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アムステルダムより

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Amsterdam


出張でオランダはアムステルダムに来ています。今夜もあいにくの雨なんですが、どうやら滞在中の今週はずっと雨のようです。残念。写真はホテルの部屋から見える小さな水路。アムス河から水を引いて、荷物を運搬するのに水路はせっせと掘ったというからすごい話ですよね。滞在するホテルは割と中心地ではあるのですが、会議のあるホテル会場からは徒歩7、8分というところ。これから毎朝歩くことになりそうです。ひとまず明日は会議の前の勉強ツアー。港に行って飼料原料のタンカーからの積み出しを行う様子を見せてくれるというので楽しみです。強烈な大規模なものだそうです。

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Calligaris


土曜日の昨日はイタリア人の友達のAと一緒にショッピング(家具)とお茶に出かけてきました。イタリアンの家具デザインというと、どちらかといえばシックというよりはダイナミックで、時に奇抜すぎるものもありますね。でも意外にインダストリアルデザインというう意味では割と機能的だったりしてイタリア人の真の能力に気づかされたりもします(上から目線)。

家具ショッピングは割と楽しくあっという間にできたのですが、行ったのがローマ市のかなり南側にあるエウルというエリア。この辺りはムッソリーニが巨大建築を作って新しく開発したエリアで、白亜の社会主義的な建物が建っていたりしてローマらしくないといえばローマらしくないところです。クリストフォロコロンボの名を冠した幹線道路が走っていてその周りにちょこちょこと商業施設があります。ローマらしくないモール、ユーロマドゥエがあるのもこのエリア。そのモールにはアップルストアが入っているのでアップル利用者の私としては大変助かります。私もエウルよりは北側ですが、全体的にはローマ市の南側にあるエリアに住んでいるのでエウルは割と近いです。私が通っているジムもエウルにあります。

写真はカリガリスというやけに70年代イタリアを彷彿とさせるデザインの家具屋さんですが(写真は今回ではなく、前回行ってシエスタ時間で閉まっていた時に撮影したものです)、ここでの家具は全体的に日本での価格を考えると激安です。私もとあるものを購入したのですが、日本でなんと6万4千円のそれはこちらで135ユーロ。どう考えてもおかしなお値段です。135ユーロだって決して安くはないのですが、価格差を考えてしまってお財布の紐が緩んでしまうので私も注意が必要なんですけどね。Aと二人でその価格差に驚いていたら、ショップの人が、「二人で東京でショップを開いたらいいじゃない!」と前のめりに提案していました。「うちから卸させるから!」とちゃっかりです。しばらく歩いて回って、付近のシステムキッチンのお店を覗いたり、食器のお店をぶらぶらと見たりして楽しい時間でした。土曜日の夕方17時以降だったのですが、この時間に家具ショッピングをしているイタリア人夫婦は割とたくさんいて、なるほどこれが家具ショッピングの時間か!と納得しました(違うかもしれないけれど)。というのも、Aに「家具を買いたいから付き合って」と言ったら「いいよー!じゃあ17時に会う?」と即座に言ったので心の中で「17時って微妙な時間じゃない?」と不思議に思っていたけれど、ローマっ子の彼女を信じて行ったら買い物客がショールームにたくさんいて驚いたのでした。

そのあとは最近できたという、実は私の家の近所のカフェに連れて行ってもらいました。初めて聞くところだったのでどんなところかなーと思っていたら、なんと、ローマでは強烈に珍しい、いわゆる猫カフェ!非常に驚きました。Romeow Cat Bistrotというところです。ローマと鳴き声のミャオをくっつけた造語でしょうか。猫は嫌いではないですが、特に戯れながらお茶を飲むことはないなーと思ってしまうので、やや引き気味でしたが、猫ちゃんたちは近づいてくるでもなく遠くで勝手に遊んでいるタイプの猫ばかりだったので、お茶と美味しいお菓子をいただきつつ、遠くに猫ちゃんたちを眺める、という感じでした。新しい経験でした。

というわけで最近更新頻度が異常に落ちていますが、楽しくゆったりと暮らしています。いろいろなところに出張に行ったり旅行に行ったりもしているのに、なぜかこちらは半分書いてギブアップということが多すぎます。オーストリアのウィーンで会議に参加したり、ウルグアイのモンテヴィデオにプロジェクトで行ったりして楽しかったのでなるべくエントリーの途中でギブしているものを仕上げる方向で頑張りたいと思います。今週ちょっと頑張ろうかな。

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Vienna Staatsoper


8月に、10月のウィーン出張が入ると分かってから、どうしても一度は行きたかった国立歌劇場に行こうと思い立ってチケットを頑張って取ったのでフライトの疲れもなんのその、という気分で見に行ってまいりました。最新作のミッションインポッシブルでのあの息を飲むシーンとなった歌劇場です。映画ではトゥーランドットでしたが、私は同じプッチーニでも蝶々夫人でした。この際日程が合えばどのオペラでも良いというのが正直なところでしたが、結論から言うと、私は今、この年齢でこの時期にこうして改めて蝶々夫人を観ることができて本当に「助かった」と思いました。「良かった」というよりは「助かった」と思ったのです。

ところで、せっかくヨーロッパに住んでいるからという理由で、ミーハーな気分で私はオペラに行くことが多かったこともあって、観光客の皆さんがせっかくだからといってオペラに行くという選択をするのをとても応援します。ので、ちょっとしたコツを書いておきます。

まずオペラのチケットをゲットしたら会場の場所、開演時間、会場のオープン時間などを確認します。夜のオペラの場合は終了時刻が夜の12時を超すこともよくあります。ですので女性だけの場合はホテルの人に頼んで帰りのタクシーの予約をしておくのも良いかもしれません。カーテンコールまで会場にいると、タクシーを求める人の群れに埋もれて、下手をするとタクシー難民になります。女性だけで夜中に地下鉄に乗るのは自己責任で、というと簡単ですが、99%の確率で何も起こらず安全だとは思いますが、1%の確率をどう考えるか、というところです。私は最近は後ろ髪を引かれる思いで、幕が一度閉じたらカーテンコールは振り切って一足先に会場を出ます。するとタクシーはすぐに拾えます。

