその全てが結構いいバイクでびっくりしました。聞いてみるとバイクは頭金千円くらいでお得なローンが組めるのでどんな層にも大人気だとか。しかもローンの審査が甘いらしく、低所得者住宅に住む人々もほとんどの人がバイクを所有していました。公共交通機関がバス以外そこまで発達していないので、足として必要なんでしょうね。移動式マーケットのようなものもあり、バイクに大きなベニア箱をつけて食料を売っていました(写真はこちらこちらこちらこちらなど)。現地の人に聞いてみたら、今まではちゃんとマーケット(市場)というものがあって、みんなそこに行って買い物をしていたんだけれど、最近では集合住宅があるところやある程度人が集まる住宅地まで市場バイクの集団がやってきてくれるのでこんなに便利なことはない、と言っていました。お店がうちまで来てくれるんだから、ということらしいです。

そういえば、私も以前にそういうのを経験した記憶があるなーと思って考えてみたら、それはローマのビーチでした。夏にビーチで寝そべっていると、次々に現れる行商の人々。アクセサリーや日用品、アートや食べ物に飲み物、とクオリティもさまざまで、夏に日焼けしながら寝ているだけで買い物し放題!と感動しました。マッサージも頼んでないのにやってきます。そう思うと、過去には日本にもそんな時代はあったのかしら。もちろんこういった行商の人々はローマでは違法だけれど、イタリアはこういうのには非常に甘いです。ファシズムの痛い経験から、警察にそこまで権限を与えていないということかしら、と最初は思っていましたが、バールなどで異常なほど頻繁に出会うカラビニエーリのみなさんがコーヒー片手にくだらないおしゃべりを延々としていることを考えると、権限がないというよりは権限を使う気がない?と思わないこともないですね。

というわけでいろいろと考えさせていただいたインドネシア出張でした。またぜひ機会があれば行きたい国でした。

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シンガポールより

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Singaporeインドネシアでの仕事を終えて、シンガポール乗り継ぎ中です。午後の1時半に到着して乗り継ぎ便が夜の23時55分。約10時間もあるということで、さっそく荷物をターミナルで預け、そのまま入国審査を経てシンガポールへ入り、地下のメトロ(MRT)で市内まで出かけてきました。実は初めてのシンガポール。とりあえずは写真の君に会わなければと思って暑い中会いに行ってきました。そうです、前回コペンハーゲンでのエントリーにも書いた通り、ついにコンプです。世界3大がっかり。でも、全然がっかりしませんでしたよ。マーライオン君、ゴーっと豪快に水を吐き出していました。周りにしぶきがたくさん飛んで、なんだか涼しさまで演出でしたよ。

というわけで、ひとまず、こんな感じです。今からフランクフルトに飛びます。眠れますように。

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スラバヤより

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Singaporeインドネシアはスラバヤに来ています。スラバヤはジャカルタ、バリに次ぐインドネシア第3の都市だそうです。写真は乗り継ぎに使ったシンガポールに着陸する直前のシンガポールの港。明け方に到着して、朝から乗り継ぎをしたので次の便では明るくなっていて、港は写真ではこんな感じでしたが、夜のほうがずっと幻想的でした。

空から空港を見たときと、空港からお迎えの車でホテルに向かっていたときは、座っているだけで汗ばむほどの暑さの中でなんだか久しぶりに「いわゆる」途上国の街に来たかも、と思っていたのですが、ホテルについてみると、お隣が大きなモールということもあって、バンコク的なイメージもなきにしもあらずです。でもきっと全然違うのでしょう。

実は私はインドネシアは初めてです。イメージとしてはマレーシアとインドを足して2で割ったような感じですが、文化としてはかなりイスラム的なのでしょうか。人々がいつもニコニコしているのがちょっとインドっぽいといえばぽいです。まだしっかり外を見ていないので私の感想なんてとても薄っぺらいものですけれど。

日本のTK大学の先生にご親切に呼んでいただいてこうしてここにいるのですが、この旅程を組むのに私の組織がいろいろとごちゃごちゃ言ってきて本当に大変でした。組織って大きくなればなるほど、透明性のための不透明な手続きのようなものが増えていって本末転倒な感じがします。一部の悪い人たちに翻弄される大部分の人々、といったところなのでしょうか。こんなところは見ていただけないのは重々承知ですが、TK大のみなさま、A先生をはじめ、本当にありがとうございます。初めてのインドネシアをいろいろと見てこようと思います。

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中国愛と中国語

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上海また想い出シリーズですが、7月に中国は上海に行ってきたことをここにもチラっと書きましたが、そこまで詳しく書いていなかったので、記録しておこうと思います。写真は観光客も上海ローカルっ子もみんな大好き南翔饅頭店(ナンシャンマントウディエン)の小籠包。細く切った生姜とお酢につけていただきます。今まで全くその一般的な食べ方を知らなかったので今回ローカルっ子のLくんにしっかり教えてもらえて良かった。たしか六本木に東京店があるこのお店(日本って本当になんでもありますよね)、上海では超有名店なのでお持ち帰りは大行列ですが、お店で食べる分にはわりとスルスルっと入れます。お店がある場所自体がかなりの観光地(上海老街)なので人々をかき分けて入る感じもあります。上海っ子にとって点心(ディエンシン)は朝食かスナック的な位置づけ。午後3時から夕食前くらいの間に食べる人々が多く、基本的には夕食時に食べるものではないそうです。でもこんなの夕食の前に食べちゃったら美味しすぎてパクパクいってしまって夕食いらなくなっちゃいますよね。

ところで、誤解を恐れずに書きますが、私は中国が好きです。私をよく知っている人は私から常に語られてしまうので、これは内輪では「またきた!」と思われるトピックだったりするんですが、それも「かなり」好きです。私だって政治的その他でいろいろと問題があるのは承知の上です。それを全部考え合わせた上で、やっぱり魅力的な国だと思ってしまうんです。魅力的、というとなんだか違う感じもしますが、一番近い表現は「気になる」国とか「つい釘付けになってしまう」国だとかそういう感じでしょうか。

