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古い教会

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現在タンザニアに来ています。私の出張人生はタンザニアから始まったので(いや、本当はカナダと韓国が最初でしたが、途上国はタンザニアから)、毎回来るたびに、長期プロジェクトをやっている!という気分が高まる国です。今回は土曜日に、なんとタンザニア国会まで行ってきました。タンザニアの首相も同席+スピーチをして、私も一番最後にスピーチをさせていただきました。このイベントは「タンザニア食品安全シンポジアム」というタイトルで国会議員や大臣、首相などのトップのリーダーたちに食品安全の重要性をうったえかける、という目的で行われたもので、過去3年私たちがやってきたプロジェクトの「ゴール」でありかつ、これからやっていくいろいろな活動へのモーメンタム作りでこれからのプロジェクトの「始まり」という意味もあるのです。政府のみなさんが必死で働いたため、イベントはかなりの成功でした。そして月曜日の今日はこれからFAOのタンザニア事務所でこれからたくさんやっていかなければならないアクティビティについてミーティングをするところです。ところでここに写真を載せたかったのですが、ネットのコネクションがあまりよくなく、1.5mb以上のファイルをフリッカーに載せようとするとエラーをおこすので、後日写真は載せますが、いつも泊まるDar-es-SalaamのNew Africa Hotelの良いお部屋をいただくことができて、窓からの景色がすごく良いのでとても嬉しいです。町にはハーバーがあり、そのすぐ横に歴史ある古い教会があるのです。写真では新しい建物に見えますがよくみると古いもの。キレイに保ってあります。朝の6時に毎朝賛美歌が流れてびっくりしますが、良い音楽なので特に気になりません。タンザニアでのミーティングが終わればやっとローマです。

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今出張でタンザニアに来ています。相変わらずの一人ぼっち出張で寂しい日々ですが、仕事も山盛りなので文句言ってる場合でもないです。

ローマからアムステルダム、アムステルダムからナイロビ、ナイロビからダーエスサラム、という乗り継ぎをしてきて、やっと外に出れる!と飛行機から降り立つとそこは摂氏32度の世界でした。ローマはこのところかなり寒かったので、すごく贅沢な気分になりました。飛行機がちょっと遅れていたために慌てて空港からお迎えの車に乗って、前に一泊だけしたことがあるNew Africa Hotelに急ぎでチェックインしていたところ、ロビーにカウンターパートが現れ、その時点で午前11時だったのですが11時半にミーティングのアポイントメントがはいっている事を知らされたので、シャワーは断念して着替えただけでそのまま出かけました。ミーティングを3つこなし、某政府機関のカフェテリアで、タンザニアではかなりのレベルで典型的なランチ(牛肉のトマト煮をかけて食べるライス、キャベツと人参の炒め物、ビーンの炒め物、デザートにバナナ、食後の冷たいパック牛乳(袋)、という素敵にバランスのとれた食事)をいただき、翌日のコミッティーミーティングの打ち合わせをしたらもう夜9時。そのままホテルに帰って1階にあったレストランで適当にスープとパンの食事をして、部屋で翌日のプレゼンテーションの準備をしていたら瞼が開かなくなってしまって、ベッドにもぐりこんで眠ってしまいました。

今日は今回のタンザニア出張のメインイベントであるコミッティーミーティングだったんですが、プレゼンテーションを45分するつもりが、途中で急に熱くなってしまって1時間半もだらだらとしゃべりつづけました。おかげで「"eye-opening"なプレゼンテーションをありがとうございます」とみんなに言われました。そんなにショッキングだったかしら。まあいいんですけど。

それでもかなり満足いくミーティングになったし、また同じカンティーンでまた同じ食事ができて嬉しかったし(牛肉のトマト煮、アフリカに来た事ある方なら分かると思うんですが、牛肉がとろとろで質素ながらもすっごく美味しいんですよね)、5時には他の打ち合わせなどもすべて終わったのでドライバーに頼んでお土産もの屋さんに連れていってもらって、欲しかったエボニーのマサイ族の置物を(また)たくさん買ってきました。以前アルーシャで買ったときの半額で買えて満足です。

そして夜も比較的余裕があったのでじっくりホテルのディレクトリを見たところ、「ルーフトップレストラン、サワディー」というのが目に留まりました。サワディーって、タイ語のこんにちはのサワディー?と思って行ってみたら、本当にタイ料理屋さんで、しかも見た目もかなりナイスな感じでびっくりしました。写真がそのレストラン。タンザニアでタイ料理ってのもなーと一瞬思わないでもなかったんですけど、2日続けてカフェテリアランチでタンザニア食は満喫していたので(数匹のハエさんと一緒にね)、今夜はタイだ!と思ってサテイとカオパッガイ(チキンのフライドライス)を頼んだらかなり本格的なものがやってきてハイレベルな味に非常に驚きました。真剣に心の底から美味しかったです。こちらにそのカオパッガイの写真を載せておきました。