もう一つ大事なのは、もし英語の文章を読みなれていない方は、前日から前もって、観る予定のオペラのあらすじを1幕、2幕、3幕、とインターネットで探して日本語で頭に入れておくのも良いでしょう。プッチーニは全編イタリア語なので、あらすじが分かっていないと、だいたい置いていかれます。英文を読みなれている方はこれはサボっても大丈夫です。理由は下の方に書いておきます。

その日は観光を詰め込まず、お昼を食べたら午後はホテルやカフェなどでゆっくりと過ごすことをお勧めします。疲れすぎるとオペラは大音量の子守唄になりがちらしく、よく日本人の可愛らしいお嬢さんたちがコックリコックリとされているのを目にします。せっかく素敵な大人の夜を過ごすので(チケットもお安くはないですし)、前もってお昼寝をしておくのも良いかもしれません。会場付近には私は1時間半以上前に到着することにしています。なぜなら、場所を確認して、オペラハウスの外見を胸に焼き付け(写真にも)周りのお洒落なカフェの窓側に座って軽い夕食(サンドイッチなど)をあらかじめ済ませておき、そこに次第に集まってくるお洒落な人々を観察したいからです。この時間は割と至福の時間です。おすすめです。

そして45分から30分くらい前になったら会場に入ります。クロークにコートや大きな荷物を預け、身軽になります。クラッチのような小さなバッグを鞄に忍ばせておくのはいいかもしれません。結局小さなお財布と携帯、リップスティックなどしか必要ないのですから。ところで、ウィーン国立歌劇場のボックス席のチケットを持っている場合は、ボックス席のドアの後にちゃんと仕切りのある部屋があり、外套をかけておくための小部屋となっているのでクロークに行く必要はありません。大きなバッグなども多少のものであればそこに置くことができます。素敵な大きな鏡台もあってリップをお直しするのにも最適です。

席を確認したら、お化粧を再チェックして、お手洗いを済ませ、次はプログラムを手に入れましょう。廊下に案内役の男性、女性がきちんとした格好で立っているので彼らに聞いてみましょう。だいたい10ユーロ前後で買えます。ウィーンは3から5ユーロでお安いイメージでした。プログラムはオリジナル言語、つまりフランスだとフランス語、イタリアだとイタリア語、オーストリアだとドイツ語で書かれているので、買っても意味がないなあと思うかもしれませんが、プログラム自体がすごく素敵なので是非買ってください。そしてその中に必ず"A Lire a vant le spectacle"(フランス語で「観劇の前に読む」という意味)だったり、"Argomento"(イタリア語で「主題」「あらすじ」というような意味)だったり英語で"Synopsis"と書いてあったりするページがあって、そこには日本語訳がある時もあるし、英語訳は必ずあります。それをお勉強(予習)するのが正しいオペラ前の時間の過ごし方なのですね。もちろんこれはオペラに精通した方はされませんけれど。

プログラムを手に入れたら次にバーを探しに出かけます。オペラハウスにはだいたい素敵なバーが付いていて、大人の皆様がそこで社交活動をされています。やはり好きな方は通うのでばったり会うのですね。とても楽しそうです。シャンパンのような泡モノが人気ですが、私は観劇の前のアルコールは不安なので、だいたいトニックウォーターにレモンを入れてもらったりして、そういうすっきりしたドリンクをいただきつつ、プログラムを隅から隅まで眺めます(読みます、ではない)。そしてあらすじを再予習して時間になったらボックス席に入ります。上の写真はそのくらいの時間ですね。開いているのが縦長いプログラム。買うとだいたい、その日の歌手の皆さんの名前が書いてあるようなリーフレットももらえます。そして続々と集まってくるボックスの皆さんとご挨拶して、開いている英訳パネルを調節して、それからオペラの世界に入り込んでいく、という形です。

実は蝶々夫人はいろいろなところで観たのを入れると、私にとってちゃんとしたオペラハウスではこれが3回目です。他の演目よりなぜか多く観ているのですが、特に好きというわけでも嫌いというわけでもないというのが本心だったんですね。たまたまです。好きでもない、というのは、そもそも自分自身が長崎の東山手に住んでいたこともあって、「外国人から見た、素朴な長崎の人々と、芸者小屋の人々」という絵図が「さもありなん」で、コンセプトとしてチープなイメージがあるのは間違い無いんですね。わかりやすい例を出すと、現代の妻子ある日本人サラリーマンが、例えば仕事の関係で行った小さな途上国で入った飲み屋さんの可愛らしい女の子に声をかけて、それなりに仲良くなっちゃった、というのと何が違うんですか、という感じ。

ただおどろきなのはプッチーニが日本に行ったことが無いという事実でしょうか。それだけがただただすごいです。日本の民謡をちょこちょこと入れたり、アメリカ国家をうまく取り入れたり、まさに天才です。ストーリーとしては、時代背景と様々な状況で商売の女性に成った蝶々夫人は不幸なんだかそうじゃ無いんだかわからない部分で「これが私の人生」という半ば諦めの境地で没落士族であったら父のため、と生きているのですね。それを誰も責めることはできませんが、幼い15歳の女の子に本当の愛情なんて分かるわけがなく、あっさりとピンカートン氏を全て信じ切ってしまうんですが、そこを、いつも自分のことのように悔しく、憤ってしまいます。有名な「ある晴れた日に」が、まさにその信じ切っている感情そのものなのですが、いつもこの痛々しいアリアを聞きながら苦い気持ちになっていました。