まず、とにかく中国のいわゆる3000年だか4000年だかの歴史(の記録)が面白すぎるというのはたくさんの人に同意していただける部分だと思います。どうしてこんなに記録が残っているのか。事実は小説よりもなんとやらと言いますが、事実にしろ一部小説にしろ何にしろ、三国志トピックは面白すぎるでしょう。暇があるとつい中国の歴史について物語を読んだりネットで調べたりしてしまいます。最近のマイブームは王道に帰って中国古代です。漢の前(始皇帝が統一する前)くらいが一番面白いと思ってしまいます。

芸術だって、文化革命以前までのものは思わず目を細めて喜んでしまうほどの素晴らしさ。中国のアートや陶器、カリグラフィー、詩、すべてをもってしてあまりに興味深すぎます。こんなにクリエイティブな人々が大量にいるなんて、よそのどんな芸術大国にもまったく引けを取らないと思ってしまいます。近しい人にもぎょっとするほどの創造性を秘めている人がいます。趣味に仕事にいかんなくその創造性を発揮していて、時々、勝てないなーと呆然とすることもあるほどです。まぁ勝つ気もありませんが。

そして人々。本当に釘付けです。まず、私が個人的に交流のある中国人の顔をすべて頭に思い描いてみると、すごく親しい人もいれてだいたい20人くらいぱっと思い浮かびます。今思ったんですが、不思議と「嫌い」と思う人は一人もいません。まぁでもちょっと苦手かも、という人が一人いますが。でもこの確率って日本人や他の国の人と変わらないですよね。そして「好き」と特に思う人が4人います。その人々は仲良しなのもありますが、はっきり言って素晴らしい人々です。感謝してもしきれないくらい恩を感じている人も一人います。その中の2人は、私にはもったいないと思うくらいとても慕ってくれます。

私の中国好きは、その私が今まで会った「人が好き」というところから入ってはいるのですが、私だってもちろん、こういうところはナイーブではありません。私が会う中国人は大学での留学生仲間だったり、研究者、仕事上出会う国際機関関係者、外交関係者だったりするので、グループ分けするとかなり偏りがあるだろうな、とは思います。そして13.5億人いると言われる中国人すべてがいい人であるわけがありません。日本に犯罪者やイヤなヤツがいるのと同じような確率で信じられないような人々も確率の問題でたくさんいるでしょう。そして13.5億人という絶対数のため、そのイヤなヤツの数も世界的には自然と多くなることでしょう。

でもいつも思うのは、私が出会う中国の人(特に中国国内にいる人)はまず、私から見てちょっと微笑ましいほど正直です。中国語だと熱情(ジェチン)と表現するのが一番わかりやすいんですが、クールに斜に構えている人はあまり多くないと思います。大騒ぎしたいときは大騒ぎし、喜ぶ時は涙を浮かべて喜び、怒るときはカンカンになって真っ赤になって怒る、という感じ。感情をストレートに出す人が多いイメージです。また誤解を恐れずに書きますが、(私が覗き見した)中国社会は「ムキになる」ことがカッコ悪いことだったり、一生懸命ボランティアしたりインターンシップをする学生さんが陰で「意識高い系」と呼ばれたりするような社会ではなさそうです。みんながムキになって必死、というイメージ。もちろんいろんな人がいるとは思うので「みんな」がそうだとは思わないし、ここで中国人をステレオタイピングしても仕方ないんですけどね。でも「一般的に」言って、世界のいろいろなところで「勤勉な中国人」あるいは「よく働きまくる中国人」というのを見かける確率は、高いと思います。私はそういう中国人をよく見てきたし、イタリア人とは比べるまでもありませんが、アメリカ人や日本人に比べても半端なく勤勉なんじゃないかと真剣に思うときもあります。アメリカの田舎町に住んでいた時は、その町では間違いなくある中国人一家が一番のお金持ちでいくつも中華料理屋さんを経営していたんですが、その一番お金を持っているはずのおじさんが、ひとつのレストランで、オーダーからとってテーブルを片付け、お会計ををし、と朝から晩まで働いていました。その一家、宮殿みたいなおうちに高級車をたくさん持っていましたが、家族の日々の生活はコツコツ働くのがベースだったはずです。まあそうしないとお金持ちになれない、というのもあるかもしれませんね。

もちろんこの熱情(ジェチン)な中国人はその熱情さによって様々な問題を引き起こします。思い込みや誤解から生まれる大ゲンカだったり、不必要に極端な行動にでて大失敗したり。謝ることはあまり得意ではない(日本人と同じくらいプライドは高いです)のでその問題を解決する能力はちょっと微妙だったりもします。また、人を出し抜いて(騙したりすることも含めて)成功することが「クレバー」だと思われる社会的な背景もあるようなので、そういった人々が結果評価されてしまう節があるのも事実です。そういうのもすべて見た上で、時々は「ウヘェ」と辟易しながらも、それでも微笑ましく、興味深く観察してしまいます。

そしてこれを言うと、中国に住んだことがある人に「そうかなぁ?」と首を傾げられてしまうのですが、少なくとも私の印象だと、田舎の中国国内に住んでいる年配者は礼儀をものすごく重んじているイメージです。国外にいる中国人はそこまでないのですが、私の正直な感想です。日本人は奥に秘めた礼儀を重んじるのと比較すると、礼儀は大事です!ということを全面にだしている感じ。大昔の儒教の影響かもしれませんが、少しでも年上の人には、すぐに尊敬の意を表しているように見えます。今は中国人本人たちが「自分たちは礼儀を忘れてしまった」と自虐的に語ったりするし、日本人の若干西洋化された礼儀正しさ(ツバをはかない、音を立てて食事をしない、公的な場所で大声を出さない、などは、日本人にとっては「後付け」のマナーですよね?)と比べられたりすることもあって、中国人はまるで礼儀がなってないというように思う人もいるかもしれませんが、私の短時間の観察だと、心の奥底には何かしっかりしたものが流れているように見受けられます。

上に書いたことでわかるように、私は中国には何度も行きましたが住んだことはありません。ですから私の中国への理解度なんてきっとものすごく低いものでしょう。でも、今までダテに年齢を重ねてきただけのはずではない私は知っています。当たり前のことを言いますが、どの国もどの文化もどの民族も同じくらい良くて、同じくらい悪いのです。どこかの国がどこかの国よりすぐれている、とか素晴らしい、とか劣っているとかそういう評価をする人は理解度が低いのでしょう。でも「好み」はあると思います。たとえば私は青色よりも赤色の方が色としては好きですが、だからといって赤い色が青い色よりすぐれていると思っているわけではありません。単なる好みです。そういう意味で、私は最終的に中国、好きだなぁと思ってしまうのです。もちろん私の故郷、日本のことは多分一番好きです。ブータンも好き。イタリアも好きです。アメリカだって私がいた田舎のイメージだけしか知りませんが好きです。