明日は半日だけ、ここDar-es-SalaamにあるFAOのCountry Officeで頼まれている仕事をして、午後飛行機でナイロビに飛びます。ナイロビ乗り継ぎしたことしかないので行くのが楽しみです。カウンターパートもほぼ友達状態なのでそれも嬉しいです。ローマと同じでスリやカージャッキングが多いといわれているので、アクセサリーをつけたりしないように、必要以上にうろうろしないように、気をつけて行ってきます。ナイロビはここより10度前後気温が低いらしいので22度くらいでしょうか。かなり快適そうです。

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アフリカからのお土産

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アフリカでのミッションも終わってローマに帰ってきました。写真は帰る直前に30分だけ寄ったマサイマーケット。友達のアンジェラに、マサイウォーリアーのエボニー材の置物を買ってきてと頼まれていたのでそれを選ぶために運転手さんにお願いして寄ってもらったのでした。タンザニアシリングが思ったよりも多く余ったのもあって、それを使ってしまうという目的もありました。

マーケットには、考えていた以上に良いものがたくさんあって、前回行ったダーエスサラームの近くのマーケットよりも充実していた気がします。今回購入したのはそのアンジェラにプレゼントするための置物3体、うちの姉にもマサイの像(スペシャルバージョン)をひとつ、両親にはマサイの女の人と男の人の顔がついた、サラダ用のサーバー(大きなスプーンとフォークのやつ)、ミッションのたびに空港まで送り迎えをしてくれる友達のクラウディオに小さなゾウとヒポの置物、うちの旦那様にはちょっと奮発して、オリジナルの木がそのままの状態で上下にくっついている立派なゾウの置物。このすべてがエボニー彫りです。エボニーは外側が普通の茶色の気で中心が真っ黒という不思議な2色の木材で、アフリカであまりにも人気があるため最近少なくなってきているらしい木。近年ではひとつ木を切るたびに5本植えるという暗黙のルールもできているらしいのですが、私のこのお土産購入がエボニーの植林を促すと良いんですけど逆だったら悲しいかも、と思ったり。

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ご無沙汰してます(そうでもないか)。年内にちょこっと書きましたが、急遽ミッションに、ということになってまたタンザニアはアルーシャという町に来ています。ここはかのキリマンジャロのふもとの町として有名なところ。本当のふもとの町はモシというところなんですが、アルーシャのほうが大きいのでほとんどのトレッカーはここを拠点としてキリマンジャロに登るらしいですよ。キリマンジャロとアルーシャの間にはかなり標高高めの山、メル山があるので残念ながらキリマンジャロは見えません。写真がそのメル山なんですけど、雲で完全に隠れていて見えてないですね。もっとマシなのをフリッカーにのせたので、興味があればこれをクリックしてみてみてください。これを載せた理由は、山の下の緑がキレイだったため。フリッカーにはアルーシャの町などの写真もありますのでぜひ。

このミッションは遺伝子組み換え作物(動物も含む)に関するワークショップで、最近マイケルクライトンの新作を読んだ私としては、「ああ、今頃このトピック...」という感がなきにしもあらずですが(国連の仕事は確認に確認を重ねた上でメンバー国からのリクエストを受けてからやっと動くので、最新のテクノロジーを扱うことはマレなのです)、大事なトピックではあるので真剣に取り組んでます。でもねぇ、世の中もっともっとすすんでるんですよーみなさん!と時々言いたくなるのも確か。

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土曜日の深夜のフライトに乗って日曜日にローマに到着しました。全般的に良いタンザニア滞在となり、仕事も順調だったこともあって初アフリカも楽しく充実していたのですが、ダーエスサラームの空港待機はちょっと辛かったです。窓がひとつも開いていないので外から見たらエアコンが完備なのだろうと思いきやエアコンらしきものは一応あるものの、まったく効いていない。多分摂氏40度くらいの、空気の流れがひとつもない巨大な建物の中でサウナ蒸しになってみました。暗い中を車で移動したくなかったので5時にはホテルを出て渋滞の中移動し、空港に7時には到着したのですが、フライトは23時50分。しかも、1時間ほど遅延してしまって結局6時間近くぼーっとしていたことになります。いやぁいいサウナでした。しかもフライトはアムステルダム行きなのでほとんどの人が冬用のコートなどを手に持っていて、40度の中、かなりアンリアルでした。

で、写真は最後の日のバガモヨのビーチ。午後4時くらいに最後のタンザニアシリングを使ってしまうためにビーチバーに行ってカクテルなんぞ飲んでいたら、遠くに船が。よく見ると分かるのですが、これはなんと船釣り用のカヌーに一枚の布のセイルがついているだけのものなのです。なんと危険。そしてさらによく見ると、乗っているのはたったひとり。せっせとこの小さなカヌーとセイルを操りながら、魚を釣っているのです。かなりのカルチャーショックです。

さて、ローマではさっそくミーティングもりだくさん、書かなければいけないレポートももりだくさん、しかも2冊のジャーナル(EIDとSNE)のリビューワーをやっているため、そのリビューにも追われていて、日常のことがしっかりできていません。あ!私信になりますが、H先生、メール受け取りました!今晩にでもさっそくR大学のみなさんのゼミ拝見させていただきます。遅れてごめんなさいみなさん!