ですが今回は初めて、渋い気持ちではなく、晴れた秋空のような気分ですっきりと「ある晴れた日に」を聞くことができました。今回初めて、遅まきながら、実は蝶々夫人は実はこの歌の時には全て知っていて、何もかもわかっていて、裏切られたことも全部、気づいた上で、ただ単に、ピンカートン氏を好きだという気持ちだけだったんじゃないかと、急に思いました。人生どうしようもないことはものすごくたくさんあります。自分の気持ちだって一番どうしようもないものでしょう。ずっと話をそのまま受け取っていて、騙された蝶々さんはバカな子だと思って憤っていたけれど、そういうことじゃないかもしれない、と思いました。騙されていなければ自分を見失ってしまいそうな状況だってあるかもしれない。気丈に生きるっていうことは強い(正しい)という意味だけじゃないかもしれない、と思いました。2008年のエドハリス主演映画の「アパルーサ」を見たときも、蝶々さんとは全く逆の意味ではありますが、確か少し似たようなことを考えたような気がします。

そしてこうして年齢を重ねてきて、世の中は公平ではなく、強い人がいて弱い人がいる、正義だけが勝つわけでもなく悪だけが勝つわけでもない、というのが人生を通してだんだん実感として自分の経験として自分の一部になってくるときに、「勝ち組」だとか「負け組」だとかそういうことの本質を考えずにきれいごとをいうことの無邪気な悪意や、「知らないこと」あるいは「よく分からないこと」という存在を無視して生きて行く容易さなどに流されがちになってくると思うんですね。時々胸が張り裂けそうに辛く悲しいことが起こって、人々の無関心さや冷たさ、温かさ、優しさなどに触れると「一見弱い人」が実は「強い人」であることが見えてくると思うんです。「一見強い人」が「弱い人」であったり。今、この現実世界で、それを時々思い出させてくれるものは少ないのですが、この蝶々夫人は私に強く「思い出して!」と言ってくれました。弱く、優しく、騙されやすく、そして美しく、儚い蝶々さんは、その後の息子のことを思うと、本当はとてつもなく強く、賢い人なのかもしれないのです。

最後にマリアカラスのUn bel di'(ある晴れた日に)の音源を見つけたので載せておきます。対訳もあってわかりやすいです。

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昨日は友人のDが職場まで来てくれて、一緒にランチをしてきました。ランチは最近気に入っているThe Cornerというバール兼レストラン兼ホテルのコンプレックス。この写真はわかりづらいのですが、そのコンプレックスを外から撮ったものです。赤い日よけが出ているところがバールで、上にドーム型のステンドグラスが見えると思うのですがそこがアペリティーボの(ハッピーアワーのような夕方ドリンクを楽しむ)場所。この写真だとその場の雰囲気がわかるかも。バールのある場所で食べるとアラカルトのようなメニューで、簡単だけどイタリアのチーズをふんだんに使った美味しいサラダ(この写真)やパタティーネ(フレンチフライ、この写真)などをいただくのが私のOLランチ的なものになっています。ただ昨日はここの3階まであがって、ビュッフェ式のランチにしました。なんでも何回でもビュッフェから食べることができて、お水もついてきて、私の職場の職員証を見せると10ユーロという破格(一般のお客さんは12ユーロくらいな気がする)です。前菜も10種類以上、プリモ(パスタやリゾットなど)も2種類以上、セコンド(お肉やお魚)も3種類以上、パンはフォカッチャが取り放題、コントルノ(付け合わせ野菜やサラダ)も3種類以上、デザート(焼き菓子など)が2種類以上、フルーツも2種類以上、その全てが品質も良く、とても美味しいのです。ただ私が個人的に、ビュッフェ、というスタイルをあまり好まないので(食事のときにあまり立ちたくない、という強烈なワガママ)頻繁に行くことはないのですが、女性同士でおしゃべりするには最適な、非常に開放的な雰囲気です。今度行ったら忘れずに写真をとっておこうと思います。

ところでDと私は、私が10年ほど前に私がローマに来た頃からの仲良しで、つい先日も彼女がパートナーと子供ふたりと一緒に買った郊外のお家まで遊びに行ってきました。森の中の一軒家といった田舎のお家で、プールがついていて、広いガーデンテラスがあって、お部屋も数え切れないほどあって、でもゴージャスというよりは田舎の大きなお屋敷といった感じがして好感が持てました。今はパートナーの彼の通勤のために借りているローマのフラットに住んで、4歳になった長男も学校に通い始めたということです。美人で面白いDと話していると1時間があっという間で、いつもお別れを言うときに話し足りないね!とお互いに言いながらお別れします。また10月にDのママと息子ちゃんたちと一緒にジェラートでも食べに行こうね、と話しているところです。

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絶景トイレ

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Japan


先日10日間ほど日本に帰って夏休みを消化しつつ用事を済ませつつというなかなか充実した日々を送ったのですが、そのうちの数時間、友達のMちゃんと東京でランチしようということになって出かけてきました。場所は最近私も時々行くようになった日本橋です。パンが大好きな夫のAさんのために、ゴントランシェリエで大量にパンを買って、ツルヤヨシノブさんで、今まで見たことがないほどかわいい最中を見つけたので(私は和菓子の中では最中が一番大好きです)、それを自分とMちゃんにお土産に買って、そしてランチに向かってみたらかなりの高層のホテルの最上階でした。そして帰りにトイレに寄ってみてびっくり。絶景でした。

ローマの景色も素敵ではあるんですが、やはり大都会東京のインパクトはすごいですね。こうやって見ると、まあスッキリ晴れてないからか、PM2.5のせいかなにかわからないのですが、東京のビルって結構白っぽいのですね。

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モーリシャスより

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Mauritius


今出張でモーリシャスに来ています。出張でモーリシャスだなんて自分でも滅多にない贅沢だと思いますが、14日にローマからパリへ行き、深夜便で10時間かけてモーリシャスに到着したのが15日の昼。そこから会議までの数時間の間ちょっと写真などをパチパチと撮って、ドリンクを飲んで、それから皆さんと会って翌日のワークショップの準備で夜8時まで仕事、そのあと社交のために仕事ディナーが2時間、10時半過ぎにやっとの思いでお風呂に入って、ベッドに転がるや否や死んだように寝ること6時間。翌日にモーリシャス大学まで行くバスの時間が7時15分なのでそれまでにカウンターパートと朝食をとるために6時半に皆さんと会って近況報告をし合います。そして大学まで渋滞の一本道をひたすらマイクロバスに揺られてさとうきび畑を突っ走り、ワークショップは16日の朝8時半から夕方5時まで。そこからまた移動してホテルへ帰り、さっとシャワーを浴びたらまた社交ディナーが7時から11時。そして部屋に帰って翌日の会議の準備を眠い目をこすりながらやって、バッタリと倒れるように眠ります。そして起きてまたアフリカの専門家たちと朝食会議が朝の7時。10時に終わってやっとフリーです。