というわけでとってつけたような話ですが、実は中国関連で嬉しいことがあったので記録しておこうと思います。大したことではありませんが、万が一うっかり自慢にも見えるかもしれないので、自慢話がお嫌いな方はここで読むのはやめてくださいね。実は私の所属する国際機関はちょうど2年前に新しい事務局長を迎えたんですが、彼が行った内部改革のひとつに、すべてのプロフェッショナル以上のカテゴリーのスタッフは、国連公用語の6ヶ国語(英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、中国語、ロシア語)のうち2ヶ国語が使えることを2014年の年末までに証明しなければならない、と決めたのがあります。もともとそういう決まりはあったんですが、試験などで証明するようなプロセスがあったわけではなく、みんな結構焦りました。日常的に使っていない言語を突然テストされるとなるとドキドキしますよね。しかも、証明できなかった人は契約を切ることもありうる、という厳しいお達しです。で、私は英語でいつも仕事をしているので英語の試験は免除ですが、私の第2公用語は中国語。バッチリ試験を受けさせられました。2月の一斉試験のときちょうど出張が重なってしまった私に残された10月の試験もなんと、先日の日本出張と重なってしまい、12月まで待ちたくなかった私はワガママを言って11月に特別に受けさせてもらったんですね。こんな年齢になってこんなに緊張して勉強しなければいけないなんて!と思っていた私でしたが、直前の駆け込みレッスン(大好きなL先生)のおかげで無事に、自分にしてはかなりの高得点でパスできたので、久しぶりに大きな達成感と喜びを感じました。得点が良かったのでディプロマももらえるそうです。嬉しいです。ほっとしました。私の中国愛が中国語への大きなモチベーションです。中国語、これからも、もっと頑張っていこうと思います。

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Lampedusa

最近ローマは寒かったり暖かかったりよくわからない天候ですが、そういえば8月に、夫のAさんとふたりで、シチリアはランペドゥーザ島に遊びに行ったなぁとふと思い出したので記録しておくことにしました。ランペドゥーザ島は地中海のイタリア最南端の島で、難民問題でよくニュースになっているので知っている方も多いかと思います。夏の間はローマからアリタリア航空が直行便を飛ばしていることもあってアクセスが良く、海外からというよりはイタリアからのバカンス客の多いところだと思います。

もしかしたら全然違うかもしれませんが、イメージとしては沖縄離島(行ったことありませんが)か長崎の離島群といったところでしょうか。びっくりするほど地に足が付いています。つまり素朴。あ、上の写真は中に浮いているみたいなので地に足が付いているというのとは両極ですが本当です。雨のローマを出発したので、1時間くらいであっという間に下の美しい海岸線が見えてきた時にはその違いに高まりまくりました。

To Lampedusa

ところどころ海岸付近が緑色になっているのが分かるでしょうか。透明度が高いのと浅瀬になっているのとでこういう風に見えるそうです。飛行機の中で、こういうのを見るとすでに期待値マックスになります。お宿はEl Mosaico del solというキッチネット付き、プール付きのお部屋を予約したのですが、空港ですでにオーナーのレナートさんが待っていてくれました。とってもフレンドリーで私たちをバンに乗せて、さくさくっと道中の道を教えてくれつつホテルに到着。私たちが1泊しかしない弾丸ツアーであることもしっかり把握していて「荷物置いたらすぐに降りておいで、すぐビーチに連れて行ってあげる」というので、どうやってビーチに行くか、と心配していたAさんも私もびっくり。超ラッキーという感じですぐに降りていき、ビーチに連れて行ってもらいました。有名なウサギ海岸(La spiaggia dei Conigli)です。

Lampedusa

道路沿いのトレーラーバールで大きなパラソルを借りて、ハードな岩場をせっせと降りてビーチまでいくんですが、予想以上に大変です。が、その甲斐ありで、到着するビーチはこの世のものとは思えないほど、本当にキレイです。天国に来てしまったかと思う人がいるかもしれません。2013年のトリップアドバイザーで世界一の海岸になったというのも納得。そこで4時間しっかり遊んで、日焼けもしっかりして、完璧な非日常を満喫しつつビーチを離れると最初のバールでハッピーアワーのスピリッツをいただいている間にホテルからのお迎えがやってくるという完璧さでした。

ホテルに戻って私達はホテルのプール兼ジャグジーでゆったりしたりして過ごしました。そしてレナートさんオススメのレストランをいくつか教えてもらっていたのでその中のひとつに入ることに決めて、ダウンタウンまで数分のお散歩。地中海ならではの前菜、美味しいお魚などをいろいろといただいてそのクオリティにも満足。そういえばその時外の果物屋さんでフレッシュな果物をいくつか買って、食べきれないほど袋にいれてもらったのに2ユーロ、といわれ驚愕しました。物価が安いです。夜はわりと遅くまでにぎやかなメインストリートでした。美味しいジェラート屋さんもあって良かったです。私にとってはもはやジェラートがイタリア国内旅行の超大事な条件になりつつあります。アイスクリームアイスクリームといいながら彷徨う私、時々子供か!と自分にツッコミをいれたくもなります。

翌日はホテルのバイク(プジョー)を無料で貸してくれるというレナートさんのご厚意に甘えて(国際免許証を持ってきていて良かった!)Aさんのバイクの運転で島中を二人乗りで走り回るという楽しすぎる午前中を過ごしました。私もAさんもバイクの免許を持っていて、ふたりともかなりバイクが好きだった過去があるので(やんちゃではありません)そんな昔を思い出して楽しい数時間でした。そのあとはシエスタ中のしんとした街を歩き回って、それはそれで楽しかった。

Goodbye Lampedusa

そして最後は島の空港から、なんと郵便局(ポステイタリアーネ)貨物航空とアリタリア航空の共同運行便という機体に乗ってローマに帰ったのでした。上の写真は真っ白になってしまっていますが、かすかに黄色の機体が見えると思います。行く数日前に思いついた、弾丸旅行ではありましたが、本当に最高でした。やっぱり泊まったホテルが良かったと思います。次に行くときもかならずレナートさんのところに泊まろうと思います。また来年、春先にでも行きたいな。

