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エストニア

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5月のことですが、フィンランドはヘルシンキに行ったときに、フェリー1時間で行ける、エストニアの首都、タリンに行ってきました。

フィンランドではお酒に高額の税金がかかっていることから、ヘルシンキからこのフェリーにのってタリンまでお酒の買い出しに行くフィン人がたくさんいるとのこと。そんなことは全く知らなかったので、エストニアの船着き場にずらっとリカーショップが並んでいたのをみて非常に驚きました。帰りの船のフィン人は全員酔っぱらっていたし。どれだけお酒に飢えてるんだ!とイタリア人の友達のAとこっそり悪口を言ったほどです。

さてエストニアは一応EUに入っていますが、インフレーション基準などの点でまだユーロ導入が遅れていて、私が行ったときはクローンでした。でもどうやら2011年からユーロになるみたいですね。でもほとんどのお店はカードを受け付けるし、現金が必要な美術館なんかに入る予定がなければクローンは必要ないと思います。私も換金しませんでした。しかもユーロも札であれば受け取ってもらえるお店もたくさんあったし。

写真は小さなこの国の小さな首都のタリンの山の一番上にある、エストニア正教の教会。いわゆる「オーソドックス」とよばれる宗派です。興味深いのは、ここに通う人々を見ていると、キリスト教とイスラム教が混ざっているような印象をうけることです。女性はマスリムのようにスカーフをしています。私もちょっと中を見せていただいたのですが、ちょうどお祈りの時間で、まるで念仏のようにみなさんがぶつぶつと何かを祈っていて、それぞれのその小さな声がそれぞれ反響し合って、一種異様な雰囲気をかもしだしており、おもわず鳥肌がたってしまいました。

街の中心地は観光用に中世のエストニアを完全再現してあって、かなり楽しめました。今唯一の後悔は、たくさんあったちょっとしたお土産屋さんの中の手作りのクラフトを売っているところにあったお人形を買わなかったこと。私の母が昔つくってくれたような、なつかしい感じの布製のお人形をたくさん売っているおばあさんがいて、お人形のぜんぶのお顔に特徴があって、なんともいえない微笑ましい雰囲気でした。おばあさんが丁寧にひとつひとつのお人形にほお紅を入れたり、髪の毛を整えたりしていて、意味も無くじーんとしてしまったのです。かわいいオレンジ色のカールの髪型をした一人を、私にも分けてもらえばよかった。次回の課題になりそうです。

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