そうなのです、それがこの写真なのです。朝の10時から、空港までのお迎えが来る夕方4時半までの6時間半のフリー時間です。それでもやっぱり贅沢な風景です。待ちきれずに会議が終わって小走りで部屋まで帰り、去年ランペドゥーザで買ったビキニになって、日焼け止め(ブロンズ用)を全身に塗って、トロピカルカクテルを持ってきてもらって、プールサイド(サンドビーチサイドでもあります)に寝そべりつつ、ひとまず仕事のメールを片付けます。そして束の間のフリータイムに日本は熊本にいる母にフェイスタイムで話しかけ、その間にやってきたインド人の行商のおばちゃんとわいわいいいながらリゾートドレスなどを3つも購入。日焼けは微妙にしたかな、というところでタイムアップとなりました。そしてシャワーをして荷造りして、お迎えの車に乗って空港へ、というところ。

とはいえ、数時間でも楽しめて本当に良かったです。今度はバケーションで訪れたいですね。

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Rome


皆様、すっかりご無沙汰しております。大変元気にしておりますがなぜかブログは下書き(今まで滅多にしたことがない)がたまるだけで公開に至っていませんでした。2月から20エントリほど下書きがあります。時間をみてちょこちょこアップしていけたらと思っています。

さて今日はあいかわらずのんびりとローマの1日を過ごしているのですが、先週、今週とヨーロッパは熱波を迎えていて私がジュネーヴに出張に行っていた数日は日中はローマは40度を超えたそうです。もはやアフリカです。いつもこの時期は涼しくて行くのが嬉しいジュネーヴも連日37度になっていました。日なたに5分もいると溶けそうになります。

そしてローマに帰ってきた私を待ち受けていたのが、私の愛車のエアコンの不具合。写真のボンネットを開けられているグリーンのプジョーがあいかわらず私の愛車のローランギャロス号なのですが、エアコンを入れるとボーゥと風が出てくるものの、ほぼ熱風。かなり絶望しました。

そこで、金曜日の出勤前に近所の車屋さんの前を通りかかって、そこで窓を全開にして「エアコンこわれちゃったんだけど修理できます?」と叫んでみました。すると、気の良さそうなおじさんが出てきて「ウチじゃないけどお隣がやってるよ、おーいエミリオ、この人のエアコンみてあげて」「いいよ」となってわけですね。そしてエミリオさんに車を近づけてみると、彼はにこやかに「今日はお客さんいっぱいだから、明日は営業日じゃないけど9時に来れば修理してあげるよ」と言ってくれたので「わかった!明日9時ね!」と話をつけたわけです。

で、今日、土曜日がその「明日」。早起きしていそいそと車を持っていくとエミリオさんが待っててくれました。ちょっと様子をみて「最後にガスをリチャージしたのはいつ?」と聞くので「うーん2、3年前かな」というと「だったらまだリチャージには早い気がするけど、まぁいろいろみてあげるよ、30分くらいで戻っておいで」と言ってくれました。ちなみにイタリア語でリチャージ(動詞)のことを「リカリカーレ」といいます。これは原形不定詞(だっけ、inifinitiveというやつです)なので実際に使うときは「リカリカ」する、と使うのでちょっと私的に可愛い動詞だったりします。プリペイドの電話などにクレジットを入れるときも「リカリカ」するというのでサバイバルイタリア語だったりもします。

あれ、すごく脱線しましたが、とにかく、近くのバールで美味しいカプチーノ(1ユーロ)でギリシャ問題についてレプッブリカ(新聞)を読む事30分、あっという間に時間が経ちました。歩いて戻って行くと、エミリオさん、すごい満面の笑みで私に薄汚い大きなエアコンフィルターを見せつけてきました。それはもちろん私のローランギャロス号のフィルターなんですが、まあよくもこんなに隙間なくキッチリと詰まったな、と感動するほど芸術的に木の葉にまみれたフィルターでした。「一応リチャージもしといたよ、でも多分これが問題だと思うよ」とフィルターをブンブン振るんですが木の葉は一枚も落ちません。フィルターも新品に交換してくれて、ドキドキしてお値段を聞いてみたら信じられない安い料金を請求だったのでホッとしてのもあって私も満面の笑みでありがとう!と車に乗ったら私の車、エアコンで冷え冷えでした。しかもこのときまだ9時40分。イタリアでも、たまには、何かがものすごくスムースにサクっといくことってあるんだなと在住10年目にして、なんだか胸熱です。

さて自分のために書いておくと、2月18日にモルドヴァに行ったと書いてからその後はどんな生活だったかというと:

  • 2月24日から3月08日までつくば&東京(日本):休暇
  • 4月15日から4月22日までパリ(フランス):OECD出張
  • 5月03日から5月05日までミラノ(イタリア):ミラノ万博出張
  • 5月07日から5月08日までノーベル賞受賞者ファイアー博士を迎えたセミナー開催
  • 5月10日から5月15日まで北京(中国):GMI出張
  • 6月04日から6月12日までつくば&東京(日本):ホームリーブ
  • 6月22日から6月26日までキシナウ(モルドヴァ):ワークショップ出張
  • 6月29日から7月03日までナンシー(フランス):出張に帯同(休暇)
  • 7月05日から7月07日までジュネーヴ(スイス):コーデックス総会出張

という感じですね。今月は来週モーリシャス出張と月末から8月上旬にかけてまた日本へ行く予定が入っています。これからも細々ですがコツコツ書いていこうとおもいますので宜しくお願いします。ひとまずバックログの下書きをアップロードから始めます。