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2回の帰国

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Japan前の更新からすっかり時間が経ってしまいましたが、この間2回、日本に帰っていました。1回目は10月で写真の戻り鰹を堪能。写真のタレのお皿と塩のお皿と両方味わいましたが両方とも最高でした。鰹ラブ。

そして帰国の2回目は11月で、こちらは仕事で帰ったので、そこまで本気では遊べませんでしたがなかなか充実した帰国でした。これは前々から決まっていた出張だったにもかかわらず、なぜか夫婦ふたりとも旅行前になってやっと気付いたんですが、主人のAさんも同時期にフランスに出張という、夫婦でヨーロッパと日本との、大それた行き違い出張ということになってしまっていてふたりでびっくりしました。私が日本に到着してから3日間だけは主人が日本にいたものの、私は到着翌日からフルで仕事ということでそんなに夫に会えず、ぎりぎり一緒に朝食をとったり、仕事からダッシュで帰って遅い夕食を一緒にしたり、というような日程になってしまいました。でもそれはそれなりに楽しかったんですけどね。Aさんがフランスに行ってしまってからは仕事に集中できたので、実はよかったのかもしれません。で、この機会に、とばかりに、お友達で東京在住のMちゃんと毎日のようにランチしたりディナーしたりして楽しかった。私が東京のことを何もしらないのでMちゃんに完全にお任せして言われるままにレストランに向かう日々だったのですが、それがどれもこれも美味しくて素敵で便利なところばかりで感激しました。レストラン探したり予約したりって実はものすごく大変なのはよくわかっているので、そんな大変なことを完全にお任せしてしまって申し訳ないという気持ちでいっぱいだったにもかかわらず、Mちゃんセレクションがあまりにも最高だったのでキャーキャーと喜ぶばかりでちゃんとお礼を言えていたかよくわかりません。ここで失礼して、Mちゃんどうもありがとう!

その中でも、出張先だった霞ヶ関の近辺で、最近再開発が盛んな虎ノ門の、虎ノ門ヒルズに9月くらいにオープンしたという、ピルエットさん(ビストロ+カフェ+エピスリーだそうです)が最高だったのでメモ代わりにご紹介です。イタリアに住んでいると外食の感覚が麻痺してしまうのか、この雰囲気(ビストロなのにほぼファインレストラン的な雰囲気、テーブルクロスはありませんが)、最高のサービス(日本はどこでも最高ですよね)、お食事の質、味、などなどをイタリアのそれもローマで体験しようとすると、ディナーで私のように食前酒、ワイン2杯(あるいは1杯にデザートワイン1杯など)メイン、デザートにコーヒーという組み合わせにすると普通に150ユーロから200ユーロくらい(2万円から2万5千円)はするんですよね。それなのにもともとのコースが5、6千円って!と思ってお会計のときにぎょっとして思わず「やすい!」とつぶやいてしまって、いや価格として安いんじゃなくて得るものに対して、という意味だったんですがMちゃんに「みみちゃん(Mちゃんは私をこう呼びます)、小声で!」と注意されました。いや普通に5、6千円は私にとって大金ですが、単にイタリア価格との比較という意味だったんです。失礼いたしました。

食材もすごく厳選してあるし、シェフのみなさんもオススメのお料理をとても丁寧に教えてくださって本当に素敵なところでした。おいしそうなイチジクをスっと切ってらしたのを、本当に穴があいてしまうんじゃないかというほど見つめていたら、渋抜きした上品な甘さの柿と一緒にサービスしてくださって大感激でした。平日だったので、私たち2人でうっかり調子に乗って長居してしまったんですが、それでも嫌な顔ひとつせず最後の塩キャラメルのミルフィーユとエスプレッソまでしっかりと完食した私にもみなさんにっこりしてくださって、本当に素敵でした。いやぁもう、虎ノ門ってあんまり夜行くエリアではないですけど、絶対、必ず、また行こうと思います。

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炊飯と論文

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Cooking rice with le creuset今日、ふとタックスフリーのとあるお店でルクルーゼのココットロンドの24センチが110ユーロという破格だったので衝動買いし、とりあえずご飯を炊いてみました。はじめチョロチョロなかパッパ、とつぶやきながらやってみたところ、5合の大量のご飯が本当にあっという間に炊きあがりました。ルクルーゼ炊飯は実はどうなの、といつも思っていたので、ついに実験できて嬉しいです。ガスで炊くのはやっぱり美味しいよねぇと思ってはいたんですが、味に集中するからなのか何なのか、食べてみるといつもより甘くて美味しい気が、しないでも、ないです。あと、写真ではもう混ぜたあとなので伝わりづらいのですが、蒸らしたあと、蓋を開けてすぐのお米、光って立ってました。キレイ!と思わず言ってしまうほどでした。

ところでこれで思い出したんですが、私は小学生の時に6年間姉と一緒にYMCAのボーイスカウトガールスカウト的なクラブ、インディアンズクラブというものに入っていて、そのクラブは月に2回(2週間に1回を6年間ですよ!)本格的すぎるアウトドアを修行的に行うクラブだったんですね。「キャンプを楽しむ」というよりは「キャンプを生き抜く」といった感じでした。小学生にはちょっと辛すぎるサバイバルだったと思います。3時間以上山を登ったあげく、「これキャンプ場?」と思うような何もないところにテントをたてて(今時のブワっと広がるやつじゃなくてシート状態で床と上のテントが別になっている古典的なやつです)、トイレがない場合はトイレを造り、そのあたりからそれらしき石を拾って来てはかまどを作って、山登り中みんなで手分けしてリュックにぶら下げてせっせと運んだ飯盒で必死にご飯を炊く、というのがそのクラブではほぼ日常でした。