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マサイ戦士

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昨日は午前中で全てのスケジュールをこなしたので午後からドライバーさんにお願いして、Dar es Salaamの近くのバスターミナル&市場に連れていってもらいました。写真が戦利品の一部。アブストラクトなマサイ族のウォーリアーのアートです。マサイのみなさんは赤い服が普通なので左の緑色や右のブルーはちょっと正確ではないのですが、急に全部欲しくなって買ってしまいました。しかも安かった。キャンバスに油絵で、ナイフでのペイントだそうです。部屋に帰ってからもどうしてもアメリカにいるAさんに見せたくなって、開けてホテルのベッドの上に並べて写真とっちゃいました。

他にも相変わらずポストカードや上司に頼まれていた壁掛けなどなどいろいろ購入。そうしたらタンザニア政府のカウンターパートの紳士が、「せっかく来たのだから」と、なんと美しいアフリカのドレスを仕立ててくれました!感動。布は大きなピースで売ってあるのですが、2ピースに分けて、ヘムを仕上げてくれたのです!ひとつはスカートの上に巻く腰巻きにして、もうひとつのピースは畳んで肩にかけたり頭に巻いたりするそうです。今度是非写真とります。

タンザニアも今日が最後。オーバーナイトのフライトでローマに帰ります。ローマの自分の部屋がちょっぴり恋しくなってきました。

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写真はワークショップの様子ですが、火曜日以来、ホテルの人々や宿泊客に道ばたで止められては「サインをちょうだい」とか「みたよ、すごく良かったよ」などと言われるので何のジョークかと思っていたら、どうやら私、タンザニアのナショナルテレビデビューしたようです。月曜日にこのワークショップのフォーマルなオープニングを、要人を呼んで行ったのですが、確かにそういえばテレビカメラが来てました。私もオープニングやりましたが、まさかそれがテレビ放映されるとは、盲点でした。テレビさんも要人様のスピーチをテレビで流せば良いものを、アジア人の女の子(あ、33になって自分で女の子っていうな!って感じですが)がオープニングをやったので物珍しかったのでしょうか。

さてワークショップそのものは順調にすすんで、明日の最終日(半日)を残すのみとなってきています。かなり充実の毎日で楽しいです。ただ、帰りの飛行機が長過ぎるのがちょっと辛いかもしれないけれど。それにしてもワークショップって、もちろん壇上に立つエキスパートの質が一番重要ではありますが、その次に重要なのって参加者の質だなぁと実感する日々です。このワークショップの参加者の質最高です。みんなポジティブだし、知識のレベルも高いし、どんどん発言してくださるしで感動です。突いてくるポイントもかなりハイレベル。毎日の食事も美味しいし、特に困っていることはないのでご心配なくね(私の家族のみなさま)。

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アフリカ大陸初上陸

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ローマでの強烈な1週間をなんとかこなして、生まれて初めてのアフリカにやってきました。ここはタンザニア。飛行機から降りてすぐの印象は「タイっぽい」でした。って、湿度と気温が、ですけどね。30度前後くらいだと思います。ローマを早朝の5:50に飛んで(つまり家を3:30に出て)、まずはアムステルダムまで無駄な北上をしたあと、一気に南下してきました。キリマンジャロ(!)に一旦ストップオーバーがあり、首都のダーエスサラームに到着したのは夜10:40くらい。夜が遅かったのでその日はDar es SalaamのNew Africa Hotelというビジネスホテルに1泊し、今朝10時にお迎えの車にのって、首都から北に約60-70km離れた海岸の村、Bagamoyoにやってきました。写真はそのバガモヨの中にあるホテルのヴィラ。クリックすると私のフリッカーのサイトに行くのでもしよかったら他の写真も見てみてくださいね。1時間半のドライブでしたがかなり景色も人々も何もかも、あまりに興味深かったのでずっと窓の外を凝視してしまっていて写真撮るのを忘れてしまってました。

今回のワークショップは1週間。これまでのワークショップと同様、私はホテルに缶詰めで、外にでる機会はかなり限られていますが、この暖かい(というより暑い)気候を12月に1週間味わえるのは贅沢な事だと信じて、嬉しい汗をかきながら仕事しようと思います。インターネットは部屋からはつながらないと言われていたんですが、ビジネスセンターのあるヴィラに一番近い部屋をとってくれたので、そこから流れてくるWiFiがちょっとだけ使えるので(Airportの2コ目のラインまでの電波)こうして写真を載せることが出来ています。ラッキー。

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