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[2015年4月12日にこのエントリを書き始めましたが放置してしまっていたので8月になってアップしています]

2013年に、「デキる」見た目は重要か。と題して雑誌の引用に終始しただけの大したことないことについてつらつらと書いたんですが、その時に「特集ではもうひとつかなり私の興味を引くものがあったのですが、それはまた是非次回に紹介しようと思います。」と書いたのに2年近くもほったらかしにしてしまったことに気づいて、慌てて続編を書いています。それはデジタルIDについて。雑誌の記事では「認めましょうよ、同僚をグーグルしたくなったことあるでしょう?でも、忘れないで、彼らもあなたに対して同じように思っています。」という出だしで始まり、SNSのリンクドインの中の人が、「バーチャル印象」について語っています。以下雑誌記事の意訳(多少説明を付け加えたりしてます)です。

--以下引用(意訳)--

たくさんの女性が仕事上の好印象を保つためにいつも頑張っていますが、なぜかオンライン上の印象についてはほったらかしです。ウェブ上のあなたの存在はあなたというブランドの価値を見せるために非常に重要です。以下のことに気をつけてオンラインのデジタルIDを完成させましょう。

1. ブログを書く
見た目もよく、頻繁に更新されるブログは実はあなたをマーケティングするための良いツールです。あなたをグーグルするひとの目にとまるでしょう。外部のヘッドハンターの目にも、仕事以外の部分で全体的な評価をもらうのにも良いでしょう。ワードプレスで始められます。

2. ニュースアラートを設定する
自分の業界に関する最新の情報やイベントなどに精通するため、ニュースアラートを設定しましょう。そのような情報についてツイートしたり、オンラインのネットワーク上でディスカッションしたりするのは良いことです。その度あなたの考えを共有したり、他のひとの考えを聞いたりするのは大事なこと。業界の大物の目にもとまるかもしれません。なぜなら彼らも絶対そうしているから。

3. あなたの論点を強化する(パワーユアポイント、でプレゼンソフトのパワーポイントと掛けてます)
あなたが頻繁にパワーポイントのプレゼンを作るのに時間をかけているのなら、デスクトップだけでその生命を終わらせず、スライドシェアで世界に共有しましょう。あなたの業界のひとも必ず見るはずです。

4. リンクドインをやる
あなたの評判や能力を他のひとの評価に頼らずに作る一番シンプルなものがリンクドインです。プロフェッショナルなコネクションも作れます。シンプルなプロフェッショナルな写真も付けましょう(人々を魅了する笑顔を忘れずに)。[注:まあこれはリンクドインの中の人が書いてますからオススメ度がたかそうですが、なんとも言えませんが、確かに人物をグーグルするとリンクドインの写真は結構トップに来ますよね。そして自己紹介的なものが他人の評価より先に来て欲しいのは確かなので確かにアカウントを作っておき写真をアップする価値はありそうです。自分の写真が絶対に他から漏れない人は写真をアップする必要はありませんが、どこからか絶対に漏れてしまう、という人はそういう写真がトップにくるよりは自分が選んだプロフェッショナルな写真がトップに来たほうがいいでしょうね。]

5. コネクションを向上する
先を見越したやり方であなたのプロフェッショナルコネクションを維持しましょう。ウィークリーのリマインダーを作って大事なコンタクトにはちょくちょくメールをしたり、ブログやツイッターにちょこっとコメントしたり。小さなことが何か大きなことのきっかけになることもあります。ふとしたタイミングが大事ということもあるでしょう。

6. 推薦してもらう
前職の上司や同僚に、リンクドインやブログにコメントしてもらって推薦してもらうのはとても良い自己マーケティングです。

7. 定期的に掃除をする
フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなどのプライバシー設定に気をつけて、プロフェッショナルとプライベートをしっかりと分けて確認することを怠らないように。プライベートな写真は職場の上司に見せなくても良いものです。

--ここまで引用(意訳)--

だそうです。共感したり、それはちょっと無理、と思ったりいろいろですが、まあちょっと古いですが「欧米か!」っていう感じというのが大まかな感想ですね。まあ欧米なんですが。

他にも「効果的なネットワーキングのための5つのルール」というのも紹介してありました。

--以下引用(意訳)--

ネットワークを構築するのはキャリアを伸ばすのに必須です。仕事上の重要人物との関係性をよりよくするために大事な5つのルールがこちら。

1. 「ネットワーク」という言葉を動詞として使わない。
あなたがネットワークを「構築する」のです。あなたが「ネットワークする」のではなく。こういうふうに考えると、このこと自体はそんなに怯えなければいけないことでもなく、そんなに軽薄なこと(浅いこと)でもないということがわかると思います。

2. あなたのコンタクトを図で表してみる
あなたの電話やメールに返事をしてくれるある人が、あなたにとって個人的な友人ではない場合、その人はあなたのネットワークの一部です。あなたのネットワークがとても限られている場合、それはあなたのキャリアにとって良いことではありません。

3. 他人を助ける。
あなたが日頃から他人を助けていない場合、あなたはネットワークを構築していないと言えるでしょう。誰かのために何かをすることによって信頼を得られます。でも逆ではない(信頼を得るために助けるのではない)。もしあなたがイベントに参加して、講演者の話がためになったと思うなら、メールをして感謝を伝えましょう。フィードバックを伝えるのはプレゼントを贈るのにも相当します。そしてその人はあなたのことを覚えてくれるでしょう。

4. 質問する。
大きなイベントでは自分のことを話すばかりでなく相手についてたくさん質問しましょう。そしてそこで誰かにその人を紹介できるようになるのも大事です。「彼女がクレアスミスですよ、彼女は...」という感じに。

5. 物事は実現してこそ。
イベントに招待されることがあまりないのであれば、イベントを自分でやっちゃいましょう。1ヶ月に1度の夕食をして様々な人と知り合うのも良いでしょう。あなたのネットワークは広がるはずです。