調理のときはタイマーなんてないので、お米を洗って浸水させたら、みんなで「デューティー」といいながら清掃をしたりして時間をつぶし、山に枯れた木を拾いに行っては「それ幹の皮が濡れてるよ」とかお互いに注意しながら木の切り株の上でナタをふるって薪を準備するのです。ナタを使うときは軍手をしているのでそこまで大事には至らないのですが、インディアンズクラブの子供の誰もがナタで切り傷をつくってました。私も未だに左手の人差し指にスっと線が入っています。私の両親を含め、みなさんそんな傷を見ても「へー頑張ったね」というような対応でしたが今ドキの親御さんだったら大変なことになってたでしょうね。そして「リーダー」と呼んでいた大学生のボランティアの人にマッチを2本ほどもらい(貴重)、細くささくれだった小枝に祈るように火をつけ、お米を炊いていました。細い木の枝を飯盒の蓋に押しつけ、「沸騰した!」となるとゴウゴウ燃えている薪は取り除かれ、炭状態になったものだけにするか、あるいは飯盒をぶら下げている枝をさらに高くして火から遠ざけたり、と「弱火」にする苦労があったことを思い出します。そして木の枝を押し付けても何の反応もなくなったら火から下ろして、飯盒を逆さまにして草を敷いた地面に置きます。そして何故か、大量の草で飯盒の底をこれでもかとばかりにゴシゴシするのです。これをやっておくとあとで洗う時の苦労が全く違うのです。そしてできたご飯はもちろん成功作もあれば失敗作もあるのですがそんなの関係なく、本当に心の底から美味しいと思っていました。「プロセスの苦労」というものが食べ物の最高の調味料になるのですね。芯が残っていようが、水っぽくなってしまおうが、コゲコゲになってしまっていようが、ニッコニコしながら美味しいね!と友人同士お互いを褒め合って、みんな一粒残らず食べていました。

最新式の高級炊飯器でスイッチポンでできるご飯も確かに美味しいですが、プロセスを経て心理的に美味しく感じているご飯って、舌の上では科学で解明できない何らかの化学変化が起こって美味しく感じるんでしょうね。何が言いたいかというと、まったく論理的に説明はできませんが、ルクルーゼのごはん、炊飯器のご飯より確かに美味しく感じました。

さて炊飯についてはこれくらいですが、前にお伝えした論文がやっとやっと印刷されたのでお知らせです。"State of the art on the initiatives and activities relevant to risk assessment and risk management of nanotechnologies in the food and agriculture sectors"(「食品と農業分野におけるナノテクノロジーのリスク評価とリスク管理に関する計画や活動の最新の状況」というような和訳です。長くてすみません。)というタイトルなんですが、なんと11月19日までは無料でフルテキスト読めるので興味ある方はその日までに是非ここからダウンロードしてみてください。その後はElsevierの購読してない方は有料になるそうです。いやぁ長いプロセスでした。やっと終わりです。次は何を書こうかしら。

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Yorkshire Soap Co.ヨークで自由になる時間は数時間ほどしかなかったのですが、中心地をせっせと歩いて、ちょこちょこと買い物をすることに成功しました。写真はおやつみたいに見えますが、Yorkshire Soap Co.のバス・トラッフルズといういわばバスボムのようなものです。すごくいい香りでかわいらしいです。今日さっそく使ってみたのですが、みるみるお湯に乳白色に溶けていき、そして中からシアバターが出て来ました。おかげでお肌しっとりつるつる(あるいはそうなった気がしただけかも)。

そういえば昨日ローマの空港から電車で帰って来て、家に到着したのはもう夕方の5時になっていたんですね。でももうすぐローマを離れてしまう友達のCが、最後に土曜の夜遊びをしよう!というので、夜の9:45の待ち合わせで始まるまさにイタリア人すぎる遊び方をしてしまうことになりました。結局美味しいお食事と、ワインと、おしゃべりだけで時間はどんどん過ぎていって、気づいたら午前2:30です。久しぶりにバールから「そろそろお店しめます」と宣告を受けてしまいました。他にもたくさんお客さんはいたのでそこまで恥ずかしくなかったのですが、ちょこっと反省しました。

Cの友達のSも一緒にいたのですが、ふたりは月曜日の明日、ナポリに遊びに行くというので、ナポリが大好きな私としてはいろいろとおススメの場所をさきほどせっせと書いてメールしました。やはりナポリのピザは食べるべきだし、卵城の景色は見るべきだし、いろいろと外せないこともたくさんあるのですが、本場のできたてスフォリアテッラだけは忘れずにね!と念押ししておきました。ああ、ナポリに行きたくなってきました。

日曜日の今日は比較的のんびり過ごせました。読みたかった本を2冊読んで、上にも書いたようにバスタイムで癒され、明日から1週間また頑張ろうと思えたのでこのままの勢いでしばらく過ごせたらと思います。

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ヨークより

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Yorkイギリスはヨークに来ています。一番近い空港はLeeds空港で、Yorkまではそこそこ距離があります。みんなはどうやってヨークまで行くのかなと思って秘書さんに聞いてみると、空港からバスで電車のリーズの駅へ行って、そこから電車でヨークの駅までいって、そこからはタクシーでホテルまで、という感じじゃない?というので大丈夫かしらとかすかに不安に思いながら旅立ったのですが、いざ空港に着いて入国審査などをしていたら(イギリスはシェンゲン加盟国ではないのです)、ふたりの知った顔に出会いました。会議の主催者のひとり、Fと彼の機関の顧問弁護士のGです。どうやってヨークまで行くの?ときいたら車をチャーターするというので、えーお邪魔してもいいですか?とちゃっかり乗り込みました。結局一人22ポンドだったので、電車は17ポンドと聞いていたことを考えたり、いろいろ待ったりする時間や、ドアトゥードアの便利さなどを考えたりすると、結局ベストな行き方でした。持つべき物はやっぱりお友達ですね。

ヨークの街並みですが、写真のように古き良きイングランドそのもので、すごく好きになりました。写真はお城の近くです。左側に見えているのはレストランで到着した日の夜に仕事仲間のみんなで行ってお食事しました。古き良きと書きましたが、その旧市街にもちゃんとモダンなショッピング街もあって、もしもう少し長く滞在できたらもっともっと楽しめたのになと思いました。ものすごくガラガラに空いているビルズもかわいらしくあったりして、数人がせっせとパンケーキを食べているのどかな状況をみて、なんとなく羨ましくなったりしました。