--ここまで引用(意訳)--

だそうです。まあそうですね。最初のやつが面白いですね。確かに、ネットワークする、って何?って思いますよね。自分のネットワークを構築する、のほうが建設的ですね。字面通りに。

というわけで自分的にはメモしておきたかったのでご紹介でした。単なる引用ばかりですが私はちょっと考えさせられたので。以下SNSに関する私の持論を書きますが、一方的な持論なのでSNSが嫌いな方は読まないでここでおしまいにしてくださいね。

ソーシャルメディアの活用について、最近「いやーわたしツイッターのアカウントすら持ってないし」「フェイスブックきらいなんで」と宣言する人々に辟易しているので、上の記事のようにSNSに対してポジティブなものをみると、なるほど、と思えるので好きです。アカウント持ってないことはひっそり思っていれば良いだけで、別に宣言することはないと思うのです。アカウントもってる?と聞かれたら「いえ持ってません」と答えて終わりにすればいいのではないでしょうか。「持ちなよ」「えーどうして」としつこく言ってくる人にはきっぱりハッキリ理由を言ってもいい(というか言うべき)ですが、「わたしそういうのはやらない主義なの。なぜなら...」という人って何なんでしょうか。まあ確かに理由に関しては興味深いのでついしっかり聞いてしまいますが、わたしのように別に主義も何もなく、惰性で「えーなにこれ?」という感じいろんなソーシャルネットワークでアカウントつくりまくりの場合(とはいえ実際に使っているかと聞かれると小さな声になります)、「やらない主義」宣言を聞くと、わたしは「やる主義」宣言をしなければいけないのかとプレッシャーを勝手に感じます(そしてそんな主義ないので心もとない)。わたしに限って言えば、別にツイッターもフェイスブックも好きでも嫌いでもありませんが、これだけ社会現象になると、仕事上知っておいたほうがいいかもと思ってアカウントは持っていますが、特に主義はありません。しかもどちらも最近の10代の若い子は離れつつあるとかいう噂もあるし、次がいつ来てもおかしくないですよね。いずれにせよ大変失礼な言い方になりますが、「やらない主義」宣言は「スマートな俺(私)はSNSに踊らされてないぜ自慢」に聞こえちゃうことも、なきにしも、あらず、です。勝手なこと言ってスミマセン。

私自身の結論としては、万一グーグルされた時に備えて(まあ滅多にないでしょうけど、これを書きながら思ったんですけど、英語でグーグルされたり日本語でされたり、どちらの場合もあり得ますよね)デジタルIDの向上に努めるべきかな、と2013年にふと考えたのに2年間もそのままなにもせず過ごしていたので自戒のメモでした。

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Napoli

[2015年3月17日にナポリに行ったのでこのエントリを書き始めましたが放置してしまっていたので7月になってアップしています]

イタリアに外国人として長く住んでいると、よくイタリア人に「イタリアはいろんなところに旅行した?どこが一番好き?」と聞かれるんですが、私は住んでいるローマを除けば、確実にナポリだと答えます。実はこの答えだと私はかなりのマイノリティとなります。だってやっぱりヴェネツィアは格別だし、フィレンツェも捨て難い。ファッションやショッピングはミラノだし、南イタリアだとナポリよりもアマルフィやポジターノ、ソレントなどのほうが有名だしナポリに行くくらいだったらそこからフェリーにのってカプリやイスキアに行ったほうがずっとリゾート感があります。でもやっぱり何度も行きたくなってしまうのはナポリなのです。

それはなぜかというと、私が思うに、一般の日本人の感覚で「イタリア」と聞いた時に、イタリアを見たこともなかった私がいつもなんとなく思い浮かべていた風景や雰囲気に、ナポリが一番近いからだと思います。照りつける太陽、真っ青な空、同じ色の海、小麦色に日焼けした露出度の高い陽気な老若男女、オーソレミオ(おお私の太陽よ)的なベーシックなカンツォーネ、青空市場、ハイヒールとサングラスのカッコいい女性たち、ちょっとカオスな街並み、乱暴に道をすり抜けていくフィアットのチンクエチェント(ルパンが乗ってるやつ)、などなど、ステレオタイプだと笑ってください、私の想像力なんてそんなものです。

まあこれは後付けな分析でもありますけれど、こうしてもう10回以上ナポリに行ってみて、やっぱり外せないのはコーヒーの美味しさと、驚きのナポレターナピッツァマルゲリータの突出した美味しさ(私の中ではローマンピッツァも美味しいけれど、のっかってる大量の水牛モッツァレラを比べるとナポリの右にでるものはいないのです)、そして上の写真のスフォリアテッラ。だいたい、このお菓子はお菓子というのは見た目だけで、中には甘めのリコッタチーズのクリームが惜しげもなく入っていて(時々ドライオレンジなども入ってる)、手にとると意外なずっしり感に驚くと思います。そしてこの繊細に見えるパイ生地のような生地、実は意外にも噛むのは大変で、なかなか噛み切れず、うっかりすると一部を歯でとらえたまま、巻き取るようにくるくると剥ぎながら戦うことになってしまいます。そしてやっかいなのがまたどっさりとかかった粉砂糖やシナモン。黒っぽいお洋服を着ていると最悪です。体中粉だらけになります。でも、それでもスフォリアテッラを食べる時間というのは至福の時です。あまりにどっしりしすぎてそのあとのご飯はパスとなってしまうので、せっかくの短いイタリア旅行中にこれでご飯代わりになってしまうのはちょっと残念なんですが、やっぱりナポリに来たらピザと同じように大事なので絶対食べて欲しい。カロリーのことを気にしている人はナポリには来ないで欲しいです。こんな美味しいものを前にダイエットなんて言葉を出そうものならバチが当たります。