ヨーク出身の親友がいるというアイルランド人の同僚が、ヨークにいったら絶対行かなきゃだめよといっていたチョコレート屋さんというか、ココアハウスというチョコレート専門レストラン・カフェがあったので、お腹はすいていなかったのですがトリュフチョコを買おうと思って入りました。とっても親切でかわいらしいショコラティエの女の子が出て来て、美味しいのはこれよ、といろいろ教えてくれたので珍しいものをいろいろ買いました。スミレ味(バイオレット)のチョコというのがあったので、スミレ味って?と聞いたら、一つ食べてみたら?とあっけなく商品のひとつをサンプルさせてくれて大感激です。スミレ味のチョコすごく美味しかったです。幸せ。

仕事でもなければ滅多に来る事もないであろうヨークの滞在も今日でおしまいです。あと1時間もしないうちに空港に向けて出発しなければなりません。また来れたらいいなぁと後ろ髪引かれまくりですが、週末のうちにローマにしっかり帰ろうと思います。

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中秋节

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中秋节あっという間にもう9月も第2週です。本当にあっという間。今日は満月なんですが昨日は中国の陰暦での十五夜で、中秋节(ジョンチウジエと発音します)だったんですね。どうやら昨日の一日は韓国でも感謝祭のような扱いらしいです。それで、というわけでもないのですが、私も大好きなL先生から月餅(ユエビン)いただきました。L先生は先生という呼び名の通り、私の中国語の先生です。私は中国語を本格的に勉強しはじめてから10年になるのに、どうしても読み書きにおしゃべりがついていかないので先生もかなり困っているはずです。私も、元来おしゃべりな性格なのに、中国語だと言いたい事がなかなか言えないので苦しい気持になります。

こうして何かをいただくのはそんなに珍しい事ではなく、私はいつも日本に帰っては日本のお土産を先生に買ってくるし、L先生も中国に帰っては中国のお土産をくれる、という感じで二人してアジア圏のお土産文化を発揮しまくっています。共通する何かがあるって嬉しいことですね。お土産は、むりやり中国語で言えば礼物(リーウー)ですかね。実は月餅はその最たる物といっていいかもしれません。月餅贈り合いまくりの文化もあると聞きましたが(2重底で?)、最近は中国も賄賂関係の取り締まりは厳しくなっているらしく、クリーンな中国になるのもそんなに先の話ではないかもしれません。

今日の満月キレイに見えたらいいですね。アップルの発表も楽しみです。

Copenhagenもうすっかりローマに帰って来ていつも通りの生活に戻っている私ですが、気持ちは主人と両親と旅行の思い出にひたっています。写真で分かるようにコペンハーゲンでは例に漏れずちゃんとザリトルマーメイド見てきました。でもお分かりのように、ちゃんとその場所までバスでせっせと行って見てきました。前日にちゃんとボートから背中を見たにもかかわらず、です。ボートからだと背中しか見えないというのが、なんとなく顔を見たいと思わせる憎い演出な気もしてきますよね。

このコペンハーゲンのザリトルマーメイドは日本人観光客をがっかりさせる世界3つのうちのひとつだそうですが、別にがっかりしませんでした。これだけをみるために、結構ステキな水辺の公園をしっかり歩くし、ワイワイしていて路上パフォーマーもいたりするし、お土産屋さんもそんなにいっぱいいるわけじゃないのでいい感じですごくタッキーなお土産(人魚姫のマグネットとか!)を買えるし、そんなにぼったくりでもありません。まあ、世界3大がっかり,と言われてから行くとそんなにがっかりしない、という心理的なものかもしれませんね。

それでどうやらほかの2つはブリュッセルの小便小僧(マネキンピス)とシンガポールのマーライオンということになっているらしいですが、クリックしたら分かるように私もブリュッセルはがっかり制覇したので(別にがっかりしませんでした。私のフリッカーのコンタクトになっている方なら見えるこの写真で分かるように、ものすごく嬉しそうです、見えない方ごめんなさい)、どうやらリーチがかかって次はシンガポールか!という気分になってきました。不思議なものですね。

コペンハーゲンですが、予想通り物価が異常に高くて倒れそうになりました。例を出すと一杯のスタバのトールラテが800円以上。空港のペットボトルのお水は空港価格を考えたとしても高すぎる500円以上。日本の倍と思ってもいいかもしれません。これがほとんど税金ということです。北欧の社会保障が進んでいるという話は日本でも議論になりますが、こうしてベースとなる物価、お給料、すべてがこの税金を払っても大丈夫なくらいしっかりしていないとなかなか難しいんでしょうね。でも同じく社会保障が進んでいるというフィンランドの物価はそこまで高くないです。日本と同じくらいかな、というイメージです。でも人口が全く違います。ニーズも違うし、なかなかいきなり日本が北欧を真似するのは難しいかもしれませんね。

さて私にとってこの夏は読書の夏でした。久しぶりにたくさんの本を読みました。私の嗜好から高尚な本はなかなか読めないのですが、たくさん読んだ本の中で唯一、ちょっと高尚だったかもしれないと思えるエリザベスストラウトの短編集がすごく良かったのでご紹介です。「オリーヴ・キタリッジの生活」。珍しく日本語翻訳板を読みました。原題は彼女の名前だけの「オリーヴキタリッジ」。最近専らiPadで本を読む習慣がついたし(電子書籍が主流になると世間で言われ始めてから結構時間がかかり、現に私の最初のeBookについてのエントリは2000年だったので13年以上かかりましたが、やっと去年くらいからついに電子書籍が私の中での読書の主流になりました)、本屋さんでしっかり時間をかけて本を買うことがなくなってしまった私は、本屋に行く機会があるとつい、見さかいも無くいろいろたくさん買ってしまいます。これもそのひとつ。短編集でひとつひとつが独立しているとはいえオリーヴさんが超主人公ともいえます。表紙のの絵が非常に忠実な現代アメリカの朝食後を見せていて、不思議と懐かしい気分になったので、いわゆるジャケ買いです。オリーヴさん、最初は好きになれるか心配でしたが好きになりました。私にとってオリーヴといえばポパイの彼女ですが、あのオリーヴさんとは全く逆といっていい性格。なのに憎めないのはなぜ。

ローマももう秋を迎える準備ができているように見えます。9月の出張をひとつ終えたらしばらくローマにいる予定なので、ローマの秋を楽しもうと思います。

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モントリオール再び

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Montrealまたモントリオールに来ています。写真はオールドモントリオール界隈にあるノートルダム大聖堂の中です。昨日の午後30分ほど時間があったので急ぎ足で行ってきました。ここの外の見た目は、かなり斜めからのショットですがこういう感じ。イタリアだと教会(の中の礼拝堂や聖堂)に入るのにお金がいるところは滅多にないんですが、ここは入るだけで5ドル(カナダドル)です。中が色とりどりなのも結構珍しいんじゃないでしょうか。青いバックグラウンドにかなり圧倒されます。入り口側にあるパイプオルガンの姿もわりと驚きの大きさです(この写真)。ウォーキングツアーをしていたガイドさんの話を漏れ聞いたところによると7000本以上あるという話をしていたので、パイプオルガンのパイプのことかなと思われます。

それにしても勉強しているつもりはなくても、そうなりたいわけでもなりたくないわけでもなくても、イタリアのローマに住んでいるだけで、こうしてふと入った教会や聖堂で、その有名さ無名さ、大きさ小ささに関係なく、あ、これはローマンカソリックだな、と分かるようになってしまったなーと思って、やっぱり建築や芸術が蓄積する結果になる宗教というものはすごい影響を持っているなとつくづく思います。だからなんなんだと言われるとその通りなんですが、仏教でもやっぱり日常に近いところにあると、そういうのって自然に分かるようになるものなんでしょうね。なんとなくいろいろな宗教に興味を持つようになってしまいます。

さて今日は会議の最終日です。私の出番は19日に終わってしまったので気楽な感じですが、ちょっとした重要事項もあるので気合いをいれていこうと思います。明日はちょっと時間がありそうなので美術館なんかに行けたらいいなと思います。

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Helsinki8月の2日に主人のAさんがヨーロッパに来てくれたので、それからシチリアはランペドゥーザ島にバカンスに行ったり、5日に私の熊本の両親を迎えてからは、みんなで涼しいデンマークはコペンハーゲンに行ったり、また帰って来てはローマの暑い夏も同じように満喫したり、ティヴォリの美味しいレストランにドライブに行ったりしたあと、フィンランドはヘルシンキで完全避暑をしてきました。途中ジェットボートに乗ってエストニアの首都、タリンにも遊びに行ったりして盛りだくさんでした。写真はヘルシンキのど真ん中にあるエスプラナーディ公園にあるレストラン、カペッリ。観光地っぽいレストランではあるんですが、なかなかシンプルなサラダやスープがあって、美味しかったです。雰囲気も良く、陽が長い北欧の夏の夜遅くまで公園の雰囲気を楽しみながらお食事できていいところでした。

ローマに先ほど到着して、今せっせとお洗濯をしているところですが、私は実は明日からまた出張です。スーツケースから楽しい思い出の品やお土産をひとつひとつ出したところですが、早速片付けて今度は出張用のパッキングをしなければいけません。お洗濯も終わらせてからベッドに入らないと。今頃は両親もAさんも空の上の人々です。ゆっくり眠れていますように。

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京都にて

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Kyoto前回も書きましたが、6月に一時帰国して、京都でちょっとした仕事があったので行ってきたんですが、すごく楽しかったので書き留めておこうと思います。私のアメリカ人の友人VとS夫婦をご案内という形になった京都旅行でしたが、夫のAさんも同行、義理の両親も大阪から参加、という形で3夫婦で楽しい楽しい1泊2日となりました。私は仕事で抜けたりしたのでずっと一緒にいられなかったのですが、それなりに十分満喫しました。写真は夜のお食事の一部。沢ガニをまるごと揚げてあって、VもSもびっくりです。ぱくっと足を食べて、ライスクラッカーみたいな味ですよ、と言ったら、え!と絶句したあと恐る恐る食べて、本当ねーと感心していました。

東京から京都まであっという間に到着したので、そのあと金閣寺、龍安寺と行きたかったんですが、何しろゆったりとしたVとS夫婦、日本式の足早観光はまったく合わず、金閣寺のみで嵐山へ移動し、そこから天龍寺で枯山水と竹林を散策したあと、旅館へ移動、というコースになったのでした。6月の京都にしてはすずしく、乗ったタクシーの運転手さんもサービスが良く、こんなにキレイで清潔なタクシーには世界中でも乗った事がない!といって驚いていました。確かに。どんな国にいっても、フランスでもイタリアでもタクシーの運転手さんはナイスではありますが、ちょっと車は汚く、汗くさい時もよくありますよね。運転技術はありますがマナーはないといった感じなのが世界共通じゃないでしょうか。日本のタクシーの運転手さん、帽子かぶって手袋までしてることも多いし、車にはレースの飾り(?)までついていることも少なくないですよね。

Kyotoこちらがお宿の様子。全体的に和、というものを強調してありますが、内装としては和モダンでした。至れり尽くせりのサービスで本当に感動しました。いろいろなアクティビティもあって、朝からお茶会入門に参加したりして、みんなでお茶屋さんに行く心の準備ができたね!と喜び合いました。お茶屋さんには結局行きませんでしたが。京都って本当に奥深くて、よくわからないところがいいですね。私も何度行っても、あまりに日本人らしくない自分を反省したり、もっと学ばなくっちゃと新しい気持ちになったり、といろいろと考えることが多いです。

枯山水について説明をしよう、と思ったんですが、それなりにいろいろとグーグル先生に聞いてみたものの、今いちこれだ!と思える説明がないので、我流で"Expressing water without water"的なことを言ってみたら、もともとZen gardenだとかDry landscapeだとかのコンセプトが分かっている二人は、「おおお!」と納得してくれました。いろいろもっと深い意味があるんですけど、全部説明してると3日くらいかかりそうなので、あとはいろいろ調べてね、と言って終わりにしましたが、私の方があとでせっせと調べてほほーうと思う結果となりました。深いですね。枯山水。

Kyotoこの旅館は実は渡月橋あたりにある船着き場から小さな船にのって上流まで行ってからのアクセスとなる旅館なのですが、このお船も風情があってすごく良かったです。川はおだやかだし、嵐山の景色は素晴らしいし、新緑がこれでもか!というほど緑色でいい香りで、日本っていいなと心の底から思いました。