ナポリに旅行に行く方、是非是非楽しみにして、「スフォリアテッラ」を覚えておいてください。クセは多少ありますが、美味しいです。お土産にするのであれば(最高で2日くらいしか持ちませんが)、ガレリアにある「マリー」というお店(こちらを参照)が買いやすいのですが、今すぐ食べたい、お天気もよくて広場でかぶりつきたい、という場合は私が強くオススメするのはスカトゥルキオというナポリの老舗のパスティッチェリア(ウェブサイトはこちら)で買ってその場で食べること。ローマからわざわざこのためだけにナポリに行ってもいいと思えるくらい、最高に美味しいです。直接目の前の広場のテーブルに場所をとって、誰かが来るのを待ってもいいのですが、それだと多分イタリア語ができない場合ハードルが高いので、慣れない場合はまずはパスティッチェリアに入って、いろいろと吟味してください(手を触れず)。最終的にスフォリアテッラを食べるというのはわかっていても、それでもいろいろ見てみてください。お腹がすいてきます。そしてレジに行き、スフォリアテッラください、外のテーブルで食べてもいい?と聞くと、じゃあもっていくよ、と言ってくれます。そこで一緒に水を頼むなり、美味しいコーヒー(エスプレッソ)を頼むなり、午前中であればカップチーノを頼むなり、好きにしてください。そこでお会計を済ませる場合もあれば、じゃあ座ってていいよ、といってあとでお支払いの場合もあります。ナポリはローマに比べてもちょっとひったくりが多いので、手荷物から手を離さずに。英語は通じづらいかもしれませんが、いろいろ言っていればわかってもらえると思います。どうしてもイタリア語で言いたい方は下の方の付録をご参照ください。

そして運ばれてくるスフォリアテッラは絶対にほんのり温かいはずです。時間をおくことなく、すぐに頬張ってください。粉だらけになっても誰も気にしません。楽しんで!書いていたら私もまたナポリに行きたくなってきてしまいました。

<付録:サバイバルイタリア語>

  • スフォリアテッラの複数形はスフォリアテッレです。ひとつ頼むときは、ウナスフォリアテッラ。ふたつはドゥエスフォリアテッレ、3つはトレスフォリアテッレ、となります。お菓子の名前は女の子名詞です。
  • コーヒーは外来語なので複数形の語尾変換をしません。男の子名詞。ひとつはウンカッフェ、ふたつもドゥエカッフェ。
  • カップチーノはイタリア語なので複数形だと語尾変換します。男の子名詞で、ひとつはウンカップチーノ、ふたつはドゥエカップチーニ。アメリカでカプチーノは英語化してたので複数頼むときは4カプチーノォス、プリーズ、とか言ってたなーと思ってその異様さに笑えます。もっとすごいのがパニーノ。パニーノは単数でパニーニが複数なのに、アメリカでは「パニーニ」が名詞になっていて複数頼むときは2パニーニース、とか言ってました。もはやカオス。
  • バールで意外に使う「座ってもいい?」は一人の場合は「ポッソセデーレ?」ポッソの部分が一人称の動詞の「可能ですか?」にあたり、セデーレが「座る」の原形不定詞。二人の場合は「ポッシアーモセデーレ?」と動詞の人称が変わります。
  • 水ください、は「アクアペルファヴォーレ」。こういうとかならずガス入りかガスなしか聞かれます。ガスなしがいいばあいは「ナトゥラーレ」でガスありがいい場合は「フリッザンテ」か「コンガス」と言います。「コン」は英語で言うとwithになります。with gasというところですね。
  • 今払いましょうか?は一人称だと「パゴアデッソ?」です。パゴは一人称の支払うという動詞、アデッソが今。複数人いる場合は「パギアーモアデッソ?」となります。あとで払いましょうか?は「パゴ ア ドーポ」で語尾上げにすれば聞いてるみたいになると思います。
  • すっごく美味しかったよ、本当にありがとう!は「ブォニッシモ、グラッツィエ ミッレ!」と言ってみてください。

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Izu Trip

[2015年3月に書き始めたエントリですが、忘れていたので8月になってからアップしています]

私の熊本の両親は、父が1945年の1月生まれ、母が同じ年の4月生まれで、学校の学年こそ違えど年を通してほぼ同い年です。終戦の年に生まれた二人は当然ですが、戦後70年の今年共に70歳の古希を迎えました。両親が今年古希を迎えることは、言ったら生まれたときからわかっていたことですけれども、娘の私がそわそわしはじめたのは約1年半前でした。私は情けないことに、こんなおばさんになってもまだ、両親にこれといった恩返しをできていないんですね。かといって今更何をやったところで、今まで両親が私にしてくれたことに比べたら一生かけて恩返ししようとしてもまったく追いつかない。それでもやっぱり古希はお祝いしたい。ということで夫と姉夫婦にも相談して、両親に希望を聞いてみよう、ということになりました。

古希はどういう風にお祝いしたい?と聞いてみても果たしてどんな答えが返ってくるか、突然言われてもねぇ、と困らせて終わりかもしれない、と思いながら聞いてみると、父から即答が返ってきました。「富士山を裾野まで見ながら露天風呂に入りたい」だそうです。意外にもこれ以上具体的には言えないとすら思える希望でした。うちは九州なので富士山はやはり憧れなのですね。いえ九州だけでなく、富士は日本人の憧れですよね。私もその答えを聞きながら、私もそうしたい、と強く思いました。

そこからは夫のAさんと姉家族と協力しながら、富士の見え方も研究しながら場所とホテルを選び、日程を決め、とせっせと準備をしました。積み立ての貯金も。日程については空気の澄んだ冬の日だと富士山がはっきり見えるにちがいない、そして父の誕生日と母の誕生日のちょうど間である2月を選んで行くことになりました。お天気のことなど随分Aさんは心配したようですが、無事に上の写真の風景を両親に見せることができました。露天風呂も熱々で、冬でもとっても気持ち良く過ごせました。

姉夫婦の娘ちゃんと息子ちゃんもすごく楽しんでくれて、旅行のおわりに、やたらと楽しんだ姪っ子が私と夫に「計画してくれてありがとう!またこのコキみたいの計画してね!」と言ってくれたのが本当に微笑ましくてジーンとしました。伊豆は私は初めてだったのですが、夫は仕事で何度も何周もしていて、彼によると素敵なところがたくさんあるということです。2月の最終週だったので濃いピンクの河津桜が満開で、帰りは河津に寄って、東伊豆から都内に戻りました。