日本では実は自分の休暇ではなく、こうしてVとS夫婦をいろいろなところに連れて行くというような休暇になったので、ちょっとした仕事ぽくなってしまったんですが、この機会に箱根で富士山を見れたし、私も知らなかった東京を満喫できたし、といろいろな発見がありました。

ふたりがどうしてもどうしても、数年前に会った私の姉に会いたい、というので忙しい姉に懇願して無理に時間をつくってもらって、姪と甥にも都合をつけてもらったりして、本当にいろいろとありましたが、こうして細かいことをひとつひとつ心にかけてくれるお友達というのは本当にありがたいです。私もふたりのように、優しい人にならなくちゃと思いました。こうやって、おふたりは希望をはっきり言ってくださるので、一瞬、困らせられてるような気分になったりもしますが、実は、よくよく考えると、困らせようとしているわけではなく、結果的に私が勝手に困った気分になっているだけであって、ふたりの心の底には、本当に優しく温かい想いしかないんですよね。

日本的に考えると「人に迷惑をかけてはいけない」「時間をとらせてはいけない」「こんな時間に迷惑かもしれない」とかいろいろと「察する」文化があって、それはそれできっといいことなんですが、根底にある気持を慮るというのも、実は大事なことだとハっとしました。いろんな人がいろんな想いで生きているとは思いますが、その想いがさまざまな形で表面に出るので、「図々しい人だ」とか「いろいろおせっかいだ」とか「気遣いがたりない」とかの評価が出てしまうこともあるかもしれませんが、結局一番重要なのは、なぜそう言うのか、なぜそうするのか、という一番「底」の部分の気持ちなので、そこさえブレなければ、私だって本当に優しくなることは可能じゃないかなと思えるようになったので、今回はそれだけでも自分にプラスになりました。こんな年齢になってこんな基本的なことを今更学ぶなんて、人間ができてないなぁと反省しきりです。

というわけでいろいろと考えた日本での休暇でしたが、とにかく京都、楽しかったです。お義父さま、お義母さま、おふたりが京都に詳しく、いろいろとパンフレットなど英語のものを探して渡してくださったのが本当に嬉しかったとVがいつまでも言っていました。こんなところで失礼しますが本当にありがとうございました。夫のAさんも忙しいのに本当にありがとう!

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またジュネーヴ。

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From Genevaまたジュネーヴに来ています。今回の宿は私の所属する機関が直接予約支払いしたもの。前回はギリギリになってしまったためホテルの予約が全くとれず、駅前のすごく新しくキレイなホテルに泊まれたのですが、今回は駅前からトラムで一駅(歩いて5分)のホテルでした。全体的に微妙。朝食も微妙。でも全く問題ありません。写真は飛行機から見えたモンブラン。すごく暑いヨーロッパですがさすがにモンブランは雪に覆われています。ちなみにモンブランはフランス語で「白い山」ですが、イタリア側からはちゃんと(?)モンテビアンコとイタリア語で呼ばれています。当たり前なことなんですけど、なんとなくイメージが変わるんですよね。モンブラン、と語尾上げに言う山のほうがなんとなくお高くとまっている感じがします。全て気のせいだと思いますが。

ちなみに写っている黒いブーメラン状のものは多分プロペラ。肉眼ではまったく見えず、その部分透明に見えるんですが、写真に撮るとちゃんと写るんですね。ダーウィンエアラインという、これはプライベートジェット?と思うような小さな飛行機でしたがまったく揺れず、しかもアブダビベースのEtihadが地域航空ラインとして運行している飛行機だったので、格安にもかかわらず、シートはベージュの革張りで高級ラインと見まがうようなものでした。ローマジュネーヴ間を直行してくれるので私にとってはすごく便利です。

仕事はコーデックスアリメンタリウスというFAOとWHOが共同でやっている食品規格の組織の総会でのサイドイベント開催でした。ここでお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、5月の半ばから以下のスケジュールで細かい出張続き(そして休暇もいれちゃった)だったんですね。

5月16-17日:ウィーン(オーストリア)
5月24-25日:バンコク(タイランド)
5月26-31日:パロ(ブータン)
6月04-06日:ブリュッセル(ベルギー)
6月11-12日:ジュネーヴ(スイス)
6月13-24日:日本休暇+京都出張
6月25-26日:半日ずつアンコーナ(イタリア、これは休暇)
6月27-30日:モントリオール(カナダ)
7月06-10日:上海(中国)
7月13-15日:ジュネーヴ(スイス)

それでラッキーにも、一番下のジュネーヴ出張以外はすべて、どなたかが開催してくださる会議に参加させていただく、とか、ワークショップに専門家としてちょっとプレゼンする、とかのお仕事だったので、こういうとアレですけど自分の仕事だけに集中できる感じの出張だったのでちょっと精神的なストレスはなかったんですね。

でも最後の出張は、すべて自分で準備、開催しなければいけないイベントだったので、たった2時間のものとはいえ、招待状を200カ国の人々に手で配ったり、フォローアップのメールを送ったり、とヘトヘトになりました。そしてイベントは基本的に自由参加なので、いつも一体何人の方に来ていただけるのかドキドキするのですが、最終的には128名の方に来ていただいたのでほっとしたのもつかの間、結局は大量の参加者ひとりひとりとお話ししなければいけないので心を砕いたり、笑顔を振りまいたり、軽食のランチをバフェで提供したり、とバタバタでした。こういうときに総会がローマだと、ローマに普通にいるスタッフのみなさんや、インターンの学生などにお手伝いいただけるので気が楽なのですが、出張した上でのイベントなので、頼れるのは自分一人だけです。WHOはコーデックス総会を開ける大きなお部屋がないらしく、一般のカンファレンスセンターを借りてやっているので、WHOの通常スタッフがいるわけでもないので、さらに人員としては厳しいところ。ですので、10時始まりの総会で13時のイベントのために朝6時に会場に出向いてせっせと準備しました。たくさんのブローシャー、パンフレットなどをスーツケースに入れてゴロゴロとひっぱりながら、涼しいジュネーヴで汗をかきながら。そしたら2日目は、そんな私を見ていたコーデックス事務局の数名の優しい同僚が「え?あなたひとりでやってるの?手伝うわ」とものすごく慣れた感じでささささっと手伝ってくださって大感激しました。嬉しすぎます。

というわけで出張連続、すべて無事に終わりました。明日からは報告書頑張ります。

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