今度は喜寿(77歳)そしてすぐ傘寿(80歳)です。傘寿の頃には姪っ子は18歳。今度はどんなお祝いにしようかと今からすごく楽しみだし、今度は姪っ子にもプランを立てるのに参加してもらえるかも、とすごく期待しています。

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モルドヴァより

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Moldova月日があっという間に過ぎていきますね。私は今モルドヴァの首都、キシナウに来ています。2月の始めに出張でパリに行ってきて、オペラに行ったりしたのでそのことも書きたいと思っていたのですが、日々の生活に追われてしまってもう2月もあと1週間とちょっとしかありません。モルドヴァでは久しぶりにキャパシティービルディングの仕事をしています。こんな感じの仕事を最後にやったのはコロンビアだったと思うので結構長い事現場から離れていたこともあっていろいろと新鮮です。

ところで写真はモルドヴァ料理。黄色い丸いものはママリーガと呼ばれるとうもろこしで作った主食(ポレンタ)です。私は熱々のポレンタが大好きで、北イタリアでもよく出るのを嬉しく食べるので、モルドヴァ料理はママリーガというポレンタだよと聞いたときは小躍りしました。これにチーズやディル入りのガーリック、サワークリームなどをかけて、豚肉やベーコン、スクランブルエッグなどと一緒にもりもりといただくのです。感動的な量とがっつり感です。食べ盛りの高校生なんかは喜ぶだろうなーと遠い目になってしまいました。他にも真っ赤なモルドヴァのボルシチ(ロシアのとはちょっとちがうのです)や餃子みたいな見た目のペルメニ、なにこれ!おいしい!と叫んでしまったプラツィンダなど、今回モルドヴァ料理にはちょっと盛り上がりました。飲み物もクランベリー系の美味しいジュースやお酒もあるし、ワインは言うまでもなく有名ですし、言うことなしです。そこはかとなく家庭料理感満載なのも好感度が高かったです。

仕事はそこそこ順調にいきましたが、なによりも収穫だったのは、私が毎日ローマでせっせとやっている科学的な仕事が実際の現場で使われるとどうなるのか、というのをちゃんと見ることができて、反省点などもたくさんメモできたことです。時々はキャパシティービルディングの仕事もしてリアリティチェックをしなきゃな、という気分になりました。こんなの当たり前のことで誰もが同じことを必ず言うし、私も今までに何度も同じことを言ったり思ったりしてきたんですが、やっぱり体感するともう一度「ああこれは大事だな」と改めて思えます。良い実感的リマインダーです。

モルドヴァの国民はウクライナと同じように親ロシア派と親EU派(というよりルーマニア派かな)に分かれていて、いろいろな歴史を知ったり、個人の経験談やソビエト時代とその後の話を聞くと非常に苦い気持ちになります。小国がピンポンのボールのように、いいように扱われて、そして発展する機会も与えられずに今は大国のはざまでどうにかしたいと思っている状態なんですね。なのに内政では国民が全体的に2分されていて、それも歴史と過去の占領のせいでそういうふうになっているかと思うと、いったい誰がどうしたらこの状態はよくなるのか、という途方にくれる気持ちになります。今はロシアの為替のせいでモルドヴァの通貨も大打撃を受けています。経済は決して良いとは言えないし、良くなるとは思えない状態なのです。通りには、長く寒い冬が終わる3月1日の春の到来を祝うためにお祭りの赤と白のアクセサリーやクラフトの出店がたくさんあって、外気は耳が痛くなるほど冷たいのですが、それでも春を喜ぶ、人々の「明るくあろう」という姿にちょっと感動すら覚えるのです。といっても本人たちは普通に生活しているだけなので私がこんなセンチメンタルな気持ちになるのは大きなお世話だとは思うんですけどね。

モルドヴァはゆったりとしていてキレイで素朴で食べ物が美味しくて、あっという間に気に入りました。また来れたらいいな。

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France Dec 2014すっかり1月も終わりそうになってきていますが、みなさま明けましておめでとうございます。

さて2014年の年末ですが、主人のAさんが日本から遊びに来てくれたので、せっかくなので閑散期のモンサンミシェルに行ってみようということになってさくっと行ってまいりました。世界遺産の中に泊まっちゃおうということでホテルを予約しましたが、実はモンサンミシェルは日本人が保護保全しているんじゃないかというほどの日本人の数でびっくりしました。もしかしたら季節の良い時は世界各国からいろいろな人が集まるのかもしれませんが。

でもやっぱり島の中に泊まることによって、一般の人が入ってこれない時間(厳密には入ってこれますが、現在は車両は長い橋の前までしか入れないため、長い橋を渡るにはこつこつ歩くか、無料送迎バスに乗る必要があるんですね。で、その無料バスの最終と始発の時間の間は、観光客は外からはなかなか入ってこないのです)になると、一気にまわりがしんとなって、なんとなくですが昔の巡礼者が来ていた頃のモンサンミシェルの雰囲気はこうだったのかなと思えるような状況になります。朝も散歩してまわりましたが、思ったほどは寒くなく、とても良い雰囲気でした。ただ、一番下まで降りて、橋の近くに行って島の全体像を写真におさめようと思ったのがそもそもの間違いで、門を一歩出ると、この島全体は実は信じられないほどの強風にさらされているのです。ちょっと出ただけなのに、私もAさんも、本気で飛ばされるかと思いました。冬のモンサンミシェル、全くあなどれませんね。

その後もパリに数日滞在して年末のゆったりしたパリを楽しみました。でも年末ってみなさんがお休みのせいか、観光客の数はやはり多めですね。知りませんでした。そのあと大晦日の夜にローマに帰って、Aさんは仕事始めの5日までイタリアでゆっくりして日本に帰って行きました。

今年も2月以降は出張がいくつかしっかり入っていてそんなにゆっくりもできないかもしれませんが、こつこつこのウェブサイトも機会があれば更新していこうと思います。相変わらずゆるい感じだとは思いますